複数台監視制御ソフトウェア
管理やメンテナンスの負担を軽減し、安定した運営をサポート
ディスプレイやプロジェクターの稼働状況を詳細に見える化し、リアルタイムで不具合の兆しを検知して故障を未然に防ぐ監視制御ソリューション。管理やメンテナンスの負担を軽減するとともに、安定した運用をサポートします。便利なマップ表示や機材の自動検索に加え、Ver3.0以降では入力映像を投写前から把握できる「リモートプレビュー」機能※を追加し、信号伝送の不具合などをいち早く察知。その他あらゆるトラブルを早い段階で可視化することで、重大な事態を回避します。
※対応モデルについて、詳しくはこちらをご確認ください。
システム構成
イントラネット内にある最大2,048台までのディスプレイやプロジェクター、PJLinkに対応した他社機材を登録し、LAN経由で1台のパソコンを使って効率的な一元管理が可能。また、「予兆監視機能」のライセンスを購入いただくことで、ノートPC/タブレット端末のWEBブラウザによる遠隔からの管理・監視にも対応します。
基本機能(無償)
多数の映像関連機器を1台のパソコンで簡単に一元管理・制御
イントラネット内にある最大2,048台までの対応プロジェクターおよびディスプレイの監視や制御、再生するコンテンツリストの作成・配信※、制御コマンドの実行、スケジュール機能、入力映像のプレビュー※などを、1台のパソコンで一元管理できます。PJLinkに対応した他社機材も利用可能です。ただし取得できる情報は機種によって異なります。
※「リモートプレビュー」機能は複数台監視制御ソフトウェアVer 3.0以降のみ対応。対応モデルについて、詳しくはこちらをご確認ください。
容易な機材登録
登録する機材の自動検索
ネットワーク上に接続された機材を、自動で検索してリストアップ。登録する機材を選択できます※。
※最大2,048台まで登録できます。
オフラインで作成した機材リストの登録
オフラインで作成したcsv形式の機材ファイルを読み込むことで、 複数の機材を一括で登録することができます。
(csv形式の機材ファイルの作成には、IPアドレス、ユーザー名、パスワードが必要です。)
グループ・キーワードによる機材の管理
場所や用途に応じて、機材のグループ分けや、キーワードの割り当てを最大2,048台まで行うことができます。
機材の状態の監視
イントラネット内にあるディスプレイ・プロジェクターの状態を、監視することができます。
簡易情報表示※1※2
機材リスト上に表示されているアイコンで機材の状態を確認できます。設定したグループやキーワードごとに機材を表示することもできます。
※1:取得できる取得できる情報や使用できる機能は、機種によって異なります。
※2:各アイコンが表す意味については取扱説明書をご覧ください。
詳細情報表示※1
選択した機材について、詳細な情報を確認できます。
表示する項目は、オプションの設定画面で選択することができます。
※1:取得できる情報や使用できる機能は、機種によって異なります。
制御コマンドの実行
特定の機材や、グループ・キーワードで分類した複数のディスプレイ・プロジェクターに対して、電源入/切、入力切替、コマンド送信などの制御コマンドを実行することができます。
リモートプレビュー※1
本機能に対応した機材※2の入力映像をプレビュー画像として表示し、再生コンテンツの確認を投写前から行うことができます。映像は「予兆監視機能」またはWEBブラウザーの画面でも確認できます。
※1:複数台監視制御ソフトウェアVer 3.0以降のみ対応。
※2:対応モデルについて、詳しくはこちらをご確認ください。
スケジュール機能
指定した機材やグループ・キーワードで分類した複数の機材に対して、日時を指定して、制御コマンドや画像配信の設定、プロジェクターの輝度コントロール、コンテンツリスト配信機能、光IDコントロール機能を実行できます。
マップ表示
見取り図などの画像データ※を読み込んで、マップ上に機材のアイコンをドラッグ&ドロップで配置できます。配置したアイコン上には簡易ステータスが表示されるため、視覚的に機材の状態を把握することができます。マップ上で選択した機材に対し、制御コマンドの実行やスケジュールを設定することもできます。
