写真:ハイフレックス型授業システム
写真:ハイフレックス型授業システム

城西国際大学様

ハイフレックス型授業システム(講義室映像・音響システム/Panopto)
高品質なハイフレックス型授業を実現するシステムで場所や時間にとらわれない平等な学習機会を提供。

課題

教室にいる学生もオンラインで参加している学生も、違和感なく一緒に学べるハイフレックス型授業を行いたい。

解決策

オンライン参加でも臨場感のある授業を受講できる映像・音響システムと、高度なオンデマンド授業を実現する動画収録・配信サービスPanoptoを導入。

ハイフレックス型授業を可能にするシステムの導入が、学生に対する場所や時間にとらわれない平等な学習機会の提供につながっています。

城西国際大学 学長補佐/教務部長 経営情報学部 教授 理学博士 亀山 浩文様

背景

近年求められるハイフレックス型の授業を簡単に行える設備

2020年4月、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、全国的に対面授業が行えない状況になりました。城西国際大学様では、留学生を含めて学生が通学できない状況下においても学びを止めるわけにはいかないと考え、オンラインによる授業を実施。しかし黒板や白板に板書をした文字を在宅で参加する学生が明瞭に見られない、在宅の学生がした発言を講義室の学生が聞くことができないなど、課題が多くありました。そこで千葉東金キャンパスと新棟の東京紀尾井町キャンパス2号棟のほぼ全講義室にハイフレックス型授業を簡単に行える設備の導入が検討されました。


導入理由

臨場感のあるオンライン授業と受講しやすいオンデマンド授業

講義室で授業を受けている学生はもちろん、オンラインで参加する学生も違和感なく授業が受けられるように、ハイフレックス型授業に対応する映像・音響システムが整備されました。また、2022年4月から、一般教養科目を全学部共通にする取り組みが開始され、そのほとんどでオンデマンド学習が行われることから、高機能な動画収録・配信サービスPanoptoが採用されました。学長補佐/教務部長 経営情報学部 教授の亀山様は、「ハイフレックス型授業を実現するこのふたつのシステムの導入が、学生に対する場所や時間にとらわれない平等な学習機会の提供へつながっています」と語ります。


導入後の効果

オンラインによる授業参加でも自然なコミュニケーション

教員や学生が講義室のどこで発言をしても天井に設置されたマイクで集音してオンラインで参加している学生に届き、またオンライン参加者の声も講義室全体に拡声される音響システムが構築されました。教務部 次長 富田様は、「大人数の授業であればビデオ会議システムのみでも良いのかもしれませんが、少人数のゼミ活動に関しては密にコミュニケーションを取れることが必須になります。そこでキーになるのは良質な音で授業自体を共有できる音響システムでした。USBを挿すだけで使用できるパナソニックさんのハイフレックス授業システムによって、学生が対面で参加してもオンラインで参加してもしっくりとくる学習環境を簡単に提供できるようになったと考えています」と話します。

高機能なPanoptoでオンデマンド授業の利用を促進

Panoptoは高度なオンデマンド授業が可能でありながら、授業映像の収録や配信が容易です。亀山様は、「学生の視聴履歴の把握をはじめ、振り返りテストの実施、授業映像の9割以上を視聴しないと早送り不可の設定など、大学側が求める機能が全てありました」と評価します。さらに学術情報システム部 情報推進課の担当課長 小菅様は、「クラウドサービスだったことも大きなメリットでした。本学には6,000人以上の学生が在籍していますが、全員が同時にアクセスしても問題ありません。また、動画をはじめ様々なデータをアップするうえで容量制限がなく、学生も教員もストレスなく存分に活用することができています。パスワードリセットなどの設定管理も優れたシステムなので素早く対応できます」と語ります。


写真:PCにUSBケーブルを挿すだけでハイフレックス授業の準備が完了
PCにUSBケーブルを挿すだけでハイフレックス授業の準備が完了。
写真:AW-UE50W
4K撮影が可能な高画質リモートカメラAW-UE50W。
写真:WX-SR200Aシリーズ
講義室に明瞭な音声を届ける1.9 GHz帯ワイヤレスマイクシステムWX-SR200Aシリーズ。
写真:WS-LA100
講義室に均一な拡声を行うラインアレイスピーカーWS-LA100。
写真:PT-VMZ60J
スクリーンにPC画面などを映し出す液晶レーザープロジェクターPT-VMZ60J。
写真:TH-55SQ1J
講義室後方の学生が見やすい55型の液晶ディスプレイ TH-55SQ1J。
写真:ラック架
音質を明瞭にするプロセッサーなどが設置された教卓下のラック架。
写真:天井に設置されたマイク
講義室の先生や学生の声を集音する天井に設置されたマイク。

