国際セキュリティ規格SREDに対応したPOS接続型マルチ決済端末
国際セキュリティ規格PCI P2PEに対応可能なオールインワンPOS接続型マルチ決済端末
PCI SSCが定める暗証番号を入力する装置に関するセキュリティ基準(PCI PTS)に対応し、カード会員情報を読み取った直後に、そのデータを暗号化してセキュアに転送するなどといったセキュリティ要件SREDを満たす端末です。POS加盟店は、POS端末内にカード情報が残らず情報漏えいのリスクを低減でき、PCI DSSへの準拠に必要な審査項目が大幅に削減されることで、監査に関する負担も軽減されます。
強み・特長
国際セキュリティ規格PCI P2PE※4に対応可能なオールインワンPOS接続型マルチ決済端末
本製品は、PCI SSC※3が定めるPIN(暗証番号)を入力する装置に関するセキュリティ基準(PCI PTS5.1※1)に対応し、カード会員情報を読み取った瞬間に、そのデータを暗号化してセキュアに転送するなどといったセキュリティ要件SRED※2を満たす端末です。
このSRED※2に対応した端末を用いたPCI P2PE※4ソリューションの導入によって、POS加盟店は、POS端末内にカード情報が残らず情報漏えいのリスクを低減でき、PCI DSS※5への準拠に必要な審査項目が大幅に削減されることで、監査に関する負担も軽減されます。
非接触ICカード、接触ICカード、磁気カード対応機能を一体化し、多彩な決済手段、サービスに対応
ICクレジット対応
一定金額以下のPINレス取引をサポートし、IC決済処理を高速化
- セレクタブルカーネルコンフィギュレーション方式※7に対応し、 PINレス決済が可能
- ICチップ付きカードの接触IC誘導、一定金額以上で非接触から接触に誘導
端末内でクレジットカード糧別を判定し、カードに応じた固有処理に対応
- POSと端末間のローカル処理で自社カード利用者の即時割引や販促処理などの加盟店独自サービスに対応可能
クレジットカード情報保護
PCI P2PE※4に対応し、内回り方式での「カード情報非保持」対応に貢献
- PCI P2PEソリューション認定済のASPセンター採用により加盟店負担を最小化
カード情報非保持化を維持しつつ、端末内で会員情報の取得が可能
- POSと端末問のローカル処理でポイントカード、会員カード、ギフトカード、クレジットカード一体型カードなどを判定
- 磁気カード情報のJIS1 (トラック2)とJIS2に加え、 ICチップ情報もホワイトリストで判別可能
国内外の決済手段に対応
国内電子マネーに加え、国際ブランド非接触決済にも対応
- Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯に対応
- リッチクライアント型&シンクライアント型のハイブリッドなシステム構成が可能
3点アクティベート※9、Apple Pay対応にて店員の負荷を軽減
- 端末内でカードの自動認識を行い、POS側のポタン表示と店員操作を最小化
国際標準および国内の規格に準拠
- PIN入力端末へのセキュリティ要件PCI PTS※1 Ver5.1に準拠
- PCI DSS※5の負担を軽減するPCI P2PE※4に対応した認定取得
- EMV※8、EMVコンタクトレスに加えてFeliCa対応を実現
- クレジット決済時の磁気、接触IC、非接触IC同時待受け機能を実現
- EMVセレクタブルカーネル方式に対応し、接触IC取引のPINレス決済を実現
充実の技術サポートサービス
- クレジットや電子マネーの仕様・認定に精通した当社の国内の技術者がQ&A形式でPOSアプリ開発をサポートします。
- 決済関連の障害発生時に、日本国内で決済端末のログ解析を実施・報告、お客様の早期課題解決に貢献します。
安心の国内生産・端末管理
- 国内(佐賀)工場での生産から、暗号鍵のインジェクション、出荷、発送、キッティング、障害解析、修理に至るまでのセキュリティ対策を行います。
- 故障した決済端末は、パナソニックのCS・技術・工場(日本国内)にて原因の調査・分析を行い、品質向上の取り組みを実施いたします。
店舗設置運用に適したハードウェア
- レジ周りの省スペース化に貢献するコンパクト設計
- お客様によるセルフ操作を考慮したユーザビリティ
- 設置場所に合わせて選べるボディカラー(白、黒)
システム構成イメージ
※1 PCI SSCによって定められたPIN(暗証番号)を入力する装置に関するセキュリティ基準