※対応する画像ファイルはjpg/png/bmp(最大4096×4096ピクセル)です。
コンテンツリスト配信機能(サイネージ向け)
対応するディスプレイやプロジェクター※に対して再生するコンテンツ(静止画/動画)と再生リストを配信することができます。
※対応モデルは、対応機種一覧表をご確認ください。
予兆監視機能(有償)
事後対応でなく、事前に対応することで、ダウンタイムゼロを目指す
ノートPCやタブレット端末のWEBブラウザを使い、機材や映像の異常を察知することで、ダウンタイムの低減が可能に。部品の交換やメンテナンス時期などを遠隔地から把握できるため、現場訪問を最小限に抑えることができます。メンテナンス時期を確認した後は、機材IDや使用時間、過去30日分のエラー内容をCSV形式で自動出力*。ミスのない正確な月間レポートをクリックひとつで作成でき、メンテナンス担当者の業務負担を軽減します。Web API経由での情報取得*にも対応し、サービスやサポートにかかるコストを削減しながら信頼性を確保できる拡張機能です。
※予兆監視ソフトウェアの新規ライセンス販売は2024年3月に終了いたしました。
メンテナンス時期の通知※
機材の運用状況から、将来発生する消耗品交換や各部清掃、部品交換のおおよその時期を予測して通知することで、計画的にメンテナンスを実施することができます。
※対応モデルについて、詳しくはこちらをご確認ください。
月間運用レポートの作成※
登録されている機材の使用環境やメンテナンス情報、過去30日分のエラー内容などをCSV形式で書き出すことができます。
※複数台監視制御ソフトウェアVer 3.0以降のみ対応。対応モデルについて、詳しくはこちらをご確認ください。
トラブル・メンテナンス情報の見える化※
トラブルが起きた際の詳細情報や、メンテナンスに関する情報を見える化することで、安定した運用・管理をサポートします。
エラー・警告お知らせ画面
機材でトラブルが発生した場合に、詳細情報と対処方法を確認することができます。
※対応するディスプレイ・プロジェクターのみの機能です。
メンテナンスレポート
エラー・警告の発生回数や、消耗品・各部清掃に関するレポートを確認できます。表示項目の設定は変更できます。
エラー・警告の通知
機材でエラー・警告が発生した時やお知らせ案内がある場合に、あらかじめ設定したメールアドレスへの通知や、既存SNMPサーバーへSNMPトラップによる通知を行うことができます。
機材の状態の監視
ネットワークカメラ
対応するネットワークカメラ※と連携して、予兆監視機能画面から機材の表示映像の確認を行うことができます。
※パナソニック製ネットワークカメラ(BB-S/DG-S/WV-Sシリーズ)、パナソニック製リモートカメラ(AW-UE70/HE70/HE130シリーズ)
デジタルリンクスイッチャー
ET-YFB200をご使用の場合、簡単にスイッチャーの入出力の状況を確認することができます。
カメラを使った映像停止判定
登録したディスプレイ・プロジェクターの映像出力を、対応するネットワークカメラ※1で撮影し、定期的に自動監視することで、「画面が黒になる」「停止する」といった異常があった場合に通知を行うことができます※2。
※1:パナソニック製ネットワークカメラ(BB-S/DG-S/WV-Sシリーズ)、パナソニック製リモートカメラ(AW-UE70/HE70/HE130シリーズ)。
※2:出画判定領域に人などの物体が映りこんだ場合、その動きを検出して動画として判定されることがあります。また、動きのゆっくりとした環境映像や、動きのある領域が小さい映像、動きと背景の輝度の差が小さい映像では、停止映像と判定されてしまう場合があります。
Web API経由による情報の取得※
「複数台監視制御ソフトウェア」や「予兆監視機能」の情報をWeb API経由で取得することで、一部の機能をお使いの監視アプリケーションに組み込むことができます。
※複数台監視制御ソフトウェアVer 3.0以降のみ対応。
ソフトウェアの動作環境
1年間 | 3年間 | 機器の接続台数※ |
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ET-SWA100A | ET-SWA100A3 | 最大2,048台 |
