インバウンドに対応したデジタルサイネージを活用する方法とメリット!
2024.08.29
近年では、日本を訪れる外国人観光客が増加していることから各地でインバウンドの対応が進められています。
インバウンドに対応するためには、ポスターや看板などを多言語対応させる必要がありますが、状況によっては困難なケースも少なくありません。
しかし、幅広いコンテンツの発信を得意とするデジタルサイネージであれば、インバウンド対応を加速させることができます。
この記事では、インバウンドに対応したデジタルサイネージの必要性や活用シーン、導入メリットについて詳しく解説します。
インバウンドに対応したデジタルサイネージの必要性
多くの外国人観光客が日本を訪れるようになり、従来の買い物を目的とする傾向から体験を求める傾向にシフトしています。
しっかりと準備をしてから日本を訪れる個人の外国人旅行客が増えており、現在では首都圏から富士山を見て、京都や奈良で日本の伝統文化に触れ、最後に大阪で買い物をしてから帰国するという定番の旅行コースが人気です。
日本ならではの寺社仏閣やお祭り、温泉など、団体旅行では体験できないことを求める傾向にあり、近年では都市部に限らず地方への関心も高まっています。
しかし、都市部ではインバウンドへの対応が進んでいますが、地方では対応が追い付いていないのが現状です。
案内板は日本語をメインにわずかな英語が記載されている程度というケースが多いため、今後増加する可能性がある外国人観光客に向けて多言語に対応したコンテンツを準備しておく必要があります。
デジタルサイネージであれば一つのディスプレイで多種多様なコンテンツを表示できるため、多言語に対応した情報が提供しやすくなります。
インバウンドに対応したデジタルサイネージの活用シーン
ここでは、インバウンドに対応したデジタルサイネージの活用シーンを7つ紹介します。
1)公共交通機関
駅や空港などは外国人観光客が利用する頻度が高いため、インバウンドに対応したデジタルサイネージを設置するケースが増えています。
電車や飛行機の時刻表や観光地へのアクセス方法を多言語で発信することで、外国人観光客の利便性が向上し、より快適な旅になるようにサポートできます。
また、周辺の観光スポットに関する情報をコンテンツとして発信することで、日本の文化や歴史を知ってもらうきっかけになります。
2)商業施設
スーパーやショッピングモールなどの施設案内やキャンペーン情報を発信する手段として、インバウンドに対応したデジタルサイネージが活用できます。
多言語に対応したコンテンツを発信することで、集客や購買意欲の向上、施設全体の売上の向上が期待できます。
また、デジタルサイネージに店舗のSNSアカウントにつながるQRコードを表示しておけば、登録を促し、帰国後も新商品やセール情報を通知することが可能です。
3)宿泊施設
宿泊施設は多くの外国人観光客が訪れることから、インバウンド対応は必要不可欠といえます。
チェックインやチェックアウトの案内、館内設備の案内などに関する情報をインバウンドに対応して発信することで、外国人観光客の利便性が向上します。
また、近隣の観光スポットやグルメ情報を発信することで、旅の満足度の向上にも期待できます。
4)飲食店
外国人観光客が日本の飲食店を訪れる際は、文化の違いから混乱を招くケースがあります。
インバウンドに対応したデジタルサイネージで、画像に加えて動画を用いてメニューの説明を行うと文化の違いによる認識の相違が回避できます。
デジタルサイネージで基本的な説明を行うことでスタッフも安心して対応でき、来店した外国人観光客も不安なく食事ができるはずです。
5)観光案内所
観光地でも特にインバウンド対応が求められるのが、観光案内所です。
デジタルサイネージを設置することで、外国人観光客が知りたい情報を知りたいタイミングで得られる体制が構築できます。
タッチパネル式のデジタルサイネージであれば、外国人観光客自身で操作できるため、興味のある情報に絞って検索が可能です。
6)寺社仏閣
寺社仏閣は、日本の観光地のなかでも特に外国人観光客に人気が高い場所です。
日本の寺社仏閣では特有の参拝方法があり、これをポスターや看板だけで説明した場合は正しく理解してもらえない可能性があります。
正しい参拝方法や伝統などの情報を多言語対応し、画像や動画で説明することで、理解を深めやすくなるだけではなく満足度の向上も期待できます。
7)官公庁
官公庁には、外国人の住民が訪れることも珍しくありません。
公共の手続きは細かな決まりや流れがあり、はじめて訪れる外国人にとってわかりにくいと思われる可能性があります。
施設案内や手続き方法の解説をインバウンド対応したデジタルサイネージで発信することで、トラブルや認識の相違が回避できます。
また、デジタルサイネージで基本的な説明ができるため、専任の職員を配置する必要がなく人員不足の解消にも役立てられます。
インバウンドに対応したデジタルサイネージを導入するメリット
ここでは、インバウンドに対応したデジタルサイネージを導入するメリットを5つ紹介します。
1)多言語対応がしやすい
ポスターや看板で多言語対応する場合、それぞれの言語ごとに作成する必要があり、その分提示する枚数やスペースの確保をしなければなりません。
しかし、デジタルサイネージであれば1台で多言語に対応したコンテンツが発信できるため、何枚もポスターや看板を設置する必要がありません。
設置スペースも最小限に抑えられるため、空いたスペースを他の掲示物に使うことが可能です。
2)タイムリーな情報を効率的に発信できる
デジタルサイネージは、任意のタイミングでコンテンツや情報の入れ替えができることがメリットです。
インターネットにつながっているデジタルサイネージであれば、遠隔地からも操作ができるため、タイムリーな情報を効率的に発信できます。
設置場所に応じて必要とされている情報や最新情報を発信することで、外国人観光客の利便性が向上します。
3)コスト削減につながる
デジタルサイネージのコンテンツはデータで作成され、USBメモリやネットワークを介して入れ替えが行われます。
これまでのポスターや看板で必要だった印刷代や設置費用などがかからないため、コスト削減につながります。
また、入れ替えに伴う紙ゴミも発生しないため、無駄を最小限に抑えたインバウンド対応が可能です。
4)視覚的にわかりやすく情報伝達ができる
デジタルサイネージは、文字やテキストだけではなく動画でも訴求できるため、視覚的に理解しやすいです。
静止画やテキストだけではなく、動画やアニメーション、音声付きコンテンツなど幅広い表現ができるため、インパクトのあるコンテンツ発信でより印象に残りやすくなります。
外国人観光客は体験を求める傾向にあるため、目を惹き付けるような演出で興味を持ってもらえる可能性が高まります。
5)設置場所の自由度が高い
デジタルサイネージは、大きいものから小さなものまで幅広いサイズのラインナップがあります。
設置スペースに合わせて最適なサイズや設置方法が選べるため、自由度が高いことが魅力です。
壁掛けや天吊り、スタンドなどを活用すれば、限られたスペースでも設置できるため、場所問わず効果的な情報発信ができます。
まとめ
この記事では、インバウンドに対応したデジタルサイネージについて以下の内容で解説しました。
- インバウンドに対応したデジタルサイネージの必要性
- インバウンドに対応したデジタルサイネージの活用シーン
- インバウンドに対応したデジタルサイネージを導入するメリット
買い物より体験を求める外国人観光客が増加したことから、観光地や宿泊施設だけではなく、商業施設や飲食店、寺社仏閣など、あらゆるエリアでインバウンド対応が必要になっています。
多言語に対応したポスターや看板、パンフレットなどを用意することは、多くのコストと手間がかかります。
しかし、デジタルサイネージを導入すれば1枚のディスプレイで複数のコンテンツを発信できるため、多言語対応がしやすいです。
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