デジタルサイネージのコンテンツとは?種類・使用用途・作成方法を紹介
2024.04.12
商業施設や医療機関、学校や交通機関など、あらゆる場所でデジタルサイネージが導入されています。
デジタルサイネージはディスプレイで多彩なコンテンツが発信できることが強みであり、宣伝や販促など、さまざまな用途で使用することが可能です。
この記事では、デジタルサイネージのコンテンツの種類や使用用途、作成方法について詳しく解説します。
デジタルサイネージのコンテンツとは?
ここでは、デジタルサイネージのコンテンツを紹介します。
1)静止画コンテンツ
静止画コンテンツとは、画像やイラストを使用して表現するコンテンツであり、比較的簡単かつローコストで制作できることが特徴です。
1枚の画像で表現するポスターや看板とは異なり、デジタルサイネージは複数の画像をスライドショーとして表示できるため、より幅広い内容の告知・訴求ができます。
また、デジタルサイネージは液晶ディスプレイやLEDディスプレイなどを使用しているため、より鮮明に画像を表示することも可能です。
静止画コンテンツは動画に比べて落ち着いた印象が与えられ、適度に目立たせたい場合に向いています。
2)動画コンテンツ
動画コンテンツは、静止画だけでは伝わらない情報に動きをつけて分かりやすくできる特徴があり、伝えたい情報をより的確に表現できます。
静止画コンテンツに比べて制作は複雑であり、コストもかかりやすいです。
しかし、動画コンテンツは1つの動画に複数のメッセージを盛り込めるため、ユーザーの関心を惹きやすいメリットがあります。
動画には音楽やナレーションを加えることもできるため、視覚と聴覚で宣伝・訴求イメージをユーザーに喚起させることが可能です。
また、動画コンテンツは飲食店や食品広告などのデジタルサイネージに向いています。動画は画像だけでは伝わりにくい食品の「シズル感」を演出するのに有用であり、よりインパクトのある訴求ができます。
3)Webコンテンツ
Webコンテンツとは、デジタルサイネージに企業や自治体のホームページ・キャンペーンサイトをダイレクトに表示するタイプのコンテンツです。
販促やインフォメーション目的で用いられるケースがあり、最新情報の表示やインタラクティブなコンテンツを表示できるメリットがあります。
タッチパネル機能が搭載されたディスプレイを使用すれば、ユーザーは画面に直接触れてその場で操作することが可能です。
Webコンテンツは、企業・自治体とユーザーをつなぐ双方向コンテンツとしての活用も期待できるため、幅広い用途に役立ちます。
4)音声付きコンテンツ
音声付きコンテンツとは、静止画や動画に音声や効果音、BGMなどを加えてユーザーの関心や注意を惹きやすくするためのものです。
あらゆる場所でポスターや広告、デジタルサイネージなどを用いたコンテンツがあるため、静止画や動画だけでは埋もれてしまう可能性があります。
しかし、音声付きコンテンツであればデジタルサイネージに表示されているコンテンツを直視しなくても情報を伝えることが可能であり、ユーザーの注意を惹きつけて行動を促すきっかけにもできます。
音声付きコンテンツは、スーパーや家電量販店などのセール・キャンペーン情報を発信する際に有用であり、適切なタイミングで活用することで購入につなげることが可能です。
デジタルサイネージの使用用途
ここでは、デジタルサイネージの使用用途の例を4つ紹介します。
1)インフォメーション
デジタルサイネージは、店舗や商業施設、オフィスや公共空間でお知らせや地図などのインフォメーションとして活用できます。
リアルタイムで情報共有できることがデジタルサイネージの特徴です。天気やニュースなど、ユーザーに需要があるコンテンツを表示することで利便性の向上が期待できます。
また、インフォメーションは災害時に重要な役割を担います。デジタルサイネージと防災システム・情報システムを連携させることで災害に関する情報を迅速にユーザーに届けることが可能です。
2)販売促進
商品の訴求、セールやイベントの情報発信など、販売促進目的でデジタルサイネージが活用されています。
デジタルサイネージは表示内容を容易に変更できるため、時間や場所に合わせて最適なコンテンツを選べることがメリットです。
タイムセールや季節のイベントなど、タイムリーな情報を発信することで集客効果が期待できます。
3)広告
駅や空港など、通行人の目を引きつける交通広告としてデジタルサイネージが利用されています。
最近では、全国展開の小売りチェーンや大型商業施設に向けた広告配信での利用も見られはじめ、新たな広告メディアとして活用する企業も少なくありません。
客層や時間帯に合わせてきめ細かなコンテンツ配信ができるデジタルサイネージは、広告主や媒体となる施設所有者などにとって、集客や購買の手段として役立ちます。
4)エンターテインメント
商業施設や人が多く集まる場所で、空間に彩りや世界観を生み出す手段としてデジタルサイネージが活用されています。
ユーザーをもてなすための空間演出や企業のブランディング動画の配信など、用途はさまざまです。
デジタルサイネージは空間に合わせたダイナミックな演出が可能であり、企業イメージアップやロケーションの空間価値の向上などの効果が期待できます。
デジタルサイネージのコンテンツの作成方法
ここでは、デジタルサイネージのコンテンツの作成方法を3つ紹介します。
1)パワーポイント
デジタルサイネージのコンテンツは、パワーポイントで作ることが可能です。
静止画の作成はもちろん、スライドショーやアニメーションなどの動きがあるコンテンツも作成できます。
操作は比較的簡単であるため、誰でもデジタルサイネージ用のコンテンツが作成できることがパワーポイントの強みです。
ただし、機能やエフェクトのバリエーションには限界があるため、高クオリティのコンテンツには向いていません。
2)動画作成ツール
高クオリティのコンテンツを作成したい場合は、専用の動画作成ツールがおすすめです。
動画作成ツールはパワーポイントでは実現できない高度な動画コンテンツが作成可能であり、補正や合成などプロ仕様の機能が利用できます。
多彩な映像表現ができることが動画作成ツールの強みですが、導入にはコストがかかります。
また、コンテンツ作成には専門的な知識やスキルが必要になることもあるため、注意が必要です。
3)外部サービス
パワーポイントや動画作成ツールなど、自社で1からコンテンツを作成する場合は時間と手間がかかります。
また、必要なスキルや知識を持つ社員や対応できる人員が不足している場合は、育成や採用にコストがかかることも想定されます。
制作効率やコンテンツのクオリティ向上を目指すのであれば、コンテンツ作成のプロに依頼することも一つの選択肢です。
外部サービスの利用はコストがかかりますが、自社で1からコンテンツ制作するよりコストが抑えられる可能性があります。
まとめ
この記事では、デジタルサイネージのコンテンツについて以下の内容で解説しました。
- デジタルサイネージのコンテンツとは?
- デジタルサイネージの使用用途
- デジタルサイネージのコンテンツの作成方法
ディスプレイを使用して画像や映像を映し出すデジタルサイネージは、幅広い場面で活用されています。
時間や場所、顧客層に合ったコンテンツの配信ができるため、ターゲットを絞って宣伝や訴求ができることがデジタルサイネージの強みです。
コンテンツはパワーポイントや動画作成ツールを利用することで自社で作成できます。しかし、高度なコンテンツを作成したい場合はコンテンツ作成のプロに依頼してみるのも一つの選択肢です。
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