ミキサー/シグナルプロセッサー
パナソニックの強み
デジタル/アナログ技術を凝縮したデジタルミキサー
[Auditorium Series] 音質・機能・操作性を凝縮し、多目的空間に高品位な音を届けるミキサー。
Auditorium Series:WR-DX400、WR-DX100/PU100 概要
あるべき空間音響を改めて定義しました。
芸術文化の振興の場として人々が集い感動を分かちあう“Auditorium”。文化活動やイベントのための劇場・ホール・スポーツ施設における設備音響システムには高い芸術性を支える高品位な音、多様な演目と多目的用途に対応できるフレキシビリティが求められます。RAMSAはその原点に立ち返り空間音響に必要な「音質」「機能」「操作性」を備えた、あらたな音響システムの開発に取り組みました。聴衆・観衆一人ひとりの心に響く音で、喝采と感動のシンフォニーを奏でるために、あらたなラインアップの誕生です。
Auditorium Quality
常設のためのユーザビリティ
固定設備としての機能と操作性を追求したコンソールタイプのデジタルミキサーを開発。舞台袖での簡易操作に対応するラックマウントタイプもラインアップ。
32 bit 浮動小数点DSP を採用
2.4 GIPS の処理能力により、RAMSA のノウハウを蓄積した高精度のEQ/DYN を実現。各モジュールのヘッドルームを拡張するフローティングポイント演算の採用により、段間でのクリップを気にすることなく音響調整を行うことができます。
AD/DA も32 bit デバイスを採用
NC(Noise Criteria)値の低い静寂なホールの性能を最大限に引き出すために、AD/DA コンバーターにも32 bit デバイスを採用。高精細で自然な響きとなり、音の再現性を向上しました。
新開発リコーラブルHA
RAMSA デジタルミキサーで改良を重ねてきたPAD レス完全差動ヘッドアンプをベースに、新たにデジタル制御方式の回路を開発。すべてのディスクリート部品を見直すことで、繊細かつダイナミックな色付けのない音質を実現しました。
進化したセパレートグラウンディング
ホール音響事業やSR ミキサーの開発で培ってきたセパレートグラウンディング技術を、デジタル版としてさらに進化させ、過酷なデジタルノイズ環境下でも安定した音場づくりを可能にしました。
デジタルミキサー WR-D01/D40の概要
小さなボディに、デジタルミキサー+シグナルプロセッサー(インプット+アウトプットプロセッサー)を凝縮した、RAMSA 設備音響用デジタルミキサー WR-D01/D40。ミキサー、イコライザー、ハウリングサプレッサー、コンプレッサー、ディレイ、リバーブと、音響システムの主要な音声信号処理機能を、これ1台に備えた“System In One!”。会議室・大教室から宴会場・生涯学習センター・ミニシアター・体育館・多目的ホールなど、中小規模施設の設備音響に最適です。
- ミキサー、イコライザー、ハウリングサプレッサー、コンプレッサー、ディレイ、リバーブなどの機能を1台に集約した「システム・イン・ワン」仕様。
- DSPには「アナログ・デバイセズ社製 32-Bit SHARC®プロセッサー」を搭載。
- 5.1chサラウンド音声の音量を、一本のフェーダーでコントロール可能。
- 使用用途に合わせた各種設定を登録し、即座に呼び出すことができるパターンメモリー機能を搭載(8 パターン)。
- 話者の違いやマイクの距離の変化によって大きく入力された声を、自動的に適正レベルに抑制するオートマイクレベルコントローラー機能を搭載(2 モノ入力分)。
※SHARC®はAnalog Devices, Inc.の登録商標です。
ハウリング抑制機能を”System in One!”で簡単設定安心拡声