ハイフレックス型授業システム概要図

納入機器

※東京紀尾井町キャンパスと千葉東金キャンパスの合計

  • 4K UHD液晶ディスプレイ TH-55SQ1J(55型) ×13台
  • 液晶レーザープロジェクター PT-VMZ60J ×8台
  • 4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE50W ×44台
  • HDインテグレーテッドカメラ AW-HE75W ×40台
  • 1.9 GHz帯ワイヤレスマイクシステム WX-SR200Aシリーズ ×8講義室分
  • 音響システム(ラインアレイスピーカー、天井スピーカー、パワーアンプ、プロセッサーなど) ×一式
  • 制御用タッチパネル ×7講義室分
  • 動画収録・配信サービス Panopto ×一式(7,500 ID)

お客様の声

これからも時代に合わせたより良い授業の有り方を追求し続けます

就職活動中の学生は外出する機会も多く、これまでは授業を休まざるを得ないこともありました。しかしハイフレックス型授業システムの導入で、オンラインでも冗談が言えるほど自然に参加できるようになりました。この学習環境を生かしながら、これからも時代に合わせたより良い授業の有り方を追求していきたいと考えています。(亀山 浩文様)

同一法人の城西大学や他の大学との共同授業・共同研究でもハイフレックス型授業システムを活用できます。またいつでも大学に来られる環境にいない社会人の学生に対しても簡単に授業を受けられる機会を提供することにもつながります。これからもこのシステムの利用の幅を広げ、学生達の高度な学びに貢献していきたいと思います。(富田 師正様)

パナソニックさんはこれまでも数多くのシステム構築を経験されているので知見も豊富で、品質、工期、作業のどれをとっても非常に安心感があります。これからも教育システムの新しい情報を提供いただき、より良い授業を行うためのパートナーとしての関係を続けていきたいと考えています。(小菅 一吉様)

写真:城西国際大学の御三方
城西国際大学
学長補佐/教務部長 経営情報学部 教授 理学博士 亀山 浩文様(写真中央)
教務部 次長 富田 師正様(写真左)
学術情報システム部 情報推進課(情報科学研究センター) 担当課長 小菅 一吉様(写真右)
※所属は納入時のものです。

お客様紹介

「人の幸せ」に欠かせない人材の輩出

2022年に創立30周年を迎えられた城西国際大学様は、緑豊かな千葉東金キャンパスと都心部に位置する東京紀尾井町キャンパスの2拠点で、それぞれの特長を生かした学びを展開。建学の精神である「学問による人間形成」を実現させるために、「学びを止めない」姿勢で、「人の幸せ」に欠かせない人材を輩出し続けています。


写真:東京紀尾井町キャンパスの新2号棟
2022年2月に竣工した東京紀尾井町キャンパスの新2号棟。
地図

関連機器・サービス

Panopto

収録配信サービス Panopto

動画の収録・編集・共有・セキュリティなどをすべて簡単に実現できる、オンライン授業のためのクラウド型動画プラットフォーム。


製品写真:TH-55SQ1J

4K UHD液晶ディスプレイ SQ1シリーズ TH-55SQ1J

広視野角パネルを採用し、細部まで緻密に表現する4K高画質を空間に溶け込むスリムデザインで実現。


製品写真:PT-VMZ60

液晶レーザープロジェクター PT-VMZ60 シリーズ

5,000lm~6,000lmの明るく安定した映像投写を軽量コンパクトボディで実現。
※工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2015データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書Bに基づいています。


製品写真:AW-UE50W

4Kインテグレーテッドカメラ AW-UE50W/K

4K×広角×高いズーム倍率で、臨場感あふれる映像。配信授業から説明会まで対応できるスタンダードモデル。


製品写真:1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステム

1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステム

高音質で、電波干渉・混信に強いデジタルワイヤレスマイクシステム。


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プロオーディオシステムRAMSA

高機能・高音質を実現する、音響設備機器システム。