背景
ハイブリッド会議に対応可能な会議室を新設
玉名郡市医師会様が運営する玉名郡市医師会館は、地域の医師を中心とした医療関係者が定期的に会議や研修を開催する施設です。コロナ禍以降はハイブリッド会議が主流となり、ボタンを押して話すタイプのマイクで会議を実施していましたが、ボタンの押し忘れによる音切れや音質の悪さに加え、会議室内ではハウリングが発生するなど、音に対する課題に直面していました。また事務局側としても、会議の度に映像音響機器を準備する必要があり、多くの手間を要していました。そこで、高品質と簡単運用を両立する会議環境を目指し、会議室の新設を決定しました。
導入した理由
複雑な操作がなく、聞き取りやすい音声を届ける
マイクに関する課題を解決するため、複雑な準備や操作を必要とせず、天井設置で会議室全体の発言を収音できるシーリングマイクを採用。加えて、アレイスピーカーやリモートカメラ、プロジェクターなども導入しました。システムの選定・構築を担当した正清電器の正清義悟様は、「このシーリングマイクは会議やセミナーでの使いやすさを追求した、“誰も置いてけぼりにならない会議”を実現できる製品だと思います。今回、セミナー用にハンドマイクも採用しましたが、本来難しいとされるシーリングマイクとハンドマイクの併用も、シーリングマイク側で自動認識し、聞き取りやすさを確保してくれます。リモートカメラとの連携にも優れており、映像による臨場感も共有できます。さらに、室内への拡声は、ハウリングに強く、高域から低域までしっかりと出せる数少ないアレイスピーカーWS-LA208を採用しました」と語ります。
天井に設置されたシーリングマイクが部屋全体の声を収音。
セミナーや講演会ではワイヤレスマイクを併用。
導入後の効果
会議室の臨場感が伝わる高音質・高画質
玉名郡市医師会 事務局長の永杉憲弘様は導入効果をこう語ります。
「天井にマイクを設置すると聞いて、当初は半信半疑でした。しかし実際に設置し、試したときに性能に驚きました。会議室内のスピーカー音声も非常に聞き取りやすく臨場感があり、高品位な音質です。完成後に行政や医師会の関係者を招いてWEB・現地によるハイブリッドお披露目会を開催しましたが、オンライン参加者も現地参加者も、特に音に対して皆さん驚かれていましたね。音環境の悪さというものは、慣れると気付かないまま放置しがちですが、音が変わるとここまで会議の質が変わるのかと思い知らされました」
「また今回、リモートカメラを2台設置しました。1台は会議室内の参加者全員を撮影する用途で、シーリングマイクに連動した発言者のズームも可能です。もう1台は動く人をカメラが自動で追尾して撮影できるため、セミナーでの講師の撮影に活用しています。何の操作もせずに撮影でき、しかも4Kの綺麗な映像なので、例えば訪問看護の実技研修や超音波検査など、現場を見立てた実習の配信にも活用できるのではと話しています」
正清電器様が“他にはないアレイスピーカー”と評価するWS-LA208。
登壇者を自動で追尾するリモートカメラ(左)と参加者全体を写す広角なカメラ(右)
7,300 lmの高輝度投写が可能な最新プロジェクターで資料の見やすさを確保。
会議の準備時間が30分から5分に短縮
本会議室では、マイク、スピーカー、カメラ、プロジェクターなど、ハイブリッド会議に必要な全ての機器が連動し、タッチパネルから一括で操作できるようになっています。永杉事務局長は、「以前までは30分前には会議室に入り、配線や接続確認などの準備をしなければなりませんでした。それが現在は5分前の準備で済んでいます。そして簡単に操作できるタッチパネルのおかげで職員の誰もがこの設備を使うことができています。あまりの便利さに、他の会議も含め全ての会議をこの部屋でやりましょうと話しているくらいです」と評価します。
PCに接続してクリックするだけで資料を投映できる「PressIT」も導入。
演台としても使えるスマートなラック1台にAVシステム機器を集約。
正清電器様が製作したExtron製タッチパネル式操作端末で、全ての機器を簡単に操作可能。
正清電器様が製作したタッチパネル端末
はじめに会議かセミナーかといった用途を選択する。
続いて机のレイアウトを選択して「起動」を押すだけ。
必要であれば配信先への音量も調整可能。
カメラとプロジェクターのON/OFFボタンは画面左側に常時表示。室内の照明は、プロジェクターがONになると自動で最前列のみ消えるようになっているが、ここからもON/OFF操作が可能。
カメラは基本自動撮影だが、手動でのアングル変更も簡単。
手順に迷った時の解説ページもご用意。配信用PCの設定方法まで分かりやすく解説されている。
納入機器
- シーリングアレイマイクロホン WX-AM800..............................................×1台
- 1.9 GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステム ...........................................×1式
- RAMSAアレイスピーカー WS-LA208........................................................×2台
- 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE40K(自動追尾内蔵)......................×1台
- 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE4KGN(シーリングマイク連携)......×1台
- 液晶レーザープロジェクター PT-VMZ72J...................................................×1台
- ワイヤレスプレゼンテーションシステム(PressIT)....................................×1式
- Extron製タッチパネル式操作端末(特注品)..............................................×2式
お客様の声
本当の意味でストレスフリーな会議が実現できました
会議室のどこにいても綺麗に声を収音するシーリングマイクは、あまりにも便利で驚きました。同時に、ハイブリッド会議を本当にストレスなく開催するためには、ただ良い製品を購入して集めるのではなく、使い勝手まで考え抜かれた仕組みづくりが重要なのだと気付かされました。最近では、同じようなお困りごとを抱えている方に「正清電器さんに相談するといいよ」と伝えています。
(玉名郡市医師会 事務局長 永杉憲弘様)
高品位・高品質であり、誰もが使いこなせる“簡単さ”を
オンライン会議では、目の前で話しているような自然な会話ができること、つまり“機器の存在を忘れて会議ができる”ことが会議の質に直結すると考えています。しかし、高品位・高品質なシステムほど操作が複雑になりがちで、運営側の負担は増加してしまいます。そこで今回は「簡単に、高品位・高品質」をコンセプトに、自動化できるところは全て自動化し、タッチパネル端末は誰でも直感的に操作できることを目指して設計しました。玉名郡市の医療拠点として、少しでも皆様の負担を減らしながら、質の高い会議に貢献できていたら嬉しいです。
(正清電器 代表 正清義悟様)
一般社団法人 玉名郡市医師会
事務局・連携事業部
事務局長 永杉 憲弘様(写真左)
連携事業部 中原 精子様(写真中央)
合資会社 正清電器
代表 正清 義悟様(写真右)
※所属は納入時のものです。
お客様紹介
地域の人びとの健康と暮らしを支える
玉名郡市医師会様は、玉名市、玉東町、和水町、南関町、長洲町の医師で構成され、地域医療の連携や公衆衛生活動、訪問看護事業などを通じて、住民が安心して暮らせる医療環境づくりに取り組んでいます。
■ 所在地:熊本県玉名市玉名2186
■ URL:https://www.tamana-med.or.jp/
新設した会議室の様子。