背景
A World in One Country––多様性の文化と歴史を鮮やかに表現
2021年10月1日から2022年3月31日にかけて開催された「2020年ドバイ国際博覧会」で、ポルトガル館は「A World in One Country」をテーマとしたパビリオン演出を行い、のべ80万人の来場者数を数えました。メインを飾った幻想的なデジタルアートは、ミュージアム・展示会に向けた先駆的なAVコンテンツ制作を得意とするGema Enigma Virtual, Lda.社、ならびにÉSISTEMAS社によって届けられ、映像、音、光を融合させたマルチメディア演出を駆使し、多様性に彩られた文化や歴史をダイナミックに表現。360°ぐるりと覆うパノラマ投写には、パナソニック製1チップDLP®プロジェクター「PT-RZ120B」が6台用いられ、持ち味の色彩性と高コントラスト表現により、ヨーロッパ最古の国のひとつであるポルトガルの美しさや、温かい国民性を鮮やかに伝えました。
現地にて2,000万人以上の来場者を数えるだけでなく、オンラインでの参加もあった今回の万博。世界中から参加しやすくなった分、機器の故障は従来以上に許されないものとなりました。このような「失敗できない」大舞台での安定運用を強みとするパナソニックのDLP®プロジェクターは、完全密閉の光学ブロックや、それを可能にする冷却システムをはじめとする独自の内部設計を開発・採用することにより、屋外や人通りの多い場所での信頼性を確保。世界最大規模の展博における映像演出を、6ヶ月もの長期にわたり支えました。