放送局やスタジオ撮影などのプロの現場から教室といった身近なところまで、幅広く活用されている業務用リモートカメラ。私はその雲台部分とレンズ部のアクチュエータ制御の設計開発を担当しています。誰もが手軽に撮影できる世の中だからこそ、プロの映像制作現場では、素人には真似できない高品質な映像を製作することが「当たり前のクオリティ」として、欠かせないものとなっています。例えばスポーツ中継においては、全速力で走る選手をぶれることなく追従し、瞬間的にズームインする、といった高い品位が求められています。一方で、近年は省人化を進めている撮影現場も多く、業務用映像機器としても撮影の手軽さへのニーズが高まっています。
これらを実現するのが、パナソニック コネクトのリモートカメラです。リモートカメラは遠隔操作により複数台をひとりで操作することが出来るため、現場の省人化にお役立ちをしています。また、被写体を素早く捉え、指示を出してからタイムラグなく正確な位置でカメラヘッドの動作を止める、望遠からでも被写体がフレームアウトすることなく追従する、といった細やかな反応で、プロならではの高いクオリティを実現しています。現場のお困りごとを解決し、「当たり前のクオリティ」を追求することで、リモートカメラを使って下さるお客様と、その先の視聴者の方々にまで感動をお届けできる、素晴らしい仕事だと感じています。