Active TAWERS 4(AWP4)
Active TAWERS 4(AWP4)について
AWP4はスパッタ削減、溶接の高速化、溶込みの確保などの課題解決に貢献する、溶接電源融合型ロボット「TAWERS」専用のオプションソフトです。
※こちらはTAWERS(WG4)の専用ソフトです。使用にはソフト以外に別途周辺機器が必要です。詳細は、お近くの熱加工部門営業所へお問い合わせください。
導入効果
スパッタの大幅削減とビード外観の高品質化
高精度なワイヤ送給と溶接波形制御で、スパッタ発生量を大幅に削減可能です。
CO2ガス溶接時、従来溶接法の溶接条件比※ 98 %のスパッタ発生を低減します。
シールドガスはMAG・MIGガスも使用可能で、様々な母材の溶接に適応します。
また、ロボットコントローラやトーチ周辺の進化と、それに伴うワイヤの送給制御の改善により、従来溶接法と比較し溶融池が安定することで、よりフラットなビード外観の実現が可能となりました。
※ 溶接電流:300A 速度:100cm/min シールドガス:CO2 100 %
母材:軟鋼t3.2 mm ワイヤ:YM-50T1(1.2 mm)溶接電源350GR3相当
溶込みの確保
一般的な低スパッタ工法は溶接時の入熱を抑える工法が主流であり、溶接条件により溶込みが浅くなる場合がありました。
新工法のAWP4ではハードの進化だけでなく、ハードに合わせた溶接波形の最適化を行うことにより、スパッタ低減、高速溶接だけでなく、溶け込みの確保も実現可能です。
トーチの空冷機構により高使用率を実現
AWP4では、従来から搭載しているアクティブワイヤ溶接法専用トーチの空冷機構を、引き続き標準搭載しています。
これにより、炭酸ガス溶接における、310 A出力時の使用率 80 %を実現し、製造現場でのハードな使用にも対応します。
使用率自体の概要については以下のリンクをクリックでご確認頂けます。
施工事例
超高張力鋼板に対する高品質溶接事例
難溶接材として知られる超高張力鋼板(1180 MPa級)に、母材間ギャップ1 mmの条件を加えた溶接施工事例です。
低スパッタで溶落ちのない、高品質な溶接をご確認ください。
AWP4 と らせんウィービング での母材間ギャップ対応事例
オプション機能のAWP4と標準機能のらせんウィービングを組み合わせた、母材間にギャップのあるワークへの溶接品質向上事例です。
低スパッタな溶接と、安定したアークにご注目下さい。
お客様にご用意いただくもの
ワイヤーブースター用ケーブル
・接地ケーブル1.25 mm2
・電源ケーブル1.75 mm2
長さはワイヤーブースター~コントローラーの距離に準じます。
空冷ユニット用一次側エアホース
Φ9.5のホース継ぎ手(たけのこ)が製品に付属しております。
空冷ユニット~エア供給口の長さ分をご準備ください。
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お問い合わせ
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