Windows Autopilot導入時に必要なハードウェアIDの取得や、プロビジョニングの一部代行など工数がかかりがちな作業を支援します。
背景
全てを信頼せず都度アクセス可否を判断するゼロトラストモデルへの変化
テレワークが一般的になり、従業員が会社の外で働くことが多くなったことで、
情報セキュリティに対する考え方が変化しています。
これまでは、社内イントラは安全で、社外は危険という認識のもと、社外はVPNを使用しイントラに接続するという形態が一般的でした。
この境界型防御モデルから、昨今では、すべての接続を信頼せず、都度アクセス可否を判断するゼロトラストモデルへと変化をしてきています。
概要
Windows Autopilotとは
ゼロトラストモデルの導入に最適な、デバイス展開のプラットフォームです。
社内/社外問わずインターネットに接続できれば自動でキッティング可能になります。
【重要】 ご利用までに必要な準備
Windows Autopilotを利用するために、大きく2つの準備が必要になります。
- サービスライセンス
Azure ADと呼ばれるクラウドベースのユーザー管理システムと、アプリケーションを操作するための、IntuneなどのMDMサービスのライセンスが必要です。
実際にPCにユーザーを紐づけてキッティング情報を送るためにこれらのサービスを利用できる権限が必要となります。
- セキュリティポリシー
ゼロトラストモデルにそったお客様自身のセキュリティポリシーが必要となります。
上記Azure ADやIntuneなどの導入には、ゼロトラストの仕組みを許容するポリシーが必要となります。
強み・特長
自社でWindows Autopilotを実施する場合の課題
ハードウェアIDの取得が煩雑
4Kハードウェアハッシュと呼ばれるハードウェアIDを手作業で取得することになり、
情報システム部門の工数がかかりすぎてしまいます。
展開時のネットワーク負荷が増大
OS,必要なアプリケーションなど全てのデータをクラウドベースで展開すると、
お客様のネットワーク環境に負荷がかかりすぎてしまいます。
リードタイム、コストの増大
Windows Autopilotを利用してリードタイム、コストを削減しようとしても、代理店やパートナーに設定を依頼すると中間配送が発生しリードタイムやコストに影響することがあります。
パナソニック コネクトのAutopilot支援サービスで解決!
出荷前のハードウェアID取得
PC出荷前の4Kハードウェアハッシュを取得と、シール貼り付けや、BIOS設定などの事前作業をサポートすることで、お客様の導入工数を低減いたします。
作業代行でネットワーク負荷を低減
本来お客様にて行うプロビジョニングの一部を代行することで、展開時のお客様のネットワーク環境の負荷を低減いたします。
自社工場ならではの展開スピード
設定完了した端末を中間業者を挟むことなくお客様の拠点へ直送することで、
お客様の業務負荷を最小化し、より早くご利用者様へとPCをお届けすることができます。
DFCI対応シリーズならAutopilotでBIOS設定も可能に!
DFCI-デバイス ファームウェア構成インターフェイス
カメラなどハード面の制御を行うBIOS設定は、通常手動で行う必要が あります。DFCI対応シリーズならIntuneでBIOS設定が可能となり、情報システム部門が設定する工数を低減できます。
DFCIの機能を使用するには、PC製造メーカー または Windows AutopilotのMicrosoft CSP パートナーがAutopilot登録を行う必要があります。
レッツノートの場合、国内自社工場でAutopilot登録を行った状態で出荷できますので、中間業者を挟むリードタイムを削減し、PCが届いてすぐ使用して いただくことができます。
※対象シリーズ:FVシリーズ、SRシリーズ、QRシリーズ
FV3については当社営業またはご購入前相談窓口へお問い合わせください。
※DFCIのプロファイルで設定できる項目のうち、対応している項目のみ設定可能。
※OEMメーカーまたはCSPでのハードウェアIDの登録が必要で、Intuneでの登録は不可。
サービス詳細
*サービスに関するご相談・ご注文は、当社営業または法人向けPCご購入前相談窓口へお問い合わせください。
ハードウェアID取得
Windows Autopilotに必要なハードウェアIDを取得し、お客様にご提供いたします。
ID登録代行サービス
ご納品の端末のハードウェアIDをパートナーセンター経由で、お客様のMicrosoft Endpoint Managerへ登録いたします。
事前プロビジョニング
当社工場にて事前プロビジョニングを代行いたします。中間拠点ではなく工場で作業を行うことで、直接お客様の事業所に送付できるため、リードタイムと輸送コストの削減が見込めます。
よくある質問
ご相談・お問い合わせ
(土日、祝日、年末年始、弊社所定の休日を除く)
※発信者番号通知のご協力をお願いいたします。非通知に設定されている場合ははじめに「186」をダイヤルしてください。
※中古製品および発売日から5年を超えた製品に対する技術相談料は有料となります。(2016年11月から)