三井住友信託銀⾏株式会社様
レッツノートを中⼼として取り組んだ業務プロセスの改⾰と企業⽂化変⾰への挑戦。
課題
在宅⽤PCの共⽤利⽤や管理負担、モバイル性不⾜がハイブリッドワークの障壁に。
解決策
オフィスと在宅⽤PCを、モバイル性に優れたレッツノートに⼀元化。仕事の場所を選ばない⾃分専⽤PCが、業務変⾰を実現。
営業セクションを中⼼に全社でペーパーレスが加速し、役員打ち合わせも紙資料の印刷は不要に。
対⾯ありきではない「多様な働き⽅」を実現できました。
背景
従来のPC環境が、多様な働き⽅を実現する妨げに。
当社では、DXを推進するなかで「業務プロセスと企業⾵⼟・⽂化の変⾰」を重要項⽬と位置付けています。紙を中⼼とした業務プロセスのデジタル化を業務改⾰の柱の⼀つとし、ペーパーレス化の実現に取り組んできました。そのなかでコロナ禍による急激な労働環境の変化に直⾯し、ハイブリッドワークに適したPC環境の整備が急務となりました。
在宅勤務が⼗分に普及していない従来の環境では、オフィス⽤PCは基本⼀⼈1台割り当てていましたが、在宅⽤PCは部署ごとに決まった台数のノートPCを共⽤で利⽤する運⽤ルールとなっていました。結果、マネジメント層が貸し出し状況を管理する必要があるほか、返却時や⽀店間で端末を移動させる場合はIT部⾨と別途連携が必要になるなど、従来の在宅⽤PCの管理体制では現場とIT部⾨両⽅に負荷がかかっている状態でした。また、当社のオフィス⽤PCは15型以上の端末が主流だったため、会議室への移動を中⼼にモバイル性能の観点でも課題がありました。これらの背景から「モバイル性が⾼く、仕事の場所を選ばないPC」の導⼊の検討を開始しました。
導入理由
「モバイル性能、サポート体制、ネットワークへの接続性」がPC選定のカギ。
新たに導⼊するPCの選定に際して、当社が重視したのは⼤きく以下の3つでした。
⼀つ⽬に、モバイル性能についてです。以前採⽤していたPCは、サイズが⼤きく重量感もあるため、PCを持っての会社と⾃宅の往復は社員の負担となっていました。また、社員のなかには、業務の前後で⼦供の送迎が必要な社員も多く在籍しています。そのため、⼩さなカバンにも収まる、コンパクトで軽量性にも優れたマシンを求めていました。レッツノートSRシリーズは12.4型のコンパクトな筐体かつ軽量設計であるため、ストレス無く持ち運びできる点において魅⼒的なPCでした。また、追加オプションでUSB Type-C®に対応した軽量かつコンパクトなACアダプターを端末とセットでご⽤意頂けたため、周辺機器の⾯でも持ち運びの負担を抑えることができました。
持ち運びを前提とした場合、移動時の衝撃や振動にも耐え得る頑丈性も⽋かせないポイントです。パナソニック コネクトの神⼾⼯場を訪問し、レッツノートの耐久試験や製造プロセスを⾒せていただきました。実際の使⽤シーンを想定した厳格な試験基準をクリアしていることから、レッツノートは電⾞での通勤や顧客訪問といった多様なビジネスシーンのなかでも、安⼼して⻑く使い続けられるマシンであると判断しました。
⼆つ⽬は、サポート体制の充実度です。PCの持ち運び頻度が増えると共に、落下などのリスクも増え、故障率の増加は避けられないと考えていました。そのため、当社ではスペック⾯でのレッツノートの⾼い耐久性に加え、故障時のサポート体制も選定基準として重視していました。パナソニック コネクトの拡張保証サービスは、トラブル発⽣時の迅速な対応はもちろん、他社であれば追加料⾦が発⽣する場合がある物理的な破損や、偶発的な事故など「⾃然故障以外のケース」であっても補償対象です。つまり業務の中断を最⼩限に抑えつつ追加コストを抑えることができるため、総合的な運⽤コスト⾯でも安⼼して依頼することができました。