マイクを手にすると突如発生する不快なハウリング。ハウリングサプレッサーを“System In One!”しているWR-D01/D40なら、もう安心です。あらかじめハウリングを起こしやすい周波数ポイントを検出し、抑制設定しておける5バンドのプリノッチ機能を全出力チャンネルに搭載。またマイクの持ち歩きなどで突発的に発生するハウリングには、即座にハウリング周波数ポイントを検出し抑制するダイナミックノッチ機能を4基搭載し、MONO1~6の任意の入力チャンネルで使用可能。簡単設定で、安心拡声こそ、デジタルミキサー WR-D01/D40 の真髄です。
デジタルコンプレッサー
全モノインプットとメイン出力(アウトプットプロセッサー部OUTPUT1,2)には、ゼロアタックのデジタルコンプレッサー機能を搭載。過大入力による音の歪みを防ぐとともに、過大出力からスピーカーを保護します。
WR-D01 CHANNEL
デジタルディレイ
音像定位やカラーレーション補正に有効なディレイ機能。WR-D01/D40では全出力チャンネルに搭載。多目的ホールや体育館などの、マルチスピーカシステムの定位補正も容易です。
WR-D01 REVERB
ボーカル用デジタルリバーブ
カラオケに最適なエコーを効かせるECHO1・ECHO2、劇場やコンサートホールのような残響感を効かせるHALL・ROOM、さらにPLATEといった、5つのリバーブ効果を標準搭載。
32Bit浮動小数点演算による信号処理
音声信号処理の中枢となるデジタルシグナルプロセッサー(DSP)には、『アナログ・デバイセズ社製 32-Bit SHARC®プロセッサー』を搭載。ハウリングサプレッサー、オートマイクレベルコントローラーなどの音響ソリューションの“System In One!”を実現しています。
※SHARC®はAnalog Devices, Inc. の登録商標です。
大き過ぎる声を抑えて、安定拡声
講演者の思いのほか大きな声や、マイクを近づけ過ぎる声…。大き過ぎる声を適正レベルに抑制する、RAMSA独自の新開発オートマイクレベルコントローラー機能も、 “System In One!”。また、講演者が話し始める前のマイクに入ってくる、小さいけれど気にかかる会場のザワザワとした雑音の抑制効果もあります。入力チャンネルMONO 5、6に搭載したこの機能を使えば、いつも明瞭度の高いスピーチを安定して拡声できます。
入力感度に合わせてNomaiとHiの2つのモードを用意
簡単であること、安心であること、つまり誰でも使い易い1台へ
簡単操作を実現するオペレーティング環境
ひと目で機能・信号系統がわかるパネルレイアウトとともに、アナログライクで直感的な操作を可能にしている、機能切り換えなしの無階層フェーダー。グループ1, 2フェーダーには、任意の複数インプットフェーダ-をまとめて操作できる、フェーダーギャングマスター機能も搭載。さらに、プロ感覚の100 mmフェーダーを採用しており、きめ細かな調整が可能です。
2つの運用モード
用途に合わせて、2つの運用モードを選択できます。
「ユーザーモード」:画面の切り換えや特定の機能を設定・操作できなくするロック機能を装備しており、誤操作を防ぎ、専門知識のない方でも容易に拡声が可能。
「アドミニストレーターモード」:全機能を設定・操作でき、きめ細かな調整が可能。
8パターンメモリー
各種音場設定パターンを、簡単に登録し、瞬時に呼び出せる8つのパターンメモリー機能。うち4つは、卓面のボタンを押すだけでパターン切り換えが可能で、間仕切り変更・ステージ変更などの運営をスムーズに行えます。
外部コントロール
PCやタッチパネルからのコントロールを可能にする、RS-422準拠シリアル制御インターフェースやリモートI/O端子を装備。WR-D01/D40の複数台リンクさせた運用や外部フェーダーから音量調整できるVCA入力(4系統)も装備。
STATUS出力
外部からミキサー内部動作の正常/異常を監視できるSTATUS出力を搭載。別室での状態監視や音声バックアップ系統への切り換えアラームなど、システムの信頼性を向上。
5.1chサラウンドも手元のフェーダー1本でコントロール
WR-D01/D40は5.1chサラウンド音声入力に対応。フェーダー1本で制御可能です。
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