TOKYO2020 スペシャルサイト
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東京2020大会を支えたパナソニックの技術力・現場力

「United by Emotion」の大会モットーのもと、計30日間にわたり開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。1年の延期があり、大半の競技が無観客で行われるなど多くの困難に見舞われる中、パナソニックは安心・安全な大会運営を支えるため、これまで培った現場ノウハウと最新テクノロジーを結集。超高輝度プロジェクターやLED大型映像表示装置、音響システムをはじめとする機材の提供に加え、約50ヵ所の会場で映像配信・セキュリティ支援を行い、東京2020大会を「技術力」と「現場力」でサポートしました。

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過去最多33競技339種目の映像コンテンツ制作をサポート

世界初5万ルーメン*4Kプロジェクター約60台で開閉会式を演出

* 2019年9月6日現在。150 kg以下(レンズ含まず)のプロジェクターにおいて。パナソニック調べ。

プロ用音響システムRAMSAを42会場で使用
RAMSA大型ラインアレイスピーカー約40台で開閉会式の音響演出

約8,000台*のセキュリティカメラと約2,500台のセンサーなどで、「統合映像監視システム」に貢献

* 会場既設のカメラ約1,000台を含めて約8,000台。

競技会場や選手村など全48べニュー同時工事と統合監視の実施
約2か月間という短期間で会場変更やレイアウト変更にも柔軟に対応

設計~施工・設置~保守までを一貫してサポート
(会期中は24時間体制、競技開催中は30分駆け付けでのサポート)


オリンピック・パラリンピック ワールドワイドパートナー ロゴ



東京2020を支えたパナソニックの技術力・現場力

開閉会式を支えたパナソニックのAV機器

東京2020 オリンピック開会式


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東京2020大会 オリンピック開会式
東京2020大会 オリンピック開会式

東京2020大会のモットーである「United by Emotion」を掲げ、オリンピック競技大会の序章を飾った開会式。セレモニー全体を通し、大会を象徴するさまざまな映像がフィールド上に展開されましたが、そのプロジェクションを支えたのがパナソニックのプロジェクターPT-RQ50KJです。リオ2016大会に比べ2倍以上の高輝度を実現するPT-RQ50KJは、会場全体に約60台設置され、大会の幕開けにふさわしい創造的な演出に貢献。「ジャパン・レッド」を彷彿させる幻想的なパフォーマンスを皮切りに、世界中の人々が見守る開会式を鮮やかに彩りました。 この他、LED大型映像表示装置や約40台のRAMSA大型ラインアレイスピーカーも活躍し、ライブ映像や音響を通して約4時間に及ぶセレモニーを支えています。

[納入機器]
プロジェクター PT-RQ50KJ x 約60台,
RAMSAラインアレイスピーカー WS-LA4WP x 約40台,
LED大型映像表示装置 x 約2台, 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE150,
リモートカメラコントローラー AW-RP60GJ, ライブスイッチャー AV-UHS500, その他

[設置会場]
オリンピックスタジアム

投写レイアウト図

東京2020 オリンピック閉会式


東京2020大会 オリンピック閉会式
東京2020大会 オリンピック閉会式
東京2020大会 オリンピック閉会式

オリンピック閉会式のセレモニー演出を担ったのも、超高輝度プロジェクターをはじめとするパナソニックの映像・音響機器です。「Worlds We Share」をテーマに行われた閉会式では、ダイナミックな映像パフォーマンスが「多様性」を表現。17日間にわたるオリンピック競技大会を印象的に締めくくりました。

[納入機器]
プロジェクター PT-RQ50KJ x 約60台,
RAMSAラインアレイスピーカー WS-LA4WP x 約40台,
LED大型映像表示装置 x 約2台, 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE150,
リモートカメラコントローラー AW-RP60GJ, ライブスイッチャー AV-UHS500, その他

[設置会場]
オリンピックスタジアム

パナソニックの映像・音響機器

東京2020 パラリンピック開会式


東京2020大会 パラリンピック開会式
東京2020大会 パラリンピック開会式
東京2020大会 パラリンピック開会式

「WE HAVE WINGS」をテーマに行われたパラリンピック競技大会の開会式。演出の至るところに遊び心が散りばめられ、SNS上でも大きな反響を呼びました。 中でも選手入場のシーンでは、選手の国に合わせた色とりどりのプロジェクションマッピングが展開され、選手と演出、世界中の視聴者が一体となる感動的な 体験を創出しました。

[納入機器]
プロジェクター PT-RQ50KJ x 約60台, RAMSAラインアレイスピーカー WS-LA4WP x 約40台, LED大型映像表示装置 x 約2台,
4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE150, リモートカメラコントローラー AW-RP60GJ, ライブスイッチャー AV-UHS500, その他

