ハイインピーダンス方式とローインピーダンス方式
音を出力する際に、音声信号をパワーアンプで増幅し、スピーカーを駆動する電力を供給する方式として、ハイインピーダンス方式とローインピーダンス方式があります。
ハイインピーダンス方式
●アンプとスピーカー間のケーブルで音が減衰しにくく、長い距離でも伝送が可能な配線方式です。
●アンプの1チャンネルに複数のスピーカーを接続することができます。
●非常用放送設備ではこの方式を使うことが消防法で決められています。
ローインピーダンス方式
●短い距離で音を送るのに向いており、ハイインピーダンス方式より高音質の伝送が可能な配線方式です。
●アンプの1チャンネルにつき、基本的には1台のスピーカーを接続します。(配線方法によっては複数接続することもあります)
●音楽再生やライブ、イベントなど、音質を重視する空間で使用されます。
ハイインピーダンス方式のパワーアンプとスピーカーの選定
ハイインピーダンスのスピーカーは、1つの回線に複数のスピーカーを並列で接続でき、その際は接続するすべてのスピーカーの定格入力(W)の合計をもとに、合計値以上の定格出力(W)を持つアンプを選定します。
接続例
接続するスピーカーの定格入力(W)の合計は40W(5W✕8)になるため、合計値以上となる定格出力60Wのアンプを選定します。
ローインピーダンス方式のパワーアンプとスピーカーの選定
ローインピーダンスのアンプは、設定された条件で最大限の出力を出そうとするため、アンプの定格出力とスピーカーの許容入力の関係を考慮して選定します。
スピーカーの出力音圧レベル
スピーカーの定格の出力音圧レベルは、スピーカーに1Wの電力を入力し、正面から1m離れた位置で測定した音の大きさを示します。これは、電気信号をどれだけ効率よく音に変えられるかを表す指標です。表記は、90dB(1W/1m)のように示されます。
スピーカーに1W以上の入力を加えた場合は、定格の出力音圧レベルに下表の増加音圧レベルを加えます。
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