スクリーン調整機能・ソフトウェア
Geometry Manager Functions
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柔軟な演出をスムーズに実現
映像演出の幅を広げ、迅速なセットアップを支援するパナソニック独自のスクリーン調整ソリューション。プロジェクター本体に内蔵し、リモコン一つで多様なスクリーンを補正できる「幾何学ひずみ補正」機能に加え、パソコンからさらに細かく調整可能な「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」と、機能拡張向けに2つのアップグレードキットをご用意。円柱や球面を用いた大型スクリーンから、巨大な建物へのマッピングに至るまで、多種多様な演出をひずみなく実現し、調整のスムーズ化にも貢献。多くの立ち会い実績をもつパナソニックならではの豊富な機能・ソフトウェアが、より柔軟で、より創造的な映像演出を提案します。
幾何学ひずみ補正機能
多様なひずみをリモコン一つで補正できる本体内蔵機能。一部モデルは「フリーグリッド機能」も搭載し、任意のグリッド数・制御点による幾何学ひずみ補正が可能に。
幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア
より高度なスクリーン調整は、パソコン専用の「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」がカバー。幾何学ひずみ補正、エッジブレンディング、輝度コントロールなどを直感的なGUI操作で実現し、調整の精度・効率が大きく向上。
アップグレードキット
マスキングなどの拡張機能や、カメラを用いた自動マルチスクリーン補正を実現する2つのアップグレードキットをご用意。一部モデルは出荷時から適用済みのため、筐体ごとのアクティベーションが不要。
幾何学ひずみ補正機能
内蔵機能
スクリーン形状のゆがみをリモコン一つで補正できるよう、プロジェクターに「幾何学ひずみ補正機能」を標準搭載しています。正面以外からの投写で生じる縦横の「台形ひずみ」に加え、球面、円柱面などのゆがみも「曲面スクリーン補正」で容易に補正でき、見やすい画面をキープ。四隅を個別に補正できる「コーナー補正」や、補正の際にアスペクト比を維持する「アスペクト維持」などの便利機能も搭載しています。補正内容はデータとして保存でき、状況に応じて補正をリセットしたり、再度読み込んだりできます。
曲面スクリーン補正
投写面が湾曲している場合でも、画面が自然になるよう補正できます。球面や円柱など、平面以外への投写時に便利です。
フリーグリッド(任意補正)機能
内蔵機能
一部プロジェクターに内蔵の「フリーグリッド機能」を使えば、四隅以外の局所的なひずみをピンポイントに補正できます。2 x 2、3 x 3、5 x 5、9 x 9、17 x 17からグリッド数を選択し、グリッドパターンとして表示させることで、任意の点を指定してのピンポイント補正や、水平ライン・垂直ラインを指定しての一括補正が可能に。補正内容はグリッド数・制御点の変更後も維持されるため、大まかな補正から細かな補正への移行もスムーズ。高度なスクリーン調整をリモコン一つで行える便利な機能です。
グリッド数と制御点は一例です。
幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア
無償ソフトウェア
より複雑で高度なスクリーン調整には、内蔵機能を拡張してパソコン*から補正できる「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」(無料)が最適。プロジェクターとお持ちのパソコンをLAN接続することで、グリッドベースの任意補正はもちろん、エッジブレンディング、カラーマッチング、ユニフォーミティー、輝度コントロールなどのキャリブレーションを専用のGUI画面から行うことができます。調整中にプロジェクターを制御したい場合は、レンズ設定、メニュー操作、入力信号の切り替えなどを個々のタブで実行でき、複数台のコマンド制御も一元操作で完結。一部機能はゲームパッドにも対応し、スクリーンを見ながら行える直観的なキャリブレーションを支援します。
* Windows® OSのみ対応。
幾何学ひずみ補正
スクリーン上にグリッドパターンを表示させることで、画面上で目立つ幾何学ひずみをピンポイントに補正。グリッド数は垂直・水平ごとに独立に設定でき、最大11 x 11*まで選択可能です。
* 別売のアップグレードキット(ET-UK20)を適用すれば、グリッド数を最大41 x 26まで拡張いただけます。拡張できる最大グリッド数は、プロジェクターの解像度により異なります。
エッジブレンディング
複数台でマルチスクリーンを構成する際、自然な仕上がりになるよう境界部分を補正。シームレスで一体感のある演出をサポートします。
輝度コントロール
マルチスクリーン投写で明るさのバラツキが気になる場合、プロジェクターごとの輝度を調整して一体感を高めることができます。一部モデルは自動補正に対応しており、長期にわたるイベント・展示でも安心してお使いいただけます。
