CYTIS Shift(サイティス シフト)for Logistics
概要
CYTIS Shift(サイティス シフト)は、最適なワークモデルと人員配置を実現する先進的なクラウドサービスです。「for Logistics」は、物流現場における倉庫内業務の特有の要素として「変動する物量」や「業務上の制約」を考慮し、効率的な人員計画、勤務計画や作業計画を自動生成するSaaS型業務アプリケーションです。
CYTISについて
CYTISは、最適(Cyteki)Cyber Cycle × Technology × Innovation をコンセプトとした、サイバーとフィジカルをテクノロジーでつなぐ最適化アプリケーション群のブランド名です。
CYTISおよびCYTISロゴは、パナソニック ホールディングス株式会社の商標または登録商標です。
主な機能
計画物量(入出庫物量予測データ/月)に基づき、業務の平準化を図った適切な人員計画を作成します。さらに従業員の業務制約(従業員の勤務条件やスキルセット等)を考慮し、現場に負荷をかけることなく実現可能なシフトを自動的に策定し、効率的な業務運営を実現します。
1.人員計画策定
業務のピークを分散し、効率的な人員配置を自動生成
- 計画物量と業務の生産性から必要な人員を割り出す
- 生成条件に作業制約(作業順序、人数等)の反映
2.勤務計画・作業計画策定
従業員の勤務条件、スキルセットを反映したシフトの自動生成
- 勤務条件登録(出社可能日・時間、労働時間等)
- スキルセット登録(作業可能な業務、作業の熟練レベル )
特長
CYTIS Shift for Logisticsは、パナソニックのインダストリアルエンジニアリング(IE) ※の知見を活かしており、製造業の現場最適化オペレーションを物流の業界にも活用しております。特に物流分野では当初の計画から変動しやすい「倉庫内業務」に、IEの「標準化」の考え方を適用しております。
計画物量から、業務ごとの必要人時をベテランの経験と勘に頼らず作成
業務の制約を考慮した、最適な人員計画の生成が可能
従業員の多様な条件・希望を反映した勤務シフトの作成
導入効果
エリアの作業人数を最適化
一般的に行われている「物流量が多い日」を基準にバッファを持たせて計画するよりも、11~18%程度※1の作業時間創出が実現可能です。業務に対する影響を最小限に抑えつつ、作業の効率化を実現いたします。
現場の人員配置を最適化
100人規模の倉庫において省人化を前提とした人数を試算した結果、倉庫全体の人時が、1日あたり70時間※2もの作業時間の創出が見込めました。これにより、倉庫全体の生産性向上と効率的な運営を実現します。
シフト作成時間の短縮
1チーム30名あたりの勤務計画(日ごとの出勤、欠勤計画)+作業計画(タスクごとの人割振り)の作成時間が、従来のExcel手作業より約70%短縮※3が実現可能です。誰でもカンタンに作成できる環境が整います。
※1 実証実験結果に基づく ※2 DC倉庫をイメージした試算結果 ※3 小売業における実績
実証実験および試算結果はあくまでも参考目安であり、当ソリューションにおける実際の効果をお約束するものではありません。
導入プロセス
業務内容のヒアリングをもとに現状の課題や、導入までに必要な対応を整理します。次にサービス導入に向けた事前検証を行い、現場の皆様へ使用感をご体感いただき実運用への流れになります。お客様が実現されたい内容や導入規模・現在の状態にフィットする具体的なスケジュールや詳細をご提案させていただきます。
- 現状の確認
- Fit & GAPの実施
- 試験運用を実施
- 使用感の確認
- サービス本運用
- モニタリング(拠点間比較など)
導入事例
導入先:某大手日用品メーカー様
パナソニック コネクトの総合力を評価いただき、全国の物流センターに導入決定
CYTIS Shift for Logisticsを全国の物流センターに導入し、物流センター内の全業務(入庫検品、格納・保管)を対象に、人員計画、勤務計画、作業計画を自動作成します。シフト作成時間の短縮や人員計画の最適化により現場負荷を軽減し、物流全体の運営効率向上が期待されています。
お困りごと
- 物量に対し計画人員の妥当性が不明
- シフト作成属人化、及び作成時間増大
- 業務の定義、生産性に拠点間でバラつき
導入の狙い
- 計画人員最適化による生産性向上
- データに基づく人員・雇用計画立案
- 拠点間比較⇒人員配置の高位平準化
導入の決め手
- 業務設計からのアプローチ
- システムにFITした業務定義と運用設計
- 導入におけるサポート力