株式会社point0様
課題
簡単かつスピーディーに入退室を管理。会員型コワーキングスペースなので、セキュリティは万全にしたい。
解決策
KPASチェッカーを出入口に設置して、顔認証で入退室を管理。KPASレジスターを受付に設置して、会員の顔情報とともに名刺による氏名・社名も同時に登録。
KPASの顔認証による入退室管理はとてもスピーディー。顔認証技術を軸にした、新しいソリューションをここから発信していきたい。
背景
未来のオフィス空間づくりに顔認証による入退室管理を導入
2019年7月に東京・丸の内にオープンした会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」。空調・照明・音響・水回りなどのメーカーが各々の最先端技術を持ち寄って実証実験を行い、自分のパフォーマンスを最大化できるような働き方ができる空間コンテンツを創出しています。入退室についても「会員に気持ち良く便利に使ってもらいたいが、セキュリティも担保したい」(株式会社MyCity代表取締役 石田 遼様)という思いから、KPASを設置されました。
導入理由
認証速度の速さ・高いセキュリティ性・登録の簡単さが決め手
「KPASチェッカーの前では、ほとんど立ち止まる必要がない」(石田様)という顔認証速度の速さ、そして「セキュリティカードは他人に受け渡すことができてしまうが、顔認証ならそれはできない」という高いセキュリティ性もKPAS導入のポイントとなりました。また、KPASレジスターで簡単に顔画像と名刺による氏名と会社名が登録できるため、将来的には入退室管理だけでなく、IoTを活用した会員の利用状況や会議室予約、決済などのサービスにも連携することができます。
導入後の効果
利用者は顔認証の利便性を実感。暗い場所でも感度良好
利用者からは「顔認証だと鍵や社員証を持たずに入退室できるので便利」と好評をいただいています。また、「未来のオフィス空間」というコンセプトのため、オフィスの景観を損なわないデザイン性やトーンを抑えた照明など、顔認証には難しいとされる環境でしたが、技術部門と細かく調整を行い、高い精度の顔認証を実現しました。
顔認証をベースにした新しいソリューションの創造に期待
今後はKPASによる登録者データに基づいたコミュニティの醸成、カフェでの決済サービス、会員の行動情報を理解した上でのレコメンデーションなど新しいビジネスソリューションにも活用していく予定です。
納入機器
- KPASレジスター × 1台
- KPASチェッカー壁掛けタイプ × 22台
今後の展望
顔認証技術を使って、新しい価値を発見していきたい
顔認証技術が広がっていけば、コワーキングスペースだけでなく、オフィスやホテルなどでもチェックインがスムーズになっていきます。新しいソリューションを作っていく場所として発信を続けていきたいですね。(石原様)
顔認証技術による入退室管理システムを導入して、様々なサービスにつなげることができました。顔認証を活用した新しいソリューションをパッケージとして世の中に出していきたいですね。(石田様)
お客様紹介
未来を体感するオフィス空間
point 0 marunouchiはダイキン工業が立ち上げ、パナソニック、オカムラ、ライオン、TOTO、MyCityなどが参画した空間データの協創プラットフォーム「CRESNECT」の第一弾プロジェクトです。参画企業各社が最新技術やノウハウを持ち寄って、多様な働き方に合わせた空間コンテンツを実験・導入しています。
パナソニックの「現場センシングソリューション」
こちらの事例は、センシング技術で現場課題・社会課題を解決するパナソニックの「現場センシングソリューション」をご活用いただいています。