※2 SRED(Secure Reading and Exchange of Data)と呼ばれる、PCI SSCがPCI PTSで定めるカード会員情報を読み取った瞬間に、そのデータを暗号化してセキュアに転送するなどといったセキュリティ要件
※3 PCI Security Standards Councilの略。2006年に、American Express、Discover Financial Services、JCB International、MasterCard、Visa Inc.によって設立されたアメリカ合衆国デラウェア州で公認された有限責任会社(LLC)
※4 PCI SSCによって定められたポイント・ツー・ポイント(2地点間)の暗号化に関するセキュリティ規格(PCI SSC : PCI Security Standards Councilの略。2006年に、American Express、Discover、Financial Services、JCB International、Mastercard、Visa Inc. によって設立されたアメリカ合衆国デラウェア州で公認された有限責任会社(LLC))
※5 PCI SSCによって定められたカード会員データを取り扱う事業者向けのセキュリティ基準
※6 Apple Pay等のスマートデバイスによる決済は、FeliCaを採用した国内の各種電子マネーおよびポストペイサービス、国際ブランド非接触IC決済サービスの方式に準拠したスマートデバイスによる決済を対象
※7 取引単位でPIN、サイン等の本人確認方法を切り替えるEMVカーネル(ICクレジット決済処理等を行うソフトウェア)の実装方式
※8 Europay、Mastercard、Visaが設立したEMVCoによって定められたICカード決済装置に関する要求仕様
※9 国際ブランド非接触決済を行う場合、POS上の「クレジット」ボタン等を押すことによって、端末に具備されている、磁気、接触IC、非接触ICのインターフェースを一度にアクティベートする機能
JT-R600CRシリーズ インターフェース
操作性
磁気カードリーダー[7]
- 十分なカード滑走距離を確保
- セルフ操作に不慣れなお客様でもスワイプしやすい構造
プライバシーシールド[15]
- 簡単取り外し、交換が可能
- PCI PTS準拠の構造で安心安全なキー入力
磁気、接触IC、非接触ICの同時待受け機能[3][5][7]
- 従業員によるクレジットカード媒体に応じた対応が不要
認識性
ボタンバックライト[4]
- 暗所での視認性を確保
誘導ランプ[5]
- セルフ操作に不慣れなお客様にも認識しやすい接触IC挿入口
スピーカー[10]
- 音声案内が騒音に負けない大口径スピーカー
- 音がこもりにくい機構
設置性
設置用ネジ穴[13]
- 様々な設置方法に対応が可能で、無人機にも安定設置
- ネジ止めによる安定設置
抜け防止[16]
- ケーブルが抜けにくい機構を採用
USBポート[11]
- USBケーブル1本で簡単給電※
※端末への給電電源は仕様を満たす必要あり
盗難対策[14]
- 盗難防止ケーブルを取り付けられる機構
JT-R600CRシリーズ オプション
ACアダプター
USB接続ケーブル
品名 | 品番 |
---|---|
ACアダプター | JT-R600AD-00 |
USB接続ケーブル | JT-R600UB-10 |
端末への組込みを考慮したセパレートモデル JT-R610CRシリーズ
磁気、接触IC、非接触ICカードリーダーライターユニットを分離したことによりPOS他への柔軟な組込みに対応。
機能、性能はJT-R600CRと同等。
組込むことを考慮したコンパクト設計と親和性のよいシンプルなデザインを採用。
※ Apple PayはApple Inc.の登録商標です。
※ EMVは、EMVco.LLCの登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※ その他、本文中の社名や製品名は、各社の登録商標または商標です。
JT-R600CRシリーズ紹介動画
主な仕様
JT-R600CR | |
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ディスプレイ | |
表示方式 | STN、半透過型 |
表示色 | 白黒2色 |
画面寸法 | 2.0型 |
ドット数 | 160ドット×80ドット |
ボタン | |
ボタン数 | 15個(電源ボタンなし) |