デジタルサイネージのコンテンツをデザインするときのポイント!コンテンツ例や作成方法を紹介
2024.08.29
ポスターや看板に代わる新たな情報発信ツールとして、デジタルサイネージが導入されています。
デジタルサイネージは動く広告といわれており、画像から動画まで幅広いコンテンツの配信が可能です。
しかし、配信するコンテンツは何でもよいというわけではなく、デジタルサイネージの設置場所やユーザー層に合ったものである必要があります。
この記事では、デジタルサイネージの基本コンテンツやコンテンツをデザインする方法、デザインするときの注意点について詳しく解説します。
デジタルサイネージの基本コンテンツ
ここでは、デジタルサイネージで配信される基本的なコンテンツを紹介します。
1)静止画コンテンツ
静止画コンテンツとは、画像やテキストを用いて表現するコンテンツのことをいいます。
ポスターや看板のような1枚の画像をデジタルサイネージで表示するイメージであり、制作費用が比較的安価であることが特徴です。
デジタルサイネージであれば、複数の静止画をスライドショーで映し出すことが可能であり、より多くの情報をユーザーに届けられます。
動画コンテンツに比べて落ち着いた印象がありますが、静かな雰囲気のある場所に設置することで効果的に訴求できます。
2)動画コンテンツ
動画コンテンツとは、動画やアニメーションを用いたコンテンツのことをいいます。
静止画だけでは伝えきれない情報を発信する際に有用であり、動きをつけることでユーザーの視覚にアピールしてイメージを喚起させます。
動画コンテンツは短時間で幅広い情報を盛り込めることがメリットですが、コンテンツ制作は複雑になりやすいです。
場合によっては専門的な知識やスキルが必要になるケースも想定されるため、制作する際は注意が必要です。
3)音声付きコンテンツ
音声付きコンテンツとは、静止画や動画に音声が加わったコンテンツのことをいいます。
現代の日常生活ではあらゆる場面に情報やコンテンツが溢れているため、静止画や動画だけでは埋もれてしまう可能性があります。
コンテンツに音声を付けることでユーザーの視覚だけではなく、聴覚にまでアピールができるため、注意を惹き付けやすくすることが可能です。
ただし、音声付きコンテンツで使用する音声やBGMには著作権がかけられている可能性があるため、使用する際は事前確認が必要です。
4)Webコンテンツ
Webコンテンツとは、企業のホームページやSNSをダイレクトに表示するコンテンツのことをいいます。
タッチパネルが搭載されたデジタルサイネージであれば、ユーザー自身で操作して必要な情報を取得できるため、利便性の向上が期待できます。
Webコンテンツは連動させておけば自動で情報が更新されるため、コンテンツ制作にかかるコストの削減に役立てることも可能です。
デジタルサイネージ用のコンテンツをデザインする方法
ここでは、デジタルサイネージで配信するコンテンツをデザインする方法を紹介します。
1)パワーポイント
はじめてデジタルサイネージ用のコンテンツをデザインする場合は、パワーポイントがおすすめです。
パワーポイントは使ったことがある人が比較的多く操作しやすいため、静止画コンテンツやスライドショーが簡単に制作できます。
静止画以外にもアニメーションを盛り込んだコンテンツも作成できるため、動きを付けてより強くアピールしたい場合に便利です。
2)動画制作専用ツール
動画コンテンツや音声付きコンテンツをデザインしたい場合は、動画制作専用ツールがおすすめです。
パワーポイントに比べて高度なコンテンツが作成しやすく、より高品質なアニメーションやエフェクトが使用できます。
しかし、動画制作専用ツールは導入にコストがかかるだけではなく、操作に慣れるまで時間がかかるため、急ぎでコンテンツをデザインしたい場合には向きません。
3)プロに依頼する
デジタルサイネージで配信するコンテンツのクオリティが低い場合、伝えたいメッセージやアピールしたい商品情報がユーザーに届かない可能性があります。
自社でコンテンツ作成をするノウハウがない場合や対応できる人員がいない場合は、プロに依頼することも一つの選択肢です。
プロに依頼する場合はコストがかかりますが、自社のイメージや伝えたいメッセージに沿った高クオリティなコンテンツが作成できるため、より効果的な訴求につなげられます。
デジタルサイネージ用のコンテンツをデザインするときのポイント
ここでは、デジタルサイネージ用のコンテンツをデザインするときのポイントを5つ紹介します。
1)伝えたいメッセージを明確にする
デジタルサイネージは長時間見られるようなものではないため、短時間でアピール・訴求する必要があります。
ユーザーに対してどのようなメッセージを伝えたいか明確にすることで、コンテンツデザインの方向性や内容が決めやすくなります。
コンテンツをデザインする際は情報を盛り込み過ぎず、簡潔にまとめることが大切です。
2)設置場所に合ったデザインを意識する
デジタルサイネージのコンテンツは、設置する場所によってアピール力や印象が変わります。
場の雰囲気やユーザー層に合っていないコンテンツは、ユーザーから悪い印象を持たれる要因になる可能性があります。
設置場所の雰囲気やユーザー層に合ったコンテンツを配信することで、デジタルサイネージの効果を高めることが可能です。
コンテンツをデザインする際は、設置場所の雰囲気やユーザー層の特性を事前に把握・理解しておくことが重要です。
3)シンプルかつ目を惹くようなデザインにする
デジタルサイネージのコンテンツは、短時間で商品やサービスの利点が理解できる内容である必要があります。
1つのコンテンツに盛り込まれる情報が多すぎる、またはデザインが複雑すぎるコンテンツは、メッセージやアピールしたいことが伝わりにくいです。
シンプルかつインパクトのあるデザインにすることで、短時間で内容を理解することができ、印象に残りやすくなります。
4)途中から見ても理解できる内容にする
歩いている人がデジタルサイネージを見ながら通り過ぎる時間は、わずか数秒です。
そのわずか数秒の間にいかに的確な情報を伝えられるか、印象に残せるかがコンテンツをデザインするうえで重要な要素になります。
途中から見ても理解できるインパクトのあるコンテンツをデザインすることで、ユーザーに足を止めて見てもらえる可能性が高まり、より効果的なアピールにつなげることが可能です。
5)多言語対応を検討する
公共交通機関や観光案内所など、外国人が多く訪れる場所では多言語に対応したコンテンツが必要です。
都市部や観光地ではインバウンド需要が高いため、多言語対応することで外国人観光客にも情報発信できるようになります。
近年では観光案内や周辺情報など、インフォメーション目的のコンテンツが多言語対応するケースが増えています。
まとめ
この記事では、デジタルサイネージのコンテンツについて以下の内容で解説しました。
- デジタルサイネージの基本コンテンツ
- デジタルサイネージ用のコンテンツをデザインする方法
- デジタルサイネージ用のコンテンツをデザインするときのポイント
デジタルサイネージを活用することで、さまざまな情報が発信できます。
低コストで制作できる静止画コンテンツやユーザーの注意を惹き付ける音声付きコンテンツなど、幅広いコンテンツで効果的にアピールすることが可能です。
デジタルサイネージは設置場所によって適切なコンテンツが異なるため、デザインする際は事前にユーザー層や場所の雰囲気を調査しておくことが大切です。
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