世界初、スタック型メタサーフェス電波吸収体を用いたセンサを搭載した電磁ノイズの可視化システムを開発、国際学会IEEE、URSIで発表
パナソニック コネクト株式会社、国立大学法人 金沢大学は、共同研究の成果を8月3日、米国ミシガン州で開催された電気・情報工学分野で世界最大規模の学術研究団体IEEE(※1)における「EMC+SIPI 2023/2023 IEEE International Symposium on Electromagnetic Compatibility, Signal & Power Integrity」(会期:7月31日から8月4日)にて「電磁ノイズの二次元可視化システム開発」を発表、また札幌で開催された電波、電気通信及び電子科学分野の国際学術団体 URSII(※2)における「第35回国際電波科学連合総会/URSI GASS 2023/35th URSI General Assembly and Scientific Symposium」(会期:8月19日から26日)にて8月22、24日に「電界分布の広帯域測定のための積層型メタサーフェスの等価回路解析」、「現場における電磁ノイズ可視化に向けた広帯域メタサーフェスの性能評価」を発表、いずれも世界初(※3)となる研究成果を発表しました。
※1:Institute of Electrical and Electronics Engineers
世界最大規模の電気・電子・情報工学分野の国際学会 URL:https://www.ieee.org/
※2:International Union of Radio Science
電波、電気通信及び電子科学分野の国際学術団体 URL:https://www.ursi.org/
※3:2023年9月現在、当社調べによる。
背景・目的
高速なデータ通信を行うIoT機器が増え、EMC 課題が顕在化 → 対策には電磁ノイズ発生個所の特定と経路の分析が必須
EMC課題を近傍の電磁ノイズ測定により要因分析を行うが、測定環境、測定時間に課題
⇒簡単セットアップですぐに分析可能な電磁ノイズ分析装置を開発する
技術詳細 ~電波取得の原理~
技術詳細 ~研究成果~
主な研究成果:300MHz-1.4GHz帯の高感度、広帯域ノイズ可視化センサを開発