一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)様 「MEGA CANVAS」
一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)様 「MEGA CANVAS」

一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)様
「MEGA CANVAS」

プロジェクションマッピング
世界最高輝度のプロジェクターで万博を彩る。幅132mの巨大プロジェクションを実現。
※2025年5月現在、当社調べ。150 kg以下(レンズ含まず)のプロジェクターにおいて

課題

巨大な冷凍倉庫をキャンバスに、ダイナミックなプロジェクションマッピングを実施したい。

解決策

超高輝度プロジェクターPT-RQ50KJを活用した綿密な投映設計により、色鮮やかで迫力あるプロジェクションを実現。

難しい投映環境の中、驚くほど細かな調整で仕上げていただきました。今では「ヨコレイパビリオン」と呼ばれるほど話題を呼んでいます。

一般社団法人関西イノベーションセンター MUIC Kansai
チームリーダー 益子 泰岳様
一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)様 「MEGA CANVAS」

背景

大阪・関西万博をさらに盛り上げるイベントが誕生

大阪・関西万博の開催期間中、夢洲駅とエントランスの間に位置する横浜冷凍倉庫(以下、ヨコレイ)を舞台にプロジェクションマッピングが開催されています。「MUIC Kansai」が主催する本イベントは、万博の機運を醸成するため “巨大なヨコレイを使って何かできないか”という着眼点のもと立ち上げられ、展示会でPT-RQ50KJの性能に触れたことがきっかけの1つとなりプロジェクションマッピングとして誕生しました。現在、横幅132 mの巨大倉庫に投映する一大プロジェクトとして、多くの注目を集めています。


導入した理由

実績と信頼から協力を依頼

プロジェクトを企画・推進したMUIC Kansaiのチームリーダー益子様は語ります。「パナソニックさんは50000 lmの高輝度プロジェクターを製造している国内唯一の企業であることはもちろん、都庁へのプロジェクションマッピングや国際的なビッグイベントを手掛けた実績が多数あります。そして何より、本プロジェクトの推進計画を相談する中で、“任せられるのはパナソニックさんだけだ”と思えるほどの頼もしさと熱意を感じたことは大きかったです。実際にお願いして、プロジェクターの設置場所検討から最終の調整作業まで、実にプロフェッショナルな仕事をしていただきました」


写真:「文化財Art Wall」
京都大学の超高精細スキャニング技術で文化財をデジタル化した「文化財Art Wall」。
写真:「花火」のコンテンツ
万博から帰路につく人々に、もうひとつの感動を刻む「花火」のコンテンツ。
写真:「三菱アジア 子ども絵日記 movie」
アジア各国の子どもたちが描いた絵日記「三菱アジア 子ども絵日記 movie」。
写真:リモートマネージドサービス
リモートマネージドサービスで遠隔監視しているため専任スタッフ無しで上映可能。
写真:トレーラー内のPT-RQ50KJ が格納されたトレーラー
適切な温度管理のもと5台のPT-RQ50KJが格納されたトレーラー。
写真:トレーラー内のPT-RQ50KJ
トレーラー内のPT-RQ50KJ。

導入後の効果

5台のプロジェクターをトレーラーに格納して投写

幅132 mの巨大なプロジェクションを行うにあたり、法律や条例を遵守しながらプロジェクターをどこに設置するかという点が最初の課題として上がりました。様々な場所を検討した結果、プロジェクターをトレーラーハウスに格納し、公道を挟んだ向かいの敷地から投写することが最善と決定しました。益子様は、「なかなか困難な設置環境かと思いましたが、パナソニックさんから “技術的には全く問題ない”という心強い言葉をもらいました。トレーラーの中 に50000 lmのプロジェクターを5台格納すると内部は相当な高温になりますが、熱を逃がす通気口や空調など様々な工事をしていただき無事に5台が収まるトレーラーが完成しました。この挑戦は関西全体のプロジェクションマッピングにとって大きな成功事例になったと思います」と語ります。

文化財や子どもの絵日記など多彩なコンテンツを投映

本イベントでは、日本の文化財や大阪の文化をテーマに国内有数のクリエイターが制作したコンテンツの他、地元関西の学生が制作した作品や、世界の子どもたちが描いた絵日記など、様々なコンテンツが投映されています。益子様は、「世界基準のプロジェクターと高度な投映技術のおかげで、各国からの来場者に日本の魅力を伝え、そして若い方々の作品をダイナミックに描き出すプロジェクションマッピングをつくることができました。クリエイティブチームと細部まで打ち合わせしながら投映設計を進めていただき、双眼鏡を覗きながら、素人の目では分からないような繊細な調整作業を連日連夜、実施いただいたことに感謝しています。妥協を許さない技術サポートのおかげで、こんなにも迫力のあるイベントになりました」と語ります。


納入機器

  • 3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ ×5
  • リモートマネージドサービス

お客様の声

来場者様の「ヨコレイパビリオンを眺めながら帰宅します」というコメントを見て、“届いた”と感じました

テスト投映をしている段階から既に「ヨコレイで何か始まるみたいだよ」といった反響があり、実際にスタートするとSNSなどで多くの方に注目していただいている様子が見てとれました。次第に“ヨコレイパビリオン”と呼ばれるようになり、「ヨコレイパビリオンを眺めながら帰宅します」といったコメントが上がっているのを見て、皆さんに届いたんだなと実感しました。これから万博終了まで、投映コンテンツもさらに拡充していく予定です。大阪の子どもたちが描いた塗り絵コンテンツもまもなく開始しますので、ご家族連れで観に来てくださるのではと期待しています。また、例えば誕生日のお祝いやプロポーズなど、個人の大事な1日のために使っていただくのも面白いのではないか、といった話も出ています。今回の成功を皮切りに、今後は関西全体で、クオリティの高いプロジェクションマッピングを実施していけたら嬉しいです。

写真:一般社団法人 関西イノベーションセンター MUIC Kansai チームリーダー 益子 泰岳様
一般社団法人
関西イノベーションセンター
MUIC Kansai チームリーダー
益子 泰岳様

※所属は納入時のものです。

お客様紹介

社会課題解決に向けた様々な事業を創出

一般社団法人関西イノベーションセンター様(三菱UFJフィナンシャル・グループ様と三菱UFJ銀行様が設立)が運営する「MUIC Kansai」は、大阪・関西万博を機に立ち上げられた社会課題解決に取り組むイノベーショ ン創出拠点です。「観光・インバウンド」「環境」「健康」「食」「エンタメ」等をテーマに企業と人を結び付け、関西圏を盛り上げる様々な取り組みを行っています。

MEGA CANVAS開催場所:大阪・関西万博 東ゲート付近
イベント公式サイト:https://megacanvas.jp/


写真:外観

会場となった横浜冷凍倉庫。

地図

関連機器・サービス

PT-RQ50KJ

3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ

50,000 lm※1の世界最高輝度※2と繊細な色再現が可能にする新たな空間演出を実現。

※1 工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2015 データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書Bに基づいています。
※2 2025年5月現在、当社調べ。150 kg以下(レンズ含まず)のプロジェクターにおいて。


RMS

リモートマネージドサービス

プロジェクターを遠隔で監視できるクラウド型ソリューション。