2020年ドバイ国際博覧会タイ館様
課題
世界最大級の展博イベントにおいて、タイの文化・歴史をダイナミックに伝える映像演出の模索。
解決策
パナソニックのDLP®プロジェクターを用いることにより、音・照明と融合した多感覚シアターや、360°の幻想的なパノラマ・マッピングを実現。
背景
Mobility for the Future––タイが生み出す「移動」の進歩
2021年10月1日から2022年3月31日にかけて、「2020年ドバイ国際博覧会」が開催されました。タイ館のコンセプトは、「Mobility for the Future」––「Mobility」(移動性)ということばが示すように、交通、輸送、流通、デジタル伝送など、人・モノの「動き」におけるタイの創造的な進歩をハイライトしています。パビリオン内ではパナソニックのDLP®プロジェクターが活躍し、音・照明と融合した多感覚シアター演出や、幻想的な360°パノラマ・マッピングにより、進歩の原動力となる歴史や文化を鮮やかに提示しました。
来場者がまず出会うのは、前方へとゆるやかに湾曲した巨大なスクリーン。その下にはプールが配置され、さまざまな文字が噴水として浮かび上がる仕組みになっています。これが映像とシンクロし、音や照明、霧などの特殊効果もあいまって、五感に響くような多感覚シアターを構成。視覚効果を担う映像は、当社の3チップDLP®プロジェクター「PT-RZ31K」によって届けられ、美しくも壮大なタイの文化へと来場者を誘いました。続いて現れるパノラマ・マッピングでは、1チップDLP®プロジェクター「PT-RZ120B」の映像をシームレスにつなぎ合わせ、円形エリア全体を覆う360°投写を実現。高コントラストで色彩性にも優れた当社プロジェクターの採用により、すべての壁面をわずか5台の設置台数でカバーしつつ、没入感あふれる展示演出を可能にしました。
納入機器
- 3チップDLP®方式レーザープロジェクター PT-RZ31K ×2台
- 1チップDLP®方式レーザープロジェクター PT-RZ120B ×5台
PT-RZ31K
最高31,000 lmの高輝度と優れた色再現性が持ち味の3チップDLP®プロジェクター。
PT-RZ120B
- コンパクトボディを保ちつつ防じん性の高い12,000 lmモデル。
- 完全密閉の光学ブロックを実現。外部からのほこりやちりの影響を受けにくいため、エアフィルターやそれに伴うメンテナンスが不要。
- 24時間連続稼働に応える安心設計。