SAPジャパン株式会社様
課題
センター開設に伴い、セキュリティを確保するための入退システムが必要だった。
解決策
共用廊下に面した2カ所の入り口にチェッカー各1台と、受付に2台のレジスターを配置し、KPAS専用サーバー1台を設置して運用。
パナソニックが優れているところは総合力。顔認証システムだけでなく、ドアの開閉との連携や、空間と調和するデザインなど、使いやすさと運用のしやすさを実感しています。
背景
先進的な空間にふさわしい先進の顔認証セキュリテイを
デジタルテクノロジーの積極的な活用・応用により顧客企業のビジネスの成長を促進支援するSAPジャパン様は、新しいアイデアや事業を生み出す場として、SAPエクスペリエンスセンター東京を開設。それに伴いKPASを導入され、センターのセキュリティ強化を図られました。「訪問時に顔認証システムにご登録いただく体験自体が、ゲストの発想を鼓舞するきっかけづくりにもなります。安心とともに、新しい時代の息吹も提供したいと考えました」(マーケティング本部 部長 神山峰郎様)。
導入した理由
顔認証の精度とスピードが十分で、パナソニックの総合力にも納得
「決め手となったのは、顔認証システムのみならず、ドアの開閉との連携や、空間にマッチしたデザインなど、パナソニックの総合力です。また、顔認証に対する抵抗感もまだゼロではない中、ゲストに違和感を覚えさせずスムーズに認識する点を重要視しました。パナソニックのオフィスに設置されているものを実際に体験して、これなら大丈夫と確信しました。そして、多くの方の個人情報を扱うため、スタンドアロンで運用できることも安心でした」と導入のポイントを神山様に挙げていただきました。
導入後の効果
使う人に意識させない、ユーザーフレンドリーな認証
受付に設置してあるレジスターで顔認証登録したゲストは、入り口のチェッカーを通って自由に入退できます。「とてもスムーズに認証されることに、皆さま驚かれます。技術の進化を感じていらっしゃるようで、この点は当社のブランディング面にも貢献しています」(神山様)。また、たとえば空港の出帰国のための顔認証ゲートでは一人ひとりを厳格にチェックする必要がありますが、それでは、当センターの場合は団体のゲストがお見えになると入退に時間がかかり過ぎてしまいます。そこで、一人を認証すれば同時に数名が入室できるようにチューニングを施し、「多くのお客様にストレスなく使っていただいています」(神山様)と高く評価されました。
管理者に負担の少ない、ビジネスフレンドリーな運用
センター全体の設計デザインの責任者である神山様に、運用面での効果についてもお話しいただきました。「ICカードのようにゲストがそのまま持ち帰ってしまったり、紛失したりといったこともありません。また、ゲスト一人ひとりのご予定に応じて顔認証の適用期間を設定できる点も便利です。これらの操作も、導入前に丁寧にトレーニングしていただいたので、当初からスムーズに運用できています」。
納入機器
- KPASレジスター × 2台
- KPASチェッカー 壁掛けタイプ × 2台
- KPAS専用サーバー × 1台
設置施工会社 パナソニックLSネットワークス株式会社
今後の展望
セキュリティの整ったこの空間から具体的な果実を実らせたい
「多くのお客様をお迎えして、KPASをフル活用しています。ここから早く具体的なプロジェクトを生み出していきたいです。顔認証システムには、セキュリティを確保した上で、そこから得られる情報をより良い社会の実現のために活用する次のステップを目指してほしいですね」(神山様)と、パナソニックにもさらなる期待をいただきました。
お客様紹介
開設半年で5,000人が訪れる場のセキュリティ
SAPエクスペリエンスセンター東京は、デザインシンキングのイベントを行うオープンスペースと、デジタルテクノロジーの体感スペースで構成。SAPジャパン様でも顧客企業の拠点でもない、さまざまな人が訪れるニュートラルな空間だからこそ、安心・安全は不可欠だと言えます。
パナソニックの「現場センシングソリューション」
こちらの事例は、センシング技術で現場課題・社会課題を解決するパナソニックの「現場センシングソリューション」をご活用いただいています。