三つ⽬に、オンライン環境への接続性についてです。従来当社では、社内でネットワークに接続する際、有線LANを使⽤していました。そのため、会議室に移動し対⾯でミーティングを⾏う際、有線LANとPCを接続する必要があり、会議の開始に3〜5分かかっていました。その煩わしさや時間を削減するため、事前に会議資料を紙で⽤意しておくこともあり、ペーパーレス化やデジタルツールを活⽤した働き⽅改⾰の実現が進まない要因となっていました。今回当社は、標準搭載の有線LANポートに加えSIMを併載したモデルを導⼊しました。これにより、有線LANでの接続が必要な機密性の⾼い情報を扱う場合以外は、SIMの使⽤を中⼼とした運⽤が可能となり、その結果セキュアでありながらセッティング⼯数を従来から削減することを実現しました。また、豊富なインターフェースを搭載し、有線LANポートがデフォルトで搭載されているため、変換⽤コネクタを準備する必要がなく、シームレスにネットワークへ接続できる点も⼤きな魅⼒でした。
セキュリティ⾯のリスク対策と、ペーパーレス化を妨げるネットワーク環境の改善、両⽅を実現するPCがレッツノートでした。
導⼊後の効果
業務プロセスの改⾰から企業⽂化の変⾰へ。
レッツノートがもたらした導⼊効果とは。
レッツノートの導⼊により、社員⼀⼈⼀⼈の働き⽅に合った「⾃分専⽤のPC」が実現したと思っています。これまでは会社で使⽤するPCと在宅時で使⽤するPCが異なっていましたが、オフィスでも在宅時でも同じPCを利⽤することで、社員はレッツノートを相棒のように愛着を持って使うようになっています。
また、レッツノートとMicrosoft 365の組み合わせにより、情報連携や会議のスタイルも⼤きく変わってきています。以前は会議資料を紙で準備しておくことが主流でしたが、今では社員各々がPCを持参し、資料はモニターや共有済みファイルを同時閲覧することが習慣化されつつあります。さらにオンラインMTG機能の活⽤も進み、対⾯ありきではない「多様な働き⽅」へと変化が⾒られました。当社の大阪にある拠点では、役員との会議を含め社内会議はほぼペーパーレスになったとの話も聞いています。
レッツノートの導⼊は、ペーパーレスを中⼼とした業務プロセスの改⾰と共に、会社全体の組織⽂化の変⾰にも繋がってきています。それを象徴するエピソードとして、当社の経営陣が集まる会議では、紙の資料は使⽤せず、PCのみでプレゼンを⾏うようになり、反対に「なぜ紙なの︖」との声まで挙がっています。トップ層レベルの働き⽅の変化、つまりは企業の⾵⼟や⽂化にも変化が表れていると感じています。
今後の展望
企業⽂化変⾰へFutureXとレッツノートで描く未来。
ペーパーレス化をはじめとした業務プロセスの改⾰と、よりフレキシブルで⽣き⽣きとした働き⽅の実現に向け、当社では全社プロジェクト「FutureX」を24年の4⽉に⽴ち上げました。FutureXは、業務プロセス改⾰を通じて働き⽅を改⾰し、組織⾵⼟・⽂化の変⾰の実現を掲げています。共通作業プロセスの改⾰(やめる・変える)や、新技術の実装(⽣成AI等)など様々な活動テーマを進めていますが「コミュニケーション改⾰」も重要なテーマの⼀つです。今回のレッツノートとMicrosoft365を中⼼としたコミュニケーション改⾰を進めると同時に、当社では全国約250店部※のPC利活⽤の推進役として、エバンジェリストを配置しています。エバンジェリストは、ツールの使い⽅を教育するだけでなく、現場ごとの課題を解決し、デジタル化への意識改⾰を進める重要な役割です。こうした取り組みの結果、場所に縛られない業務スタイルが定着しつつあると考えています。今回のレッツノートの導⼊は変⾰を加速させる⼤きな⼀歩。引き続きコミュニケーションや意思決定、働き⽅の改⾰に取り組み、頑丈性と信頼性を兼ね備えたこのPCとともに、企業全体のカルチャー変⾰を進めていきたいと思います。
※⽀店(店舗)、営業部、本部の総称
井茂 尊博様
辻 千容様
納⼊機器
12.4型モバイルPC レッツノート SRシリーズ
お客様紹介
三井住友信託銀⾏株式会社様 事業紹介
⽇本初の信託会社をルーツとする三井住友トラストグループの中核⼦会社として、個⼈事業、法⼈事業、投資家事業、不動産事業及びマーケット事業を擁し、⾼い専⾨性と総合⼒を駆使してお客様に最適なソリューションをご提供しています。