プロジェクターに関わらず、映像機材や設定を行う際の関連用語を解説するページです。 取扱説明書や仕様書、WEBページの内容を理解する際のサポートとしてご活用ください。
画面(スクリーン)の「横幅」と「高さ」の比率です。 昔のテレビは「4:3」が主流でしたが、現在はフルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)をはじめとした「16:9」の比率が一般的です。
「型(インチ)」は画面のサイズを表すもので、対角線の長さを指しています。 プロジェクターでは「型」、テレビなどでは「インチ」という言葉で表現されることが多いですが、どちらも画面サイズを表す同じ意味の言葉です。1インチは約2.54cmであり、「100型(インチ)のスクリーン」という場合は、対角線の長さが約2.54mの画面となります。 通常、投映場所が広くなるほど画面サイズ(インチ数)は大きくなることが多いです。 また、アスペクト比や解像度が同じなら、映像自体の比率や細かさをはじめとした基本的な見え方は変わりません。
ブラウン管以降のテレビやPC画面など、ディスプレイは「画素(ピクセル/ドット)」と呼ばれる粒が並ぶことで画面を構成しています。解像度とはこの画素の数を表したものです。 横×縦のドット数で表記され、数が多いほどより細かく・滑らかな映像を表示できます。
フルHDは、「フルハイビジョン」の略で、1920×1080の解像度を持つ映像規格です。横に1920個、縦に1080個のドットで映像を表示しています。 現在、テレビをはじめとしたディスプレイの多くはこの解像度で映像を表示しています。
WUXGAは、1920×1200の解像度を持つ映像規格です。横に1920、縦に1200のドットで映像を表示しており、フルHDと比べて縦方向に120多く、より広い表示領域を確保できます。 主にパソコンの画面表示やプロジェクターで採用されており、表や図面など一つの画面内で情報が多いコンテンツを表示する際に適しています。ビジネス用途や教育現場など、実用性を重視するシーンで広く活用されています。
4Kは、横3840×縦2160の解像度を持つ映像規格で、「ウルトラハイビジョン(Ultra HD)」とも呼ばれます。横に3840、縦に2160のドットで映像を表示しており、フルHD(1920×1080)の4倍の情報量を持ちます。 この高精細な映像により、細部までくっきりと表示できるため、大画面でも画質が劣化しにくく、臨場感のある映像体験が可能です。現在ではプロジェクターをはじめ、映像制作の現場など、さまざまな分野で4Kへの対応が進んでいます
HDMIとは「High-Definition Multimedia Interface」の略で、高解像度の映像と音声を一つのケーブルでデジタル出力するためのインターフェース規格です。 プロジェクターを使用する際は、パソコンとプロジェクターをHDMIケーブル一本で接続することで、パソコンに保存されたコンテンツをプロジェクターを通じてスクリーンに大きく投映できます。 面倒な設定や取り付け工事は不要で1本で映像と音声の出力が可能なこと、高解像度の4K映像も出力できることなどメリットも多いです。そのため、近年ではプロジェクターだけでなくパソコンやモニター、テレビなど様々な機器に広く搭載されています。
VGAは「Video Graphics Array」の略で、映像を1本のケーブルでアナログ出力するためのインターフェース規格です。RGBケーブルと呼ばれることもあります。 プロジェクターを使用する際には、先述のHDMIケーブルと同様、パソコンとプロジェクターをケーブル一本で接続することで映像の投映が可能です。 ただしHDMIケーブルと異なり、音声を出力できないこと、4K等の高解像度映像出力に対応していないため、近年ではVGAケーブルが使用される場面は少しずつ少なくなっています。
光の三原色
R(赤)・G(緑)・B(青)の3色のことを指します。 プロジェクターやディスプレイをはじめ光を利用してコンテンツを表示する機器では、この3色を用いて色を表現します。 また、この3つの光を用いることでほぼ全ての色を表現できる原理を「光の三原色の原理」と言い、光を重ねるほど色は明るくなり、全てが重なった部分は白色になることが特徴です。
シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の3色のことを指します。 プリンターをはじめ主に印刷で使用される機器は、この3色にブラック(K)を加えて色を表現します。 また、この3つの色を用いることでほぼ全ての色を表現できる原理を「色の三原色の原理」と言います。先述の光の三原色とは逆で、色を重ねるほど色は暗くなり、全てが重なった部分は黒色になることが特徴です。様々な色の絵の具を混ぜると黒に近づいていくのはこの原理が働いているためです。