背景
24時間体制の現場における安全管理強化と、効率的な安否確認の仕組みづくりが課題に
24時間稼働している製鉄所の現場において、元請け企業から1時間ごとの作業員の安否確認を要請されており、従来は作業員との電話で確認を行っていましたが、運用負荷軽減を目的に安否確認システムの導入を検討されていました。
しかし、当初試験導入された他社の安否確認サービスでも都度、管理者による発信や作業員による回答操作が必要となるため、継続的な運用が困難であり、本人確認と安否確認を両立しながら、現場負荷を抑えて運用できる仕組みが必要とされていました。
導入理由
本人確認と安否確認を同時に実現。現場と管理者双方の負担を抑えた運用のしやすさ
24時間体制の現場に大きな負荷をかけることなく、確実に安否確認を行える仕組みを探される中で、普段からIT活用について相談しているクラブン様の展示会でKPASクラウドを知り、安否確認用途での活用を検討。
顔認証するだけで本人確認と安否確認を同時に行えることに加え、管理者側の確認業務も効率化できるため、現場と管理者双方の負担を抑えながら運用できる点を評価し、正式導入を決定されました。
導入後の効果
顔認証だけで安否確認が完了。1時間ごとの確認業務を約3分の1の手間で実現
「導入を検討していた安否確認サービスでは、メールを開きログインして回答する必要がありましたが、KPASクラウドは顔認証するだけで完了します。現場の作業員は1時間に1回この安否確認作業が必要になるため、この差は非常に大きく、体感としては3分の1程度の負荷で実現できていると感じています」
(総務室長 人材育成室長 鳥羽 憲央様)
「管理者側でも、メール型の安否確認サービスのように安否確認の度にメールを発信するなどの作業が不要なため、管理者はメール配信や回答状況の管理を行う必要がなく、ポータル画面で状況を確認するだけで運用できます。実際、今回の安否確認が求められている現場は夜間作業もありますが、この時間も管理者を置いて1時間ごとに安否確認メール発信をするのは現実的ではありませんでした。KPASクラウドでは、管理者は適宜ポータル画面で確認を行うだけですので、非常に助かります」
(JFE福山製鉄関連事業所 第1製造グループ 原料処理グループ 松浦 辰馬様)
マスク着用環境でもスムーズに認証し、現場で無理なく運用を定着
松浦様は、現場作業員への運用定着といった面からも、KPASクラウドを評価されます。
「現場では複雑な操作必要だったり、運用が面倒なシステムはなかなか浸透しません。例えば、製鉄所の現場では顔が汚れやすいためマスクを着用する作業員がほとんどですが、KPASクラウドはマスクを着けたままでもしっかり認証してくれるので、わざわざ外す必要もありません。そのため、作業員からも『簡単で助かる』『認証が速い』という声が多く、導入直後からスムーズに運用を定着させることができました」
本人確認と安否確認を同時に実現し、より確実な安全管理体制を構築
鳥羽様は、KPASクラウドによる安全管理面での効果についても話されます。
「いろいろな方法がある中で、本当に作業員本人がその場で安否確認をしたのかを確実に確認できるという面では、顔認証が最も正確だと思います。KPASクラウドの導入によって、本人確認と安否確認を同時に行えるため、管理者としても安心感が大きくなりましたし、企業内での安全管理に対する意識も以前より高まったと感じています」
顔認証は特別な機器不要のため、作業員や車両ごとに配布している業務用スマートフォンを使用。
操作不要でスピーディーに顔認証を行えるため、1時間ごとの安否確認でも現場の作業員の負担を少なく実現。
管理者は管理ポータル画面にログインするだけで、顔認証により安否確認ができている作業員を確認。
管理ポータル画面では、誰がいつ安否確認をしたかを一覧で表示。
システムイメージ
導入システム
顔認証クラウドサービス KPASクラウド 現場管理サービス
(2026年8月現在)
お客様の声
他の部門や、勤怠管理といった別の用途にも活用を期待
「今回の日常的な安否確認は製鉄所内の業務を行う部門での導入となりましたが、人手不足が進む中で一人作業が増えることも考えられますし、他部門での活用も検討できるのではないかと思います」
(JFE福山製鉄関連事業所 第1製造グループ 原料処理グループ 松浦 辰馬様)
「KPASクラウドは入退管理や勤怠管理などにも活用されているようですので、総務としてもそのように活用の幅を広げていくことも考えられます」
(総務室長 人材育成室長 鳥羽 憲央様)
株式会社 松原組
総務室長 人材育成室長
鳥羽 憲央様(写真右)
JFE福山製鉄関連事業所 第1製造グループ 原料処理グループ
松浦 辰馬様(写真左)
※所属は取材時のものです。
お客様紹介
新たな可能性の創造に向け挑戦し続ける、地域に密着した総合建設企業
1952年の創業以来、広島県福山市で総合建設業として地域に密着し実績を積んでこられた松原組様。
調査・研究から、計画・施工に至るまでの充実した体制と数々の実績には、各方面より高い信頼と評価が寄せられており、国土交通省・広島県・福山市等の公共事業はもとより、大手製鉄会社の協力会社として、幅広く実績を積み重ねられています。
■ URL:https://matsubara-gumi.co.jp/
松原組様 本社