音の反射、透過、吸音、回折、干渉

音は、耳に直接届く音(直接音)だけでなく、建物の壁・天井・床などに当たると、反射、透過、吸音といった挙動によって、音質が大きく変化します。
また、音が障害物に当たると、その周囲を回り込む回折や、音波どうしが重なって強め合ったり、打ち消し合ったりする干渉が起こります。これらの現象は、音の伝搬に影響を与えます。
 

音の反射、透過、吸音、回折、干渉

音速

音は、空気などの媒質を通して、空気を振動させながら伝わっていきます。このとき、空気中を音が伝わる速さを音速と呼びます。音速は約340m/s(15℃)です。


残響時間

残響とは、音源から耳に最初に届く直接音のあと、室内の壁・天井・床などで反射して遅れて届く音によって、音の響きが残る現象です。
残響の大きさは、残響時間で表します。残響時間とは、音源の音が止まってから、音圧レベルが60dB減衰するまでの時間です。
残響時間は、室容積、室内の総表面積、室内の平均吸音率などから計算により予測できます。吸音率とは、壁・天井・床などの材料に音が当たったとき、ある周波数の音エネルギーが吸収される割合を示します。室容積が大きいほど残響時間は長くなり、室内の平均吸音率が大きいほど残響時間は短くなります。


距離減衰

音源から離れるほど音圧が減少する現象を、距離減衰といいます。
屋外や無響室など、反射音や残響のほとんどない空間では、音源からの距離が2倍になるごとに、音圧レベルはおよそ6dBずつ減衰します。一方、部屋の残響が多い空間では、距離による音圧レベルの減衰量は小さくなります。

例えば、スピーカー正面1mの位置で100dBの音が出ている場合、比較的残響の少ない部屋では、スピーカーから8m離れた位置での減衰量は約-12dBとなり、音圧レベルは約88dBになります。
 

距離減衰

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