2024.08.28

駅の広場や企業ビルなど、さまざまな場所で屋外用の大型デジタルサイネージが導入されています。

大型デジタルサイネージは自然と注目を集めやすく、マーケティングやインフォメーション目的で使用されるケースが多いです。

屋外用の大型デジタルサイネージには種類があり、それぞれ異なる特徴があるため、これから導入する場合は正しい知識を身につけておくことが重要です。

この記事では、屋外用の大型デジタルサイネージの概要や種類、導入するメリットについて詳しく解説します。

屋外用の大型デジタルサイネージとは?種類の違いや5つの導入メリット


屋外用の大型デジタルサイネージとは

屋外用の大型デジタルサイネージとは、屋外利用できる大型ディスプレイを用いたデジタルサイネージを指します。

大型デジタルサイネージは、1枚の大型LEDディスプレイを使用する場合や複数の液晶ディスプレイをつなぎ合わせてマルチディスプレイにすることも可能です。

プロジェクターを用いて建物の壁面やスクリーンに画像・映像を映し出すケースもありますが、多くは液晶ディスプレイかLEDディスプレイが採用されます。

企業ビルや大型商業施設の壁面やエントランス、広場などの人が集まる場所に設置されるケースが多く、不特定多数のユーザーに情報を届ける手段として活用されています。
 

屋外用の大型デジタルサイネージの種類

屋外用の大型デジタルサイネージは、大きく分けて「液晶ディスプレイ」「LEDディスプレイ」「プロジェクター」の3つです。

ここでは、それぞれの種類の特徴を紹介します。


1)液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイは細かい表現を得意としており、きれいな画像・映像を映し出すのに向いています。

フルハイビジョンや4Kなど幅広い解像度の選択肢があり、サイズもさまざまであるため、設置場所に合わせて柔軟に選ぶことが可能です。

ただし、LEDディスプレイに比べて輝度が劣る場合もあるため、屋外に設置する際は日当たりを考慮しなければなりません。

液晶ディスプレイのなかには超高輝度モデルもあるため、日当たりが強い場所に設置する際はおすすめです。


2)LEDディスプレイ

LEDディスプレイは、LED球を使ったユニットを組み合わせて作られるディスプレイであり、大型のデジタルサイネージでも1枚のパネルで対応できます。

LED球が発光するため明るい映像を映し出しやすく、屋外の大型デジタルサイネージに採用されているケースも少なくありません。

映像の鮮明さは液晶ディスプレイに劣りますが、高彩度であるためイベントでダイナミックな映像を映し出すのに向いています。

液晶ディスプレイに比べて導入コストが高いことがデメリットであり、大型のものであれば多額な費用がかかる可能性があります。


3)プロジェクター

プロジェクターは、建物の壁面やスクリーンに映像を投影するタイプのデジタルサイネージです。

プロジェクターは、映し出す場所やスクリーンがあれば、既存の施設を活かしたまま利用することができるので、設置の自由度が比較的高いことがメリットです。

ただし、プロジェクターは映像を投影する性質上、スクリーンとの間に人や物が入ると映像が途切れてしまうため、投影する場所には注意しなければなりません。

屋外用の大型デジタルサイネージを導入するメリット

ここでは、屋外用の大型デジタルサイネージを導入するメリットを紹介します。


1)大画面で広告効果を最大化

大型デジタルサイネージは迫力とインパクトがあるため、自然と通行人の注目を集めやすく印象に残りやすい特徴があります。

不特定多数のユーザーの情報が届けられるため、場所や時間帯などユーザー層に合ったコンテンツを配信することで広告効果を最大化することが可能です。

コンテンツの切り替えは任意のタイミングで行えるため、必要に応じてコンテンツを差し替えることで幅広いユーザーにアプローチできます。


2)高耐久で維持が容易

屋外に設置するデジタルサイネージは、人がぶつかったり雨風にさらされたりなど、さまざまなダメージを受ける可能性があります。

しかし、屋外用デジタルサイネージの多くは防塵・防水仕様になっており、過酷な環境でも稼働を続けられます。

また、なかには強化ガラスやアルミ筐体仕様になっているものもあり、天候の変化や衝撃に強いため、維持が比較的容易です。


3)コンテンツ更新が簡単

大型の看板は設置や撤去に人件費や工事費用など、多くのコストがかかります。

しかし、屋外用の大型デジタルサイネージはデータの入れ替えだけでコンテンツが更新できるため、コンテンツ入れ替えにかかるコストを削減できます。

ネットワーク型のデジタルサイネージであれば遠隔操作でコンテンツの入れ替えができるため、運用の手間も削減することが可能です。


4)待ち合わせ場所として活用

大型デジタルサイネージは明るさや発色の良さから目立ちやすいため、待ち合わせ場所としてユーザーに活用される可能性があります。

待ち合わせ場所として活用すれば、待ち時間の間にユーザーは無意識にデジタルサイネージに目を向けるため、自然にアピールや訴求が可能です。

大画面で自社のブランドイメージを反映した情報を流せば、ブランドイメージの向上が期待できます。


5)地域の防災に貢献

デジタルサイネージは任意のタイミングで発信する情報を切り替えられるため、災害時の緊急情報を配信する手段として役立ちます。

特に大画面のデジタルサイネージは多くの人の注目を集められるため、必要な情報をより広範囲に向けて発信することが可能です。

災害時は混乱からさまざまな情報が飛び交いますが、大型デジタルサイネージで正しい情報を発信すれば地域に貢献ができます。

まとめ

この記事では、屋外用の大型デジタルサイネージについて以下の内容で解説しました。

  • 屋外用の大型デジタルサイネージとは
  • 屋外用の大型デジタルサイネージの種類
  • 屋外用の大型デジタルサイネージを導入するメリット

屋外用の大型デジタルサイネージはマーケティングツールとしてはもちろん、天気やニュースなどのインフォメーションを発信するツールとしても活用できます。

大画面のデジタルサイネージは自然と目立つため、不特定多数のユーザーに向けて情報提供や訴求、アピールなどが可能です。

屋外用の大型デジタルサイネージは高耐久な仕様になっており、定期的な保守とメンテナンスを行っていれば長く使用できるため、大型の看板を定期的に入れ替えるよりコストパフォーマンスが高い可能性があります。

AcroSign』は、パナソニックが提供するデジタルサイネージソリューションです。

屋外や屋内設置、マーケティング目的やインフォメーション目的など、幅広いシーンやニーズに応えることが可能です。

クラウド型であれば運用代行にも対応しているため、デジタルサイネージの運用に不安がある場合は、お気軽にご相談ください。

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