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屋外リモートカメラ
ユーザーズボイス

株式会社アワーズ様 アドベンチャーワールド

株式会社アワーズ様が運営するアドベンチャーワールドでは、イルカが繰り広げる迫力のマリンライブ「Smiles」をはじめ、水のステージ「ビッグオーシャン」を舞台にした様々なイベント演出に2台の屋外リモートカメラを活用しています。運用を開始した2018年から約5年が経過し、屋外仕様の堅牢なリモートカメラがどのようにお役立ちしてきたか、あらためてお話を聞きました。

マリンライブのチームリーダー
株式会社アワーズ
運営部 業務課 中野 翔太 様
(写真左)

マリンライブのリモートカメラオペレーションを担当
株式会社アワーズ
運営部 業務課 岸本 祥太郎 様
(写真右)


写真:中野翔太様、岸本祥太郎様

会場演出だけじゃない、幅広く使える高画質

はじめに屋外リモートカメラの活用方法を教えてください。

岸本様 この「ビッグオーシャン」ではステージ中央にある大型ビジョンと天井に1台ずつ屋外リモートカメラを取り付けています。主に活用しているイベントは1日に2~3公演開催しているマリンライブ「Smiles」で、天井のカメラでプールを泳ぐイルカやトレーナーを真俯瞰で捉え、ビジョン下のカメラではステージ側から見たパフォーマンスや盛り上がるゲストの様子を撮影しています。撮影した映像は会場内を動き回る3名のカメラマンの映像とともに大型ビジョンに映し出し、ライブならではの臨場感を届けています。

写真:岸本様

「Smiles」が始まる直前のオープニングでは、ゲストをビジョンに映す演出をされていますよね?

岸本様 そうなんです。皆さん突然大型ビジョンにお顔が映ってびっくりされますよ。カメラを探し出して手を振ってくださる方も多いですね。それから誕生日のゲストを映し、「Happy Birthday」のテロップを重ねて会場の皆様と祝福する、という演出も行っています。どのようにしてそのゲストが誕生日であるか把握しているかというと、実はゲストが胸につけているバースデーシールをカメラで見つけているんです。僕たちオペレーターは「Smiles」が始まる10分前くらいからリモートカメラで客席を観察し、シールを貼ったゲストを探しています。探して位置を特定しておき、本番が始まるとテロップとともに大型ビジョンに映してお祝いするんです。小さなシールでもしっかりと確認できるほどズームが可能で、ゲストの表情も鮮明に映すことができる高画質なカメラなため、演出の幅が増えて非常に役立っています。

写真:オペレーション

5年間で一度もトラブルがない、高耐久性

写真:中野様とリモートカメラ

画質以外の部分では、何か貢献している点はありますか?

中野様 はじめて映像を見た時に最も驚いたのはやはり揺れ補正ですね。南紀白浜は海沿いなので、かなり強い風が吹くことがあり、以前のカメラは映像の揺れが酷くて使用できない日が週に1日くらいの頻度でありました。しかしこのリモートカメラを導入してから5年間、使えなかった日は1日もありません。

岸本様 そんなに違うんですね。僕は入社した時からこの屋外リモートカメラを使っていたので全然知りませんでした。揺れないのが当たり前だと思っていました。

中野様 そう、「今日はハンディのカメラを駆使して撮影するしかないね」という日は本当によくありました。それから、以前のカメラは屋外仕様ではなかったのでドーム型のハウジングに入れていたんですが、度々トラブルはありましたね。ドームの中に水が溜まってずっと水たまりが映っていたり、どこから入り込んだのか虫がアップで映っていたり。その度にキャットウォークを歩いて行ってわざわざハウジングのネジを取り外して拭いていました。今はそのような手間もなく安心して使用でき、本当に助かっています。

岸本様 雨も風も強い地域ですからね、大変だったんですね。

中野様 それに暑い日でも夜になると一気に気温が下がるから寒暖差でドームが結露するんですよ。今は結露することも一切ないですね。「Smiles」は終盤でイルカとトレーナーが輪になって回転する見せ場がありまして、ハンディのカメラではおさえられない真俯瞰の映像が必要なので、どんな天候でも安心して使用できることは何よりありがたいですね。


写真:イルカとトレーナーが輪になって回転する見せ場

5年間使用されて、耐久性についてはいかがでしょうか?

