AVプロセッサー
2025年度第一四半期発売予定
オンラインでもオフラインでも
授業・会議の様子をくまなく伝え、生産性・効果を最大化
オープン価格
強み・特長
1.映像と音声のスムーズな連携で、オンライン参加者とリアル参加者のコミュニケーションを強化
ハイブリッド会議や授業では、リモートカメラで会場の様子を伝える際、カメラが1台しかないため、オンライン側は会場の様子が伝わりにくく活発なコミュニケーションをとるのが難しいことがあります。一方で、複数のカメラを制御したり、話者に応じて映像を切り替えるのは技術や知識が必要になります。
AVプロセッサーを使用することで、複数台のマイクとリモートカメラを連携させ、話者位置に応じたカメラ制御を自動で行うことができます。
複数のマイクと複数のリモートカメラの連携で、広い空間にも対応
AVプロセッサー1台で、シーリングマイクを最大4台、リモートカメラを最大8台まで連携でき、発話者に向け自動でカメラを切り替えることが可能です。多角的に発話者を捉えることで、オンラインでも臨場感のある空間を提供します。
■ AVプロセッサー1台で連携可能な台数
- シーリングアレイマイクロホン:最大4台
- リモートカメラ:最大8台
- 1.9GHz帯ワイヤレスマイクロホン:最大96本※
※当社1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステムのマルチセッションモードを使用した場合
■ シーリングマイクの使用例
複数のシーリングマイクと複数のリモートカメラを連携でき、シーリングマイクが話者の位置を特定し、自動でカメラの向きを切り替えることができます。
※リモートカメラを複数台使用する際は、映像スイッチャーで映像切替制御が可能
■ ワイヤレスマイクの使用例
音声入力があったマイクを検知して、リモートカメラにプリセットされた画角を呼び出し、話者に自動でカメラを向けてくれます。
外部機器やソフトウェアによる制御は不要で、カメラ連携を実現できます。
複数のモードでのリモートカメラ連携で、話者の姿を逃すことなく追従
■ 自動追尾機能
内蔵自動追尾が搭載されているパナソニック製のリモートカメラであれば、カメラエリアごとに自動追尾機能を設定することができます。
たとえば講義室で、教壇エリアは自動追尾をONに設定し、座席エリアは自動追尾をOFFに設定すると、教壇で歩きながら説明する姿はカメラがとらえ続け、座席を移動する人は追尾しない、より見やすい映像を届けることができます。
■ プリセットモード
プリセットモードは、事前にカメラのプリセットを設定し、カメラエリアごとにプリセットを連携させることで、シーリングマイクが発話を検知し、自動で話者にカメラを切り替えることができます。常にレイアウトが固定な場合におすすめです。
■ ビームトラッキングモード
ビームトラッキングモード※は、シーリングマイクが話者の位置情報を検知し、AVプロセッサーがリモートカメラを制御することで、自動で話者にカメラを切り替えることができます。事前にプリセットの設定は必要ないため、レイアウト変更を行う場合におすすめです。
※パナソニック製リモートカメラに対応。
2.ボイスリフトで会議や授業の質を向上
グループワークやディスカッション形式の講義、参加者全員に正確な情報伝達が必要な会議では、離れた人の声が肉声だけでは聞こえにくく、円滑なコミュニケーションが取りづらいことがあります。
参加者全員が発言し、部屋のどこにいてもクリアな音声で内容を届ける必要がある場合には「ボイスリフト」を使用することで、より質の高い会議や授業が可能になります。
独自の音量調整機能とハウリングの防止機能により、ボイスリフトを実現
ボイスリフトは、シーリングマイクで収音した話者の声を複数のスピーカーから出力し、話者が部屋のどこにいてもすべての参加者に声が届くようにする仕組みです。
ボイスリフトを行う際、シーリングマイクで収音し同じ部屋内でスピーカーを使用すると、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうためハウリングが発生しやすく、調整が難しいという課題がありました。
AVプロセッサーを使用することで、ハウリングを防止しながらもより短時間の調整で、ボイスリフトを実現することができます。
■ 音声位置に応じたスピーカー音量の簡易設定
ソフトウェアの Microphone System Configuration Center上で、スピーカーとシーリングマイクの座標を設定後、位置関係に応じてスピーカー音量を自動設定します。また、手動でのスピーカー音量の微調整も可能です。
■ ハウリングの発生を防ぐ機能
- 周波数シフト:周波数をずらすことで、ハウリングの発生を防止します。
※シーリングアレイマイクロホンのファームウェアバージョンアップが必要な場合があります。
- プリノッチ:設置調整時に、ハウリング検知された周波数に対して、ノッチフィルタを適用します。
- ダイナミックノッチ:使用中にハウリング音を検知すると、ハウリング周波数にノッチフィルタを適用してハウリングを抑止します。
Danteオーディオネットワークによる音声出力に対応
Dante®オーディオネットワークに対応し、入力16チャンネル、出力16チャンネルの音声入出力が可能です。
Dante®とは?
Dante®とは、Audinate社が開発したオーディオネットワークの規格です。ギガビットイーサネットネットワーク上で、最大512chの非圧縮のオーディオ信号を低遅延で伝送することができます。
※Dante®︎およびAudinateはAudinate社の登録商標または商標です。
3.様々な機能で、効率的な運用を実現
様々な方が使用する部屋では、複雑な設定や操作が必要なく簡単に会議や授業を行える環境づくりが求められています。 また、多数のシステムを導入している企業や学校では、機器の管理の手間を削減し、効率よく運用していくことが重要です。
AVブリッジ機能により、簡単に接続可能
ハイブリッド型の会議や授業を行う際は、映像でUSB1本、音声でUSB1本、計2本をPCと接続していたところを、AVプロセッサーなら映像と音声をUSBケーブル1本で伝送可能です。
※映像は出力のみ対応
ソフトウェアで各機器の設定、運用、管理までを一元化サポート
ソフトウェアのMicrophone System Configuration Center (MicCC)は、ワイヤレスマイクシステム、シーリングマイクシステム、AVプロセッサー、リモートカメラのプリセットの各種設定や状態取得が可能です。
複数のシステムを1つのソフトウェアで管理できるため、設定や運用・管理の作業が効率的に行えます。
システム構成例
対応機器
ワイヤレスマイク
シーリングマイク
リモートカメラ
- パナソニック製 リモートカメラ※
- VISCA over IP 対応のリモートカメラ
※現在発売中のすべてのパナソニック製リモートカメラで対応可能です。(2024年10月現在)
映像スイッチャー※
- パナソニック製 スイッチャー
- TCP/IP対応のスイッチャー
※リモートカメラ複数台使用時の映像切替制御が可能
背面図
- Dante入出力
- 制御用LAN
- アナログ音声出力
- アナログ音声入力
- HDMI映像入力※
- SDI映像入力※
- USB端子
※HDMI映像入力およびSDI映像入力は排他機能のため、同時使用はできません。どちらかを選択し使用してください。
※製品の仕様、付属品およびデザインは予告なく変更する場合があります。
※記載内容は、2024年10月現在のものです。
主な仕様
WR-AV800 | |
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電源 | AC100 ~ 120 V 50 Hz/60 Hz |
消費電力 | - |
周波数特性 | 20 Hz ~ 20 kHz |
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