概要
FLIR Systems社のサーマルカメラを後付けで搭載可能
専用機材を購入することなく、FZ-G2A/G2E本体にサーマルカメラの機能を後から搭載できます。専用ソフトと合わせて活用することで、離れたところにある対象物を本製品で撮影することで、対象物が発する遠赤外線を検出し、-10℃~450℃の範囲で温度を表示。近づきにくい場所や、外観からは発熱がわかりにくい対象物の温度を0.1℃刻みで表示し、PCのデータとして活用できます。
専用ソフトウェア紹介
無償版:アタッチメントオプションを購入で利用可能
有償版アップグレード:FZ-SSSTHS001 オープン価格
強み特長
タッチ操作に適したユーザーインターフェース
現場での作業を容易にする、タッチ操作に適した画面構成です。
ピクセル単位の詳細温度表示
撮影画像をピンチアウト操作で拡大していくことで、サーモグラフィ画像と可視画像の重ね合わせ画像や、ピクセル単位の詳細温度を表示することが可能です。
※有償版ソフトウェアの機能になります。
※特許出願中
撮影画像とQRコードの連動
画像と撮影場所の位置情報は連動していますが、位置測位(GPS, GLONASSなど)が使用できない場合を想定し、撮影画像にQRコード情報、任意の文字列、手書きのメモ入力などが可能です。
※QRコードはFZ-G2搭載のリアカメラで読み取ります。
※有償版ソフトウェアの機能になります。
指定エリアの平均温度表示
指定したエリアの平均温度を表示することができます。
※有償版ソフトウェアの機能になります。
複数点(最大10点)の温度遷移表示
インターバル撮影後に任意のポインター位置の温度遷移を表示することができます。
※有償版ソフトウェアの機能になります。
導入メリット
導入前
紙への点検記録の記入、事務所での転記作業など無駄な工数が…
1、点検実施
点検結果を紙に記録および写真撮影
2、点検結果整理
事務所で点検記録・写真を整理
3、報告書作成
帳票ソフトやデータベースなどに再入力
導入後
現場での点検記録がそのままサーバーへ、事務所での転記作業が不要に!
1、点検実施
タフブックへ結果・写真を直接登録
2、報告書作成
現場から報告書をサーバーへ登録
活用例
電気設備点検
キュービクルやブレーカー・配電盤などの電気設備は、正常時の負荷発熱画像と比較して、良否を判断することが有効です。
モーター・ポンプなどの駆動機器点検
モーターの異常(接続摩耗や電機子短絡)がある場合、異常加熱します。
■検査可能な機械設備例:
連結部、ギアボックス、ベアリング、ポンプ、コンプレッサー、ベルト、送風機、コンベアなどがあります。
■検出可能な機器の不具合の例:
・潤滑問題
・位置のずれ
・過熱したモーター軸
・過負荷状態のポンプ
・過熱したベアリング
配管・バルブ点検
内部流体の温度維持が必要な配管には断熱材が施工されています。断熱材の劣化はエネルギーロスや配管の腐食の原因となります。また配管には多くのバルブが設置されており、バルブの異常として弁座の損傷により気密が保てず漏れる状態があります。
機能一覧
●有償アプリケーションのご利用には、別途アクティベーションが必要です。こちらからご確認ください。
※本アプリケーションは、参考値としての温度表示を行うものですので、精度を要する業務・専門的な計測および取引・証明に使用することはできません。
ソフトウェアのマニュアルはこちら
Pro版と標準版の機能の違い
機能一覧 | 無償版 | 有償版 | ||
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画面構成 |
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①撮影モード | ①-1 : サーモグラフィカメラ プレビュー表示 |
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①-2 : 可視カメラ プレビュー表示 |
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①-3 : サーモグラフィ/可視カメラ 重ね合わせプレビュー表示 |
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①-4 : サーモグラフィ/可視カメラ 重ね合わせ位置補正 |
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①-5 : 温度ポインター表示 (1点) |
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①-6 : 複数点温度ポインター表示(最大10点) |
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①-7 : 最高/最低温度ポインタ-表示 |
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①-8 : ピクセル単位の温度表示 |
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①-9 : 指定エリアの平均温度表示(最大5エリア) |
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①-10 : 静止画撮影 |
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①-11 : 動画撮影 |
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①-12 : インターバル撮影 (最大1000枚) |
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①-13 : 撮影データとQRコードの関連付け |
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①-14 : 撮影データへの文字入力、手書き入力 |
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①-15 : プレビュー表示一時停止 |
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①-16 : 異常温度検出 |
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①-17 : 精度優先/レンジ優先モード切替 |
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①-18 : 測定距離、反射見かけ温度による測定温度補正 |
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①-19 : 静止画保存形式選択(BMP/JPEG) |
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①-20 : 静止画保存(温度ポインター付き) |
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①-21 : サーマルパレット切替(アイロン/レインボー/ガラスなど) |
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①-22 : 温度表示範囲切替(変更/固定/絶対) |
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①-23 : 日付形式切替 |
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①-24 : フルスクリーン/ウィンドウ表示切替 |
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①-25 : 外部プログラム起動 |
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①-26 : お気に入りボタン登録 |
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①-27 : 設定パラメーター保存・読込 |
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①再生モード | ②-1 : サーモグラフィカメラ撮影画像表示 |
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②-2 : 可視カメラ撮影画像表示 |
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②-3 : サーモグラフィ/可視カメラ撮影画像重ね合わせ表示 |
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②-4 : 温度ポインター表示 (1点) |
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②-5 : 複数点温度ポインター表示(最大10点) |
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②-6 : 最高/最低温度ポインタ-表示 |
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②-7 : ピクセル単位の温度表示 |
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②-8 : :指定エリアの平均温度表示(最大5エリア) |
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②-9 : 撮影データへの文字入力、手書き入力 |
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②-10 : サーマルパレット切替(アイロン/レインボー/ガラスなど) |
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②-11 : 温度表示範囲切替(変更/固定/絶対) |
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②-12 : 日付形式切替 |
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②-13 : フルスクリーン/ウィンドウ表示切替 |
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②-14 : 外部プログラム起動 |
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②-15 : お気に入りボタン登録 |
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②-16 : 設定パラメーター保存・読込 |
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②-17 : 撮影データ日付分類 |
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②-18 : レポート作成機能 |
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②-19 : 撮影データ削除 |
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②-20 :(静止画)温度分布図 / 撮影場所地図表示 |
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②-21 : (動画)1点温度遷移図 / 撮影場所地図表示 |
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②-22 :(インターバル撮影)10点温度遷移図/撮影場所地図表示 |
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②-23 :(インターバル撮影) 全撮影データ(静止画)表示 |
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※ 上記ソフトウェアには専用SDK(ソフトウェア開発キット)をご用意しております。
- 製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。
- 画面はハメ込み合成です。
- FLIRとそのロゴは、米国FLIR SYSTEMS, INC.の米国およびその他の国における商標です。
- 記載の社名・商品名は各社の登録商標です。
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