[設置会場]
オリンピックスタジアム

国際放送センター(IBC)から世界へ

東京ビックサイト内に設置されたIBCのコントロールルーム

東京ビックサイト内に設置されたIBCのコントロールルーム


国立競技場内のコントロールルーム

国立競技場内のコントロールルーム

国立競技場に設置された4Kリモートカメラ

国立競技場に設置された4Kリモートカメラ


各会場の映像確認に使用された4K対応モデル含む多数のディスプレイ

各会場の映像確認に使用された4K対応モデル含む多数のディスプレイ

センター内でのサポートの様子

センター内でのサポートの様子


多くの競技が無観客で行われ、テレビやインターネットによる観戦がメインとなった今大会では、映像放送がこれまで以上に大きな役割を担ったといえます。東京ビックサイト内に設置された国際放送センター(IBC)では、機材の提供や技術面での支援を通し、アスリートの姿や競技の模様を世界中に届ける映像中継をサポート。オリンピック放送機構(OBS)および一部の放送権局に対して、カメラやモニター、レコードなどの機材を供給するだけでなく、放送システムの設計・構築や、センター内での技術サポートも行い、約50ヶ所の競技会場での映像中継を支えました。さらに今大会では、4K/HDサイマル放送が初めて実施され、過去最大となる回線数を通し、より高精細なスポーツ視聴体験を実現しています。

[納入機器]
業務用ディスプレイ TH-65SQ1J x 約17台, TH-55SQ1J x 約26台, TH-49SQ1J x 約6台, TH-55LF80J x 約99台, TH-49LF80J x 約1台, TH-42LF80J x 約19台, TH-70LF50J x 約56台, 4Kスタジオカメラ AK-UC4000, AK-UC3300, 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE150, リモートカメラコントローラー AW-RP150GJ 5.7Kコンパクトシネマカメラ EVA1, その他

[設置会場]
国際放送センター(IBC)

オリンピック・パラリンピック放送をサポートするパナソニックの放送機器ソリューション

IT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」: 次世代を見据えた運用実証

IT/IPプラットフォーム「KAIROS」

KAIROSによりLED大型映像表示装置に出力された映像

KAIROSによりLED大型映像表示装置に出力された映像

4Kスタジオカメラで撮影した高精細映像をKAIROSに入力

4Kスタジオカメラで撮影した高精細映像をKAIROSに入力


東京2020で使われたKAIROS活用紹介

ボート、カヌー競技の会場となった「海の森水上競技場」では、ライブ映像制作の次世代型インフラ構築を見据え、当社独自のIT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」の運用実証が行われました。今大会では主に、会場に設置されたLED大型映像表示装置への高精細出力や、PinP/ロゴ挿入などの映像編集に貢献。革新的なソリューションとして、大型スポーツイベントやライブイベント、e-sportsなどでの活躍が期待されます。

[納入機器]
IT/IPプラットフォーム KAIROS, 4Kスタジオカメラ AK-UC3300

KAIROS商品詳細

[設置会場]
海の森水上競技場

KAIROSを用いたIT/IPシステム例

過去最大規模のセキュリティカメラ台数で安心・安全な大会運営に貢献

過去最大規模の映像監視システム
過去最大規模の映像監視システム

今大会には、過去大会のような「オリンピックパーク」が存在せず、競技会場や選手村等が既成市街地に点在するため、日常の都市活動への影響を最小限に抑えながら安全なセキュリティシステムを整えなければならないという課題がありました。こうした状況下で統合的な監視体制を敷くため、既設含む約8,000台*のセキュリティカメラと約2,500セットのセンサーを含む過去最大規模の映像監視システムを提供。各会場の警備本部と大会警備本部が連携し、すぐさま事態に対処できる警備運用を実現しました。これに加え、大会史上初めてウェアラブルカメラを警備に使用し、警備員目線での映像を本部から確認できるシステムを構築。映像は治安機関へとリアルタイムで共有され、迅速かつ正確な事象把握が可能となり、安心・安全な大会運営に貢献しています。

* 会場既設のカメラ約1,000台を含めて約8,000台。

一度きりの大会を成功へと導く徹底したフィールドエンジニアリング

徹底したフィールドエンジニアリング
徹底したフィールドエンジニアリング

1年の延期を乗り越えて開催された東京2020大会。納入機器からセキュリティ体制に至るまで多くの変更があり、「現場力」がこれまで以上に試される大会となりました。このような前例のない状況の中、パナソニックは、直前の会場・レイアウトの変更等にも柔軟に対応しつつ、会期前を含むさまざまな過程でのフィールドエンジニアリングを担いました。オリンピックスタジアムや東京アクアティクスセンターをはじめとする競技・イベント会場では、超高輝度プロジェクターやLED大型映像表示装置、RAMSA大型ラインアレイスピーカーの施工・設置を担当。会期中の安全を確保するため、合計約8,000台*のセキュリティカメラの設置も全国48ヵ所で行いました。開催中は、すべてのシステムがスムーズに稼働し続けるよう、フィールドエンジニアが24時間体制で対応。コントロールセンターで各会場の障害情報やエンジニアの稼働状況を掴み、全体を適切にコントロールすることで、迅速な現場サポートを実現。夏季大会ということもあり、雷サージなどのトラブル対策も入念に行い、即時復旧でスムーズな運営を支えました。

* 会場既設のカメラ約1,000台を含めて約8,000台。

納入機器 (一覧)


システムカメラ
約180台 *1

デッキ
約140台 *2

モニター
約1,400台 *3


モバイルパソコン
約12,000台 *4


*1 システムカメラ(リモートカメラ、カムコーダー、スタジオカメラ)およびスイッチャーの各会場への納入台数。 *2 レコーダー、ドライブ含む。 *3 業務用ディスプレイ、放送用モニター含む。 *4 レッツノートおよびタフブック。 *5 既設カメラ約1,000台を含む運用実績数(納入約7,000台)

関連リンク

Panasonic Official Olympic & Paralympic Website

パナソニック公式オリンピック・パラリンピックサイト