中野様 カバーもせず本体をそのまま設置しているにもかかわらず、5年間で1度もトラブルがなかったんです。暴風や豪雨、塩害など、設置場所としてかなりハードな環境かと思いますが大きなメンテナンスも必要なく、これには本当に驚かされました。


写真:リモートカメラ
写真:オペレーション
写真:マリンライブ「Smiles」
写真:大型ビジョン

屋外リモートカメラは演出の幅を広げる

この数年で演出に変化はありましたか?

岸本様 激しくズームしてイルカに寄ってみたり、トレーナーの表情をより良く写せる角度を探ったりと、色々変化を加えながら日々オペレートしています。このカメラはズームがよく効き、アップで写しても映像が綺麗なので演出の幅を広く持たせることができます。また、タイムラグのない操作感も「Smiles」らしさに大きく貢献してくれていると思います。「マリンライブ」は単なるイルカショーではなく、イルカとトレーナー、そしてゲストが一体となって同じ時間を共有する“ライブ”なので、その一瞬を伝えるリアルタイムな映像演出ができていることは非常に大切な要素だと思っています。

中野様 それから、近年アドベンチャーワールドでは「いのちを見つめ、問い続ける」というパーク理念を掲げ、動物のいのちについてゲストとともに考えるパークづくりを行っています。「Smiles」も私たちがイルカの良きパートナーとなり、生き生きとした幸せな姿を見せてくれることを願いながら実施しています。たとえば「今日のライブはこういう動きにしてみたら喜んでくれるんじゃないか」といった形でイルカたちの反応に合わせてパフォーマンスのパターンを決めているんです。私たち映像演出チームも、イルカたちの喜ぶ姿や日々の微妙な変化をカメラでおさえ、ゲストの皆さまが何かを感じるきっかけになればと思い演出していますので、岸本が言うように表現の幅を広げてくれるリモートカメラは本当に重要な存在ですね。

写真:アドベンチャーワールド

用途が広がる、利便性と信頼性

これから屋外リモートカメラをどのように活用していきたいですか?

岸本様 リモートカメラはオペレーター1名で複数のカメラマンの役割が担えるとても便利なカメラです。カメラの数だけゲストにお届けできる視点が生まれ、人間が立ち入ることのできない場所にも設置できるので、もしかしたら誰も見たことのないイルカの姿を発見するきっかけになるかもしれません。今後カメラの台数を増やしていけたら一層ダイナミックな演出ができると思いますし、これから先もリモートカメラの様々な機能を活かして、イルカたちの魅力を伝えていけたら嬉しいです。

中野様 そうですね。特にこの「ビッグオーシャン」は「Smiles」の他にも期間限定で開催されるナイトマリンライブ「LOVES」や、イルカたちとのコラボ企画、それからゲストのブライダルイベントなども実施しており、様々なイベントで屋外リモートカメラが活躍しています。“いつでも”、“安心して”使用できる信頼性があるからこそ、大切なイベントに使うことができているのだと思います。これからも高品質な屋外リモートカメラを活用して、ビッグオーシャンでできることの幅を広げていけたらと考えています。


写真:マリンライブ「Smiles」
写真:オペレーション
写真:リモートカメラ



写真:アドベンチャーワールド外観

アドベンチャーワールドとは

海と山に囲まれた自然豊かな土地、和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドは、動物園・水族館・遊園地を一度に楽しむことができるテーマパークです。約80万m²の広大な敷地の中で、海の動物やサバンナの動物、空の動物など140種約1400頭の動物たちが生き生きと暮らし、愛くるしい表情を見せてくれます。





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