東京アクアティクスセンター様
導入システム紹介
- 高精細な映像で水泳競技大会を盛り上げる大型映像表示装置
- 競技を真上から撮影する4Kリモートカメラ
- 優れた機動力で大会の様子を撮影するHDスタジオカメラ
- 多彩な映像演出が可能なライブスイッチャー
背景
数々の大会が開催される水泳競技場に多数の映像システムを導入
水泳競技場「東京アクアティクスセンター」が2020年2月に完成しました。同施設はメインアリーナとサブアリーナの2エリアで構成され、それぞれに50m×10レーンの大型プールを配備。25mの飛込プールも備えており大規模大会に対応した新たな水泳の聖地として注目されています。競技を盛り上げる映像表示システムには合計4面の大型映像表示装置を導入し、映像撮影には4KリモートカメラとフルHDスタジオカメラを採用。さらに、操作性に優れたライブスイッチャーを常設するなど、パナソニックの映像技術を結集させたトータルシステムでサポートしています。
システム概要
競技を盛り上げる高品位な映像演出を実現
カメラは天井に取り付けたリモートカメラと、ドリーに乗せたスタジオカメラの2種類を導入。リモートカメラは競技を真上から撮影できるよう50mのコースに沿ってほぼ等間隔に4台設置しています。選手の表情や表彰式などを自由に移動しながら撮影できるスタジオカメラは、会場内各所に設けられた映像端子盤に光ファイバーマルチケーブルを挿して使用します。撮影した映像はコントロールルームに導入されたライブスイッチャーを経由して大型映像表示装置に出力。高画質なカメラと高精細な映像表示により、広い会場内の各観客席から迫力ある競技映像が楽しめるようになりました。
システムの特長
業界最高クラスの高コントラストを実現した大型映像表示装置
全4面の大型映像表示装置は、8mmピッチの高精細なLEDパネルを採用し、業界屈指の高いコントラストを実現。表示盤は横32文字、縦12行の国際水泳連盟の基準に対応し、万が一の災害時には放送設備と連動して放送内容に応じた視覚情報を提供します。また、屋内プール場では水しぶきの心配はもちろん、場内の湿度が非常に高くなりがちですが、本装置は防水防塵性能(IP65)に対応。さらに、内部の温度・湿度を最適な状態に保つ筐体内空調を搭載し高い安定性を確保しました。
様々な競技大会での使いやすさを追求したコントロールシステム
施設内にはコントロールルームを設備し、大会主催者がいつでも使用できるようになっています。ライブスイッチャーは最大32入力が可能なAV-HS6000を採用。カメラ映像に選手名やタイムなどのテロップを挿入して大型映像表示装置に出力します。コントロールパネルは小型のモデルを採用し、プールサイドに接続端子盤を設けることで持ち出すこともできるようにしました。さらに、タブレット型の操作パネルを用意。映像スイッチングやリモートカメラのコントロール、そして大型映像表示装置のON/OFFなどを手元の端末から簡単に操作することが可能です。大規模な大会から小規模大会まで、イベントの規模にあわせて柔軟に対応する制御システムを構築しました。
納入機器
- 大型映像表示装置
- メインアリーナ中央 6m×10m 8mmピッチ × 2式
- メインアリーナ妻側 7m×10m 8mmピッチ × 1式
- サブアリーナ 3m×7m 8mmピッチ × 1式
- 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE70K × 5台
- リモートカメラコントローラー AW-RP150GJ × 1台
- スタジオカメラ AK-HC3800G × 2台
- カメラコントロールユニット(CCU) AK-HCU200 × 2台
- リモートオペレーションパネル(ROP) AK-HRP200G × 2台
- 7型LCDビューファインダー AK-HVF70G × 2台
- 2MEライブスイッチャー AV-HS6000 × 1式
お客様紹介
日本水泳の聖地となる世界最高水準の水泳競技場
東京アクアティクスセンターは、国際基準のプールと国内最大級の観客席を備える水泳施設です。国際大会を含めた様々な競技の会場として、またアスリートの強化育成の場として活躍していきます。
大型映像表示装置
8mmピッチの高精細なLEDパネルを採用し、業界屈指の高いコントラストを実現した大型映像表示装置。
メインアリーナ中央 6m×10m 8mmピッチ × 2式
メインアリーナ妻側 7m×10m 8mmピッチ × 1式
サブアリーナ 3m×7m 8mmピッチ × 1式