デジタルサイネージと電子看板は何が違う?用途や活用シーンを紹介
2024.09.02
従来のポスターや看板の代わりとして、デジタルサイネージや電子看板があらゆる場所に設置されています。
デジタルサイネージと電子看板、いずれも同じ用途で利用されていますが、その違いについて気になるという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、デジタルサイネージと電子看板の違いや主な用途、代表的な活用シーンについて詳しく解説します。
デジタルサイネージと電子看板の違い
従来のポスターや看板をディスプレイやプロジェクターなどの電子媒体に置き換え、情報を発信するシステムを総称してデジタルサイネージもしくは電子看板と呼びます。
言葉が異なるためデジタルサイネージと電子看板は別物と思われがちですが、どちらも同じです。
近年では公共交通機関や商業施設、飲食店や自治体など、さまざまな業種と場所でデジタルサイネージが導入されています。
デジタルサイネージ(電子看板)は、広告や販売促進などのマーケティング目的や地図、災害時のインフォメーション目的など、幅広い用途で活用されており、ユーザーに必要な情報を必要なタイミングに届ける役割を担っています。
デジタルサイネージ(電子看板)の用途
ここでは、デジタルサイネージ(電子看板)の代表的な用途を4つ紹介します。
1)インフォメーション
デジタルサイネージ(電子看板)は、ユーザーに有益な情報を届けるツールとして活用できます。
商業施設や医療機関であればお知らせやフロアマップ、オフィスや工場であれば社内通知や資料の配信、公共空間であれば周辺地図やイベントのお知らせなど、場所や状況に応じて柔軟に情報発信が可能です。
また、災害時であれば緊急情報を発信するツールとしても役立てることができ、他の警報・情報システムと連携しておけば、災害に関する情報を多言語に対応しながら迅速にユーザーに届けられます。
2)販売促進
集客や販売促進目的で、デジタルサイネージ(電子看板)が商業施設や店舗に導入されています。
商品の訴求やセール・キャンペーンなどに関するコンテンツを配信することで、ターゲットとするユーザーの購買意欲を促進したり入店誘導したりできるため、販売促進につながる可能性があります。
人目を惹きやすいダイナミックかつインパクトのある動画コンテンツや、思わず耳を傾けたくなるような音声付きコンテンツを配信すれば、より効果的に販売促進ができるはずです。
3)広告
駅や空港などの公共交通機関、大型商業施設や小売りチェーンなどでユーザーや通行人の目をひきつける広告として、デジタルサイネージ(電子看板)が活用されています。
待ち時間が発生しやすい駅や空港では待っている間に広告を眺める人が多く、デジタルサイネージで広告コンテンツを発信しておけば、不特定多数のユーザーに商品やサービスに関する情報を届けることが可能です。
また、人通りが多い大型商業施設であればエントランスやエレベーター前、通路内にデジタルサイネージを設置しておけば幅広いユーザーに広告コンテンツを見てもらえる可能性が高まります。
4)空間演出
広告やインフォメーションだけではなく、空間演出する用途でデジタルサイネージ(電子看板)が活用されています。
商業施設や公共空間など、人が多く集まる場所でデジタルサイネージを利用して空間に合わせた映像やデジタルアートを配信するとロケーションの空間価値を高めることが可能です。
空間演出は純粋にユーザーに楽しんでもらえるだけではなく印象に残りやすいため、コンテンツの内容次第では企業のイメージアップにもつながります。
デジタルサイネージ(電子看板)の活用シーン
ここでは、デジタルサイネージ(電子看板)の活用シーンを4つ紹介します。
1)公共交通機関
デジタルサイネージのリアルタイムでコンテンツを更新できる特性を生かして、駅や空港、バスなどの運行情報を発信するツールとして利用されています。
運行情報に加えて広告として利用されるケースも多く、多くの人々が行き交うロビーやホームなどに設置しておくと、不特定多数のユーザーに商品やサービスを訴求できます。
緊急時にもデジタルサイネージは有用であり、振替輸送や緊急速報などの重要な情報を多言語に対応しながら迅速に発信することが可能です。
2)商業施設
商業施設のフロアマップやキャンペーン情報を配信するツールとして、デジタルサイネージが利用できます。
従来の案内板をデジタルサイネージに置き換え、店舗・施設の案内や施設内の混雑状況などを表示することで、ユーザーの利便性を向上させられます。
また、施設内のセール・キャンペーン情報などに関するコンテンツを配信すれば購買意欲の促進にもつながるため、エントランスやエレベーター前、通路などに設置しておくとより効果的です。
3)飲食店
飲食店では、時間帯によってメニューが変わるケースが多く、看板やメニューの入れ替えには手間と時間がかかってしまいます。
しかし、飲食店のメニューボードやポスターをデジタルサイネージに置き換えれば、メニューの入れ替えや商品紹介を効率化できます。
看板やポスターをすべてデジタルサイネージに集約できるため、店内・店外のデザイン性の改善にも有用です。
4)自治体
自治体にはさまざまな部署やサービスがあり、はじめて訪れる人にとっては分かりにくい場合があります。
順番案内用やエントランスのフロアマップとしてデジタルサイネージを利用すれば、ユーザーのスムーズな入場と手続きを促せます。
また、災害時は緊急情報をリアルタイムで配信することも可能であり、地域住民の安心・安全な暮らしに貢献することも可能です。
まとめ
この記事では、デジタルサイネージ(電子看板)について以下の内容で解説しました。
- デジタルサイネージと電子看板の違い
- デジタルサイネージ(電子看板)の用途
- デジタルサイネージ(電子看板)の活用シーン
デジタルサイネージ(電子看板)は、幅広い業種や場所で利用されており、ユーザーの利便性向上や購買意欲の促進などに役立てられています。
マーケティングやインフォメーション目的に限らず、ユーザーに楽しんでもらえる空間演出の用途でも活用でき、あらゆるコンテンツの配信が可能です。
デジタルサイネージをこれから導入・運用を検討している場合は、プロに相談してみることで最適な機器や運用方針が定まる可能性があります。
『AcroSign』は、パナソニックが提供するデジタルサイネージソリューションです。
静止画や動画コンテンツをはじめとした幅広いコンテンツの配信に対応しており、マーケティングからインフォメーション、空間演出など幅広い目的で活用可能です。
また、コンテンツを配信するためのディスプレイやプロジェクターなどの機器も用意しているため、これからデジタルサイネージを導入する場合はお気軽にご相談ください。
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