アークセンサー
概要
ワークの熱歪みによる変形(=溶接線の変化)を検知し、ロボットの動作を溶接線の変化に追従させる機能です。
アークセンサーについて
溶接線の変化に対応し、アークを追従させることでロボットの動作を溶接線の変化に追従させることが可能です。
TAWERSにてご利用の際にはソフトオプションのみでご利用いただけます。
ご検討の際はプロセスエンジニアリングセンターにて事前の実証実験をお願いいたします。
※溶接時はウィービング機能の使用が必須です。
※外付け溶接電源仕様のロボットに関しては別途付帯機器が必要な場合があります。
主な適用シーン
溶接による熱影響が大きい
溶接長が長い場合や、ワークの板厚が厚い場合はワークへの入熱が高くなる傾向があります。
そのようなケースでは溶接中にワークが変形することで溶接線が変化し、狙いずれによる溶接不良の原因になります。
アークセンサーを活用することで、変化した溶接線を倣うことができるため、溶接後の手直しを減らし、生産性を大きく向上させることが可能です。 建機業界・橋梁業界・造船業界・インフラ業界で特に多くの活用事例があるアプリケーションです。
想定される導入効果
溶接の手直し削減
変化する溶接線を倣うため、リアルタイムの変化に強く、ロボットの狙いずれを抑えます。
これにより、溶接後の手直し工数を削減し、生産性の向上に貢献します。
※写真はワーク歪みを想定しティーチングに対して予めワークをずらしています。
多層盛の条件設定工数削減
多層盛溶接時に条件の変更なく2パス目以降が補正されます。
これにより都度の条件変更が必要なく、安定した溶接を追加の作業工数なく実現可能です。
※こちらの機能の利用には中厚板機能のオプションが必要です。
アークセンサーとの組み合わせが可能なソフト
展示会・各種講習会情報
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