日本ケミファ株式会社様
「もっとビジネスに使える端末を!」パワー不足、耐久力不足に泣いた現場MRが選んだ端末は、一台二役のレッツノートAX
日本ケミファ株式会社様は、新薬を開発・販売する一方で、他社に先駆けてジェネリック医薬品事業に本格参入された製薬会社様です。新薬とジェネリック医薬品の両方を扱うメーカーとしてはトップクラスの実績を上げています。同社は、全国を飛び回って活躍するMRに、業務用端末としてレッツノートAXを配布。それは、「もっとビジネスで使える端末を」という現場からの切実な声にこたえた結果でした。
納入先プロフィール
日本ケミファ株式会社様
所在地
本社:東京都千代田区岩本町2-2-3
パワー不足や耐久性不足、課題を抱えていたMR用ノートPC
日本ケミファ株式会社様は、医療用医薬品、臨床用検査薬、ヘルスケアの3つの事業を柱とする製薬会社です。新薬を開発・製造・販売する一方で、2000年からは他社に先駆けてジェネリック医薬品事業に本格参入し、新薬とジェネリック医薬品の両方を扱うメーカーとして、トップクラスの実績を上げています。
同社はこれまで、医師や薬剤師などの医療関係者に自社の医薬品情報を提供するMR(Medical Representative:医療情報担当者)に、ノートPCを配布していました。ところが、これまで活用してきた端末には、いくつかの課題があったと、情報システム部 部長 嶋﨑真紀様は、次のように説明されます。
「最初の端末は、軽量で持ち運びに適したノートPCでしたが、それほど高性能ではありませんでした。そのため、セキュリティ要件が増えるにつれてパワー不足が露呈し、日々の業務に支障が出るようになりました。そこで、2世代目には高性能な端末を選択しました。ところが、耐久性に問題があり、ディスプレイの開け閉めを繰り返すとヒンジ部分が故障するものが続出しました。そこで、次の端末には、現場からの『ビジネスをしっかり支えられる端末を選んでほしい』という声にこたえる製品が求められたのです」(嶋﨑様)
そこで同社では、3世代目となる端末の選定を開始。同業他社でタブレットが導入されるケースが多く、プレゼンテーションでの活用も考えて、ノートPCとしてもタブレットとしても利用できる、コンバーチブル端末が検討されることになりました。
タッチ対応で、Office 2013が活用でき、耐久性にも優れたレッツノートAX
日本ケミファ株式会社様では、マイクロソフト社との包括契約により、最新のWindowsとOfficeが利用できます。このため、選定にあたっては、最新のWindows 8が動作する端末が比較・検討され、最終的にパナソニックのレッツノートAXが選定されました。その理由について、医薬営業本部 営業統括部 マネージャー 江頭尚彦様は次のように語ります。
「コンバーチブルのWindows端末には、さまざまなタイプがあります。ただ、MRの業務にはWordやExcelも必要ですので、Officeがしっかり使えるキーボード一体型を候補としました。分離できるタイプも検討しましたが、MRは外で活動することが多いため、分離したキーボードをなくす可能性があり、最適と判断したのです。さらに、2世代目の端末では耐久性に問題がありましたので、高い堅牢性を持つパナソニックのレッツノートAXを選択することになりました」(江頭様)
通信環境としては、通信キャリアが提供しているモバイル型のWi-Fiルータおよび会社支給のスマートフォンを用意し、Wi-Fiルータ経由またはスマートフォンのテザリングでインターネットに接続する環境を実現しました。
このようにして、2013年9月、295台のレッツノートAXが配布されました。同時にOffice 365も導入され、日本ケミファ株式会社様のMR全員に、レッツノートAX、Windows 8、Office 365、モバイルインターネット通信という最新の業務環境が提供されたのです。
社外から医薬品情報を検索可能タブレットモードで説明もスムーズ
レッツノートAXの配布から少し遅れて、同社では「カタログシステム」や「アンケートシステム」などを開発・提供しました。カタログシステムは医薬品情報を検索できるシステム、アンケートシステムはアンケートをリアルタイムで集計できるシステムです。医薬営業本部 営業統括部 川村玲美奈様は、その使い方を次のように説明されます。
「ジェネリック医薬品の品目数が多くなり、紙ベースでの対応が難しくなってきました。カタログシステムを利用することでドクターに急に質問されたときでも、インターネット経由で社内データベースにアクセスし、医薬品情報をタイムリーにお伝えすることができるようになりました。また、アンケートシステムを使えば、訪問先で行ったアンケートの結果がリアルタイムに集計され、結果をお見せすることもできるようになりました」(川村様)
もちろん、カタログシステムの検索結果をドクターに見せたり、アンケートをとったりするときは、レッツノートAXが活躍します。ディスプレイを折りたたんでタブレット型に変形できる、レッツノートAXは、こうした使い方にも適していると好評です。また、Office 365を導入したことにより、Microsoft Lyncを使ったWeb会議も利用可能になりました。移動の多いMRにとって、レッツノートAXとLyncの組み合わせは、重要な連絡手段として活用されています。
業界のセキュリティをクリア次は動画などのコンテンツを充実
医療情報を扱う端末だけに、レッツノートAXにはセキュリティ面でもさまざまな工夫が盛り込まれています。SSDにはパスワードがかけられ、Windowsの機能であるBitLockerにより、ディスク全体が暗号化されています。もちろん、利用を開始するときはWindowsのログインパスワードが必要で、USBポートの使用にも制限がかけられています。
「製薬業界には情報セキュリティ対策のガイドラインがあり、弊社でも、それに沿って対策を立てて運用を行っています。もちろん、レッツノートAXも、そのガイドラインを満たす端末ということになります」(嶋﨑様)
同社では、今後も、カタログシステムで検索できる医薬品情報の整備・強化、動画をはじめとするコンテンツの充実を図り、MRを支援していく予定です。
過酷な現場の事故や故障に対応するコンプリートケアはありがたい
パワー不足や、耐久性不足等のPC本体の課題はレッツノートAXで解決できました。ただし、レッツノートAXといえど、けっして壊れないわけではないと、嶋﨑様はおっしゃいます。
「MRは車で移動するため、車の屋根にPCを置いたまま発車して落としてしまうなどといった、車に関わるトラブルが少なくありません。ただ、レッツノートはもともと堅牢ですし、今回は、故障以外に破損も補償してくれる、コンプリートケアパック※も利用していますので安心です」(嶋﨑様)
本体の性能はもちろん、万一の破損があっても安心。全国を飛び回る多忙なMRのよきパートナーとして、レッツノートAXの活躍は、今後も続いていくことでしょう。
※不慮の事故による、破損(落下など)、水かけまでが保証範囲(損壊部分の修理)。詳しくは、弊社セールスにお問い合わせください。