メディアプロセッサー
イマーシブな演出を手間なくスムーズに実現できる
マルチプロジェクション用メディアプロセッサー
プロジェクター演出の大型化が進む中、設営フローの肥大化や、システムの複雑化が課題となっています。ET-FMP50シリーズは、そのようなイマーシブ演出を手間なくスムーズに実現できるよう、パナソニックが独自開発したメディアプロセッサーです。再生機能はもちろんのこと、コンテンツのワーピング、ブレンディング、黒レベル補正など、手間のかかる工程をカメラ連携※1で自動化。コンパクトなボックス型に加え、当社プロジェクターのIntel® SDM仕様スロットに装着できるファンクションボード型※2もご用意。プロジェクターメーカーならではのサポート体制で、オペレーション時のお困りごとや、トラブル対応もお任せください。観客をあっといわせる演出を、圧倒的なスムーズさで実現できるメディアプロセッサー、ET-FMP50シリーズ。将来的なアップデートで、新たなニーズにも対応していきます。
※1 対応カメラは株式会社ニコン製D5200/D5300/D5500/D5600/D7500/Z50 になります。カメラは別売です。
※2 2024年度第3 四半期 発売予定。他社製プロジェクターとの動作は保証しておりません。当社製品については順次対応予定です。
*オープン価格商品の価格は販売店にお問い合わせください。
強み・特長
*1 対応カメラは株式会社ニコン製D5200/D5300/D5500/D5600/D7500/Z50 になります。カメラは別売です。
*2 本シリーズは「複数台監視制御ソフトウェア」に対応しています(現時点では本機の電源オン・オフ状態のみ監視可能)。
設置をスムーズにする柔軟な製品設計
複雑なイマーシブ演出を、シンプル&簡単に
ボックス型のET-FMP50/FMP20は、プロジェクター付近に設置しやすいコンパクトボディを採用。近距離のためHDMI™のみで映像伝送が可能となり、配線上の手間・コストも抑えられます。ファンクションボード型のET-SBFMP10は、当社プロジェクターのIntel® SDM仕様スロットに装着可能*で、LANケーブルのみでの長距離伝送を実現。サーバールームを経由した複雑なシステム構築を不要にします。
* 他社製プロジェクターとの動作は保証しておりません。当社製品については順次対応予定です。
カメラベースの調整にも対応し、品質向上と省時間化を両立
複数台調整を手動で行えるだけでなく、ニコン製カメラとの連携で補正等の自動化が可能。プロジェクターとカメラを接続し、投写エリアをパソコン上で指定すれば、コンテンツの切り出し、幾何学補正、ブレンディングなどが自動で行われ、ワークフローを大幅に節約できます。将来的には、ドーム型スクリーン/3Dオブジェクトへのマッピングや、カラーマッチングの自動化にも対応予定。演出の幅を広げ、お客様を独自の世界観に引き込む斬新なアトラクション創出をサポートします。
※ 対応カメラは株式会社ニコン製D5200/D5300/D5500/D5600/D7500/Z50 になります。カメラは別売です。
プロジェクターメーカーならではの一括サポート体制
プロジェクター開発を担うメーカーだからこそ、万全のサポート体制をお届けできます。映像機器・プロセッサー双方のサポートを一社で担い、万一のトラブル発生時は、豊富な知見とノウハウをもとに早期復旧を支援。「プロジェクターとプロセッサー、どちらの不具合なのか分からない…」。そんなときも、当社にお任せください。熟練技術者を派遣し、迅速で高信頼な対応を行わせていただきます。
高精度補正をシンプルに実現
より精細なピクセル単位での補正が可能
一般的な調整方式と異なり、ブロック/エリアではなくピクセル単位での補正が可能。4Kコンテンツの投影など、精細さが求められる調整に最適です。映像のムラや歪みを最小限に抑え、細やかな筆づかいまで繊細に描き出します。
カメラ視点&クリック操作で簡単エリア指定
カメラを駆使したソフトウェアで、手間なくスピーディな設営を実現。パソコンで映像を見ながら調整でき、直感操作にて投影エリアの指定が可能です。スクリーンの変形が完了したら、ボタンを押すだけで調整完了。コンテンツの分割や切り出し、幾何学補正、ブレンディング、黒レベル補正などが自動で行われます。
※ 対応カメラは株式会社ニコン製D5200/D5300/D5500/D5600/D7500/Z50 になります。カメラは別売です。
精確なマスキングを短時間で実現
精確なマスキング補正をスピーディに実現。カメラの映像を見ながら制御点を動かすことで、余分なエリアを簡単に切り出せます。中央領域だけでなく、ブレンディングエリアでのマスキングにも対応。投写領域を自由に動かせるので、窓のある壁面への投写や、スクリーンの前にボールが置かれている場合などに便利です。
スムーズな連続コンテンツ再生をサポート
高画質映像を再生可能
LAN伝送/内部ストレージを問わず、高精細映像を滑らかに再現。複数台を同期させることで、多彩なスケールでのプロジェクションマッピングを可能にします。他にも以下の特長を備えています。
• H.264/H.265/HAP*1コーデックに対応
• 3840 x 2160/60p x 1 または 1920 x 1080/60p x 4*2 での信号出力が可能
• 最大入力信号解像度: 4096 x 4096/60p (H.265) / 3840 x 2160/60p (H.264)
• 4 TB (ET-FMP50) / 512 GB (ET-FMP20/ET-SBFMP10)*3 の大容量ストレージ
• AV over IP伝送規格「NDI®」に対応
*1 ET-FMP50 のみ。2024 年度第4 四半期より対応予定。
*2 ET-FMP50/FMP20のみ。4系統のHDMI™出力端子を同時使用時。
*3 総ストレージ容量のうち、システムデータが占める領域(約30 GB)は使用できません。
演出リソースとカーボンフットプリントを削減
「2050年までにカーボンニュートラルな工場を目指す」という当社グループの目標を支えるため、プロジェクター事業においても、サステナブルな製品開発を通したCO2削減に取り組んでいます。ET-FMP50シリーズにおいては、ボックス型のET-FMP50/FMP20で、最大消費電力64 Wの省エネ化を実現しました。シリーズ全体でスケジュール機能にも対応し、待機電力や作業リソースの削減にも貢献します。
ET-SBFMP10対応プロジェクター
ET-SBFMP10は、Intel® SDM仕様スロットを搭載した当社製プロジェクターとともにお使いいただけます。以下のモデルに順次対応予定です。
• PT-RQ25K シリーズ
• PT-RZ14KJ
• PT-REQ15シリーズ
• PT-REZ15シリーズ
• PT-RQ7 シリーズ
※ Intel® SDM対応製品について、詳しくはこちらをご覧ください。
便利な機能・特長
・3.5 mmステレオミニジャック(音声出力用)
・「複数台監視制御ソフトウェア」に対応
(現時点では本機の電源オン・オフ状態のみ監視可能)
・ET-FMP50/FMP20専用ラックマウントキット(1~2台設置用、別売)
主な仕様
ET-FMP50 | ET-FMP20 | ET-SBFMP10 [2024年度第3 四半期 発売予定] (暫定仕様) | |
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タイプ | ボックス型 | ボックス型 | ファンクションボード型 |
接続端子 | |||
HDMI™ 1/2/3/4 出力端子 | HDMI™ x 4 系統、音声信号:リニアPCM(サンプリング周波数: 48 kHz/44.1 kHz) | HDMI™ x 4 系統、音声信号:リニアPCM(サンプリング周波数: 48 kHz/44.1 kHz) | — |
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