写真:国立競技場
写真:国立競技場

独立行政法人日本スポーツ振興センター 「国立競技場」様

スタジアム映像・音響システム
“国立競技場”を支える映像・音響システム。

導入システム紹介

  • 歴史的瞬間を高精細に映し出す大型映像表示装置
  • 迫力のある音で来場者を盛り上げるRAMSAラインアレイスピーカー
  • スポーツの​躍動感を高画質映像で記録する競技用撮影システム
  • 会場内各所で大会運営をサポートするデジタルサイネージシステム

背景

スポーツの聖地で​スタジアムソリューションが活躍

新しい国立競技場が2019年11月に竣工し、竣工時約60,000席の収容人数を誇る大規模な会場に、パナソニックの様々な映像・音響システムを納入しました。来場者の皆さまに驚きや感動、そして公共空間としての安全を提供し、スポーツの魅力を引き立てる多様なソリューションで、スタジアムのさらなる進化に貢献していきます。​


システム概要

パナソニックの映像・音響技術を余すことなく投入

スタジアムのメインビジョンとして約9 m×約32 mの大型映像表示装置を北側と南側に1面ずつ設置。撮影では、ハイエンドな放送用スタジオカメラ3台と、高画質なリモート撮影が可能な4Kインテグレーテッドカメラ2台が活躍します。また音響設備は、スピーカーから離れたフィールドでも適切な音圧を確保し、均一で明瞭な音声を届けるラインアレイスピーカーを38式設置しました。さらに、観戦エリアには国内の スタジアムで最多となる約600枚のデジタルサイネージシステムを配備。表示内容を遠隔で制御し、エリアごとに切り替えることができるため、会場内各所への情報提供を効率化します。

※ 2020年1月7日現在、パナソニック調べ


システムの特長

歴史的瞬間を高精細に映し出す大型映像表示装置

  • 南側:縦 約9 m×横 約32 m
  • 北側:縦 約9 m×横 約36 m(塔時計、45分計、ランニングタイマー部分の4 mを含む)

スタジアムの北側と南側に合計2面設置された大型映像表示装置は、選手のプレーや開・閉会式の様子をフルハイビジョン画質で表示。約9 m×約32 mの巨大な画面が、感動の瞬間を高精細に映し出します。

写真:大型映像表示装置
北側と南側に合計2面取り付けられた大型映像表示装置

迫力のある音で来場者を盛り上げるRAMSAラインアレイスピーカー

  • RAMSAラインアレイスピーカー:8連×24式、4連×14式 計38式
  • RAMSAデジタルミキサー×1台

スタジアムの音響設備には、ウェイブガイドホーン設計により理想的線音源を実現するRAMSAラインアレイスピーカーを38式設置。広い会場内で近距離から遠距離までクリアに拡声し、会場全体に迫力のある音を届けます。また、ミキサーはコンソールタイプのデジタルミキサーを納入。快適なオペレーションで表現力豊かな音づくりが可能です。

写真:RAMSAラインアレイスピーカー
天井に設置されたRAMSAラインアレイスピーカー

スポーツの​躍動感を高画質映像で記録する競技用撮影システム

  • 4Kスタジオカメラ×3台
  • 4Kインテグレーテッドカメラ×2台
  • リモートカメラコントローラー×1台
  • ライブスイッチャー× 1台

撮影システムには、11メガピクセル大判イメージセンサーを搭載した4Kスタジオカメラと、4K/60pのリモート撮影が可能な4Kインテグレーテッドカメラを配備。競技の迫力を臨場感ある映像で撮影します。撮影した映像は、コンパクトながら大型モデルに迫る機能性を備えた4K対応ライブスイッチャーでスイッチングし、大型映像表示装置へ出力。会場を沸かせる多彩な映像演出を実現します。

写真:4Kスタジオカメラ
競技の様子をとらえる4Kスタジオカメラ

会場内各所で大会運営をサポートするデジタルサイネージシステム

  • デジタルサイネージ×約600枚
  • デジタルサイネージソリューション「AcroSign」×1式

約600枚のデジタルサイネージは、パナソニックのデジタルサイネージソリューション「AcroSign(アクロサイン)」で制御・統合管理され、エリアごとに登録された表示スケジュールに従いコンテンツを自動再生して空間を演出します。また、インバウンドに向けた観光情報や災害情報共有システム「Lアラート」の対応など、様々な基幹システムとも連携可能。表現力ある空間演出と大規模施設における安心・安全の確保を両立したシステムを実現しています。

※ Lアラート(公共情報コモンズ)とは、一般財団法人マルチメディア振興センターが運営し、総務省が普及促進している災害時などの情報伝達の共通基盤です。

3面のマルチスクリーンにも対応したデジタルサイネージ
3面のマルチスクリーンにも対応したデジタルサイネージ
写真:通路などに取り付けられたデジタルサイネージ
通路などに取り付けられたデジタルサイネージ

写真:4Kインテグレーテッドカメラとリモートカメラコントローラー

スタジアム内に2台設置された4Kインテグレーテッドカメラと、それらを制御するリモートカメラコントローラー

写真:ライブスイッチャー

大型映像表示装置への出力素材をスイッチングするライブスイッチャー

写真:RAMSAのデジタルミキサー

会場内の音声をミキシングするRAMSAのデジタルミキサー


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お客様紹介

日本の技術力と美を象徴するスタジアム

東京1964大会のオリンピックスタジアムであった旧国立競技場(2015年解体)の跡地に建設された国立競技場。「杜のスタジアム」をコンセプトに、緑や木など自然を生かしてデザインされ、最先端の技術を備えながらも日本らしい美を追求したスタジアムとなっています。

写真:国立競技場
2019年11月に完成した国立競技場