富士スピードウェイ株式会社様

日本を代表するレーシングコースのひとつである「富士スピードウェイ」。1966 年のコース開業以来、数々の国際レースが開催され、日本のモータースポーツの歴史を刻んできたサーキットです。同コースを運営する富士スピードウェイ株式会社様は最新技術を活用した、安全かつ公正なレース運営により、モータースポーツの発展と振興に貢献されています。その一例として、2016年にはコース管制システムを一新。コース内重要ポイントの撮影機器にパナソニックの4K / フルHDカメラを採用し、天候や明るさに左右されづらい高画質映像のコース監視を実現しました。また、管制室ではベースバンド収録を生かした遅延の少ないモニタリングでスムーズなレース管制が行われています。そして2018 年、国内で10 年ぶりとなる24 時間耐久レースを控え、昼夜を問わない安全なレース運営を課題とする中、パナソニックのLEDパネル型信号機をご導入いただきました。観客サービス向上の一環として、大型映像表示装置のリプレースも実施されています。

LEDパネル型信号機

24 時間耐久レースにおける夜間走行のサポートとして、セーフティーカー導入やコース状況などをドライバーに伝達する手旗信号のデジタル化を行いました。コース内18 カ所に点在するマーシャルポストにLED パネル型信号機を設置し、課題とされていた夜間フラッグの視認性を確保しました。また、従来、管制室からポストへの一斉フラッグ掲示指示は業務放送や無線システムで行われていましたが、管制室のコントローラーによる一元管理で速やかなフラッグ掲示が可能となり、スムーズなレース運営にも貢献しています。

大型映像表示装置

レーシングコースのメインストレートに構える観客席“グランドスタンド” 正面には、以前よりLED 大型映像表示装置が3 面設置されていました。しかし、竣工から10 年以上経過していることで老朽 化し、さらにコース管制システムで導入したパナソニックの4K / フルHD カメラで撮影された映像 に対応するためにリプレースを実施。約300インチのフルHD 大型映像表示装置をご導入いただきま した。SMD型LED 素子の高精細映像で、レースの実況映像やラップタイムなどのレース情報を表示 できるので、大迫力の映像をより高画質で観客に届けることができるようになり、白熱するレース 会場の演出に貢献しています。