カラーマッチング
輝度だけでなく、色バラツキもプロジェクターごとに補正できます。3色または7色の値をもとに補正する2つのモードに加え、輝度・色度座標の測定値をもとに高精度な補正を行う「709モード」もご用意。より自然なマルチスクリーン表示を実現します。
プロジェクター制御
レンズ調整、メニュー操作、入力信号の切り替えなどをソフトウェアの画面から実行できます。リモコンで別途OSD操作を行う必要がなく、調整作業のスムーズ化に貢献します。
幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア アップグレードキット
有償アップグレード ET-UK20
別売のアップグレードキットET-UK20を「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」に適用すれば、補正範囲や機能をさらに拡張できます。「幾何学ひずみ補正」時のグリッド数を41 x 26*まで増やせるほか、ライン指定またはビットマップによるマスキング処理、さらにはグリッドパターンを用いた部分的な色むら補正も可能に。オブジェクトへの投影や、不規則な凹凸面によるマッピングも精緻な仕上がりで、演出の幅がさらに広がります。
* 最大グリッド数はプロジェクターの解像度により異なります。
※ ET-UK20の購入・適用には、会員制サポートシステム「PASS」への登録および「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」のインストールが必要です。
マスキング
上下左右の操作点を移動しラインを変形させることで、マスキングする形を四角形で指定できます。マスキング領域のネガ / ポジ反転も可能です。
1Bitモノクロ形式のビットマップ画像を読み込むことで、マスキングする形を細かく指定できます。8 x 8ドット 〜 1920 x 1200ドット*1または4096 x 2400ドット*2までのサイズに対応しており、マスキング領域のネガ / ポジ反転も可能です。
*1 プロジェクターの解像度が1920 x 1200ドットまたは1400 x 1050ドットの場合。
*2 プロジェクターの解像度が1920 x 1200ドットおよび1400 x 1050ドット以外の場合。
柔軟なユニフォーミティー補正
スクリーンに局所的な色むらが発生している場合に、グラデーション補正の範囲をグリッド上で指定することにより、ピンポイントなユニフォーミティー補正が可能になります。幾何学ひずみ補正との重ね合わせにも対応し、ひずみ・色むら双方の任意補正を同一データ内で行うことができます。
自動スクリーン調整アップグレードキット
有償アップグレード ET-CUK10
プロジェクターまたはパソコンに適用できる自動スクリーン調整アップグレードキットET-CUK10/CUK10Pは、多大な工数と手間がかかるマルチスクリーン調整を、カメラ連携で自動化。スクリーンの前にカメラをセットし、パソコンとカメラをネットワーク接続すると、幾何学ひずみ補正、エッジブレンディング、カラーマッチング、スタッキング、輝度、黒レベルなどのキャリブレーションがすべて自動で行われます。プロジェクターを何台も用いて投写する場合、完全なマルチスクリーン調整には多大な労力と工程を要しますが、ET-CUK10/CUK10Pによる自動補正なら、高精度なブレンディングを驚異的なスピードで実現。厳しいスケジュール下での設営でも、クオリティの高いマルチスクリーンを迅速に構成できます。
※ ET-CUK10は、ニコンD5200/D5300/D5500/D5600/D7500に対応しています。これらのカメラを用いてET-CUK10を利用するには、プロジェクターの登録と、「自動スクリーン調整プラグインソフト」(PASSより無料でダウンロード可能)のインストールが必要です。また、D7500を用いる場合は、幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア 6.1.10以降、自動スクリーン調整プラグイン 5.1.10以降のバージョンが必要です。
2つのライセンスをご用意(ET-CUK10/CUK10P)
自動スクリーン調整アップグレードキット向けに、二つのライセンスをご用意。プロジェクターごとの適用にはET-CUK10を、パソコン自体への適用にはET-CUK10Pを購入いただくことで、お持ちの資産に応じた柔軟なアクティベーションが可能です。ET-CUK10/CUK10Pの詳細やアクティベーション方法については、営業担当にご相談ください。
アップグレードキットを適用済み(※ 一部モデルのみ)
一部プロジェクターはET-UK20/ET-CUK10ともに出荷時から適用済みのため、手動でのアクティベーションが不要。「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」(無料)をインストールするだけで、拡張機能や、カメラを用いた自動スクリーン補正をご利用いただけます。