ET-SWA100B | ET-SWA100B3 | 最大512台 |
ET-SWA100C | ET-SWA100C3 | 最大256台 |
ET-SWA100D | ET-SWA100D3 | 最大128台 |
ET-SWA100E | ET-SWA100E3 | 最大64台 |
ET-SWA100F | ET-SWA100F3 | 最大32台 |
予兆監視機能のクライアント端末の動作環境
OS (オペレーティングシステム) |
Microsoft Windows 11: Windows 11 Pro (64bit) Microsoft Windows 10: Windows 10 Pro (32bit/64bit) Windows Server 2016 : Standard(32bit/64bit) ・64 bitのWindowsでは、32 bitモードで動作します。 |
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ソフトウェアライブラリー | Microsoft .NET Framework 4.7 ・搭載されている .NET Framework 4.7の機能を有効にしてください。 |
WEBブラウザー | Microsoft Edge ・上記以外のWEBブラウザーでも動作する場合がありますが、動作の保証はいたしません。 |
CPU | Intel® Core™ 2 Duo 以上、または互換のプロセッサー搭載 ・65台以上の機材を接続する場合は、Intel® Core™ i5以上を推奨します。 ・「出力画像の判定検出」機能を使用する場合は、第6世代Intel Core i7/i5以降の統合型グラフィックス機能が搭載されたプロセッサーの利用を推奨します。 |
メモリー | 8,192 MB以上 |
ハードディスクの空き容量 | 100 GB以上 ・台数に比例して必要空き容量が増加します。(おおよその目安:1台あたり50 MB) |
その他 | LAN 端子 (10Base-T/100Base-TX) 解像度1366×768以上、High Color (16 bit) 以上のディスプレイ |
上記の条件を満たすすべてのコンピューターについて動作を保証するものではありません。
お知らせ
・Windows Server 2016の端末をご使用の場合は、サーバーとして運用することを推奨します。クライアントとして使用する場合は、ブラウザーのセキュリティ設定を変更してください。
クライアント端末のシステム要件
Windows | 次のWEBブラウザーが動作すること WEBブラウザー:Microsoft Edge • 上記以外のWEBブラウザーでも動作する場合がありますが、動作の保証はいたしません。 • ネットワークカメラによっては表示用プラグインやDirectXをインストールする必要があります。なお、Microsoft Edgeでは、WEB画面表示機能は使用できません。(2023年4月現在) |
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iOS | iPhone:iOS 10, 11, 12, 13, 14 iPad:iOS 10,11,12 / iPadOS 13, 14 WEBブラウザー:Safari 10, 11, 12, 13, 14 • デスクトップ用サイトを表示した状態での操作には対応していません。 • マルチタスク機能の「Split View」を使用した状態での操作には対応していません。 • ネットワークカメラ本体に搭載されているWEB画面表示機能の動作は保障いたしません。(ネットワークカメラ本体で保障外のブラウザーのため) • iPhoneで機材のWEB制御(WEBコントロール)画面を表示する場合は新しいタブで表示せず、同一画面内で表示されます。 |
Android | Android 7.0, 8.0, 9.0, 10.0, 11.0のタブレット WEB ブラウザー:Google Chrome |
上記の条件を満たすすべてのコンピューターについて動作を保証するものではありません。
お知らせ
・クライアント端末から無線LANを用いて監視・制御端末にアクセスする場合は、無線接続するためのアクセスポイントなどが別途必要となります。