プロジェクターを使用する際に出てくる「天つり設置」や「HDMIケーブル」などの用語を解説するページです。 取扱説明書や仕様書、WEBページの内容を理解する際のサポートとしてご活用ください。
プロジェクターを天つり金具を使用し天井からつり下げて設置する方法です。現在、会議室や教室をはじめ、様々な場所で導入されています。 大きなメリットは、一度電源と本体を設置する工事と投映位置・フォーカスの調整を行えば使用する度に調整を行う必要がないことです。 また、プロジェクター本体が視界に入らないため、空間のノイズを減らし広いスペースを確保することができます。
プロジェクターを机や台などの上に置いて使用する設置方法です。 メリットは、持ち運びが容易でそれぞれの会議室や教室の使い方に合わせた最適な場所への設置が可能なこと、本体に直接触れて操作できるため、トラブルが発生した際にも素早く対応できることです。 一方で、人や他の機材との距離が近く、人の手などがプロジェクターに接触すると映像がずれてぼやけたり、投映環境に合わせて設置位置が毎回異なるため、フォーカス調整などが必要になることがデメリットです。
HDMIとは「High-Definition Multimedia Interface」の略で、高解像度の映像と音声を一つのケーブルでデジタル出力するためのインターフェース規格です。 プロジェクターを使用する際は、パソコンとプロジェクターをHDMIケーブル一本で接続することで、パソコンに保存されたコンテンツをプロジェクターを通じてスクリーンに大きく投映できます。 面倒な設定や取り付け工事は不要で1本で映像と音声の出力が可能なこと、高解像度の4K映像も出力できることなどメリットも多いです。そのため、近年ではプロジェクターだけでなくパソコンやモニター、テレビなど様々な機器に広く搭載されています。
VGAは「Video Graphics Array」の略で、映像を1本のケーブルでアナログ出力するためのインターフェース規格です。RGBケーブルと呼ばれることもあります。 プロジェクターを使用する際には、先述のHDMIケーブルと同様、パソコンとプロジェクターをケーブル一本で接続することで映像の投映が可能です。 ただしHDMIケーブルと異なり、音声を出力できないこと、4K等の高解像度映像出力に対応していないため、近年ではVGAケーブルが使用される場面は少しずつ少なくなっています。