市立吹田サッカースタジアム様
映像送出設備
市立吹田サッカースタジアム(ガンバ大阪新スタジアム)が映像送出設備他を導入。
概要・特長
2015年9月30日、大阪府吹田市千里万博公園内に竣工した「市立吹田サッカースタジアム」は企業や個人の寄付金でつくる日本初のスタジアムで、その募金活動やスタジアム建設の役割を担うのが、ガンバ大阪も参加する「スタジアム建設募金団体」様です。すでに2015年6月には目標金額の140億円に達し、完成後はガンバ大阪のホームスタジアムとして利用されるだけでなく、さまざまな大会の利用や地域での利用ができるように検討されています。
新スタジアム竣工にあたり、大型映像送出設備、音響システム、非常放送設備、ITV設備、避難誘導システム、TV中継用伝送システムを導入されました。
主な納入システムと特長
ITV設備
スタジアム各所にネットワークカメラを設置し、高画質な映像での監視・録画を実施。
- 屋外回転型カメラ(WV-SW396AJ)は最上部に4台設置し、火災発生時には消防がスタンドの火災状況を確認し、避難誘導システムを手動起動する。
- 停電時でも10分以上は稼動するように、各HUB、センター機器にはUPSを設置。
映像送出システム
ライブ・演出映像コンテンツの制作と送出を実施する。
- VTRやCM、選手紹介や得点などサッカー運用映像の表示など、ビジョン(2面)へ送出。
- 送出装置の一元管理。得点・得点者・他試合の経過管理を実施。
音響システム
スタジアムDJなど演出音響の製作・送出。
- デジタルネットワークオーディオにより、外来ノイズの低減、高音質のままパワーアンプまで伝送。
- 低減衰率、強指向性スピーカーにより明瞭度の高い直接音を送出。
- アンプ・スピーカーの分散配置により、不要な音反射を防ぐ。
非常放送設備、避難誘導システム
火災発生時に自動火災報知設備・誘導灯・非常放送・大型映像装置と連動し、観客を安全なエリアに誘導する。
- 自動火災報知設備と連動し、非常放送設備で、日本語+英語で発報放送、火災放送のメッセージを自動的に放送し、大型映像で火災箇所に応じた避難場所を映像で表示する。
テレビ中継用伝送システム
テレビ映像信号等をスタジアム外の中継車(TV局手配)まで伝送するシステム。
- TV中継用コネクタ、配線を使用、外来ノイズの低減、高画質のまま伝送する。
- NHK、民放(スカパー含む)など複数のTV局、同時中継に対応が可能。
- カメラ回線のほか、デジタル映像や音声信号、インカムなどに使用可能な配線を布設。
POSシステム
飲食&グッズ常設店舗/臨時店舗向け POSシステム。
- 省電力・省スペースにこだわったタッチパネル対応POSターミナル。
- POSレジ機能、顧客管理機能、集計/分析を実施。
その他納入写真
主な納入機器 ソリューション
ITV設備
- 屋内対応ネットワークカメラ WV-SPN310V × 24台
- 屋外ハウジング一体型ネットワークカメラ WV-SW396AJ × 4台
- プリセットコンビネーションネットワークカメラ WV-SC385 × 4台
- ネットワークディスクレコーダー WJ-ND400K × 1台
- 他1式
映像送出システム
- PD/TD卓 マルチフォーマットライブスイッチャー他 × 1式
- スポーツコーダー/テロッパー装置 × 1式
- リボンビジョン送出卓 × 1式
- 映像機器収納架 × 1式
- インターカムシステム × 1式
- カメラコンセント盤 × 13面
- ロッカールームカメラ AW-HE70SK 他 × 1式
音響システム
- DMP、パワーアンプ、HUB 他 × 1式
- フィールド向けラインアレイスピーカー × 2式
- 観客席用スピーカー × 148台 他
避難誘導映像設備
- HDプレーヤー 2台、制御I/F他 × 1式
非常放送設備
- ラック型非常放送設備(80局1440W) × 1式
- スピーカー 約660台
POSシステム
- POS本体(JS-970WS40BA)アップライトディスプレイ(JS-970RD-010) × 36式