バルス株式会社様 NANASHI FES 2025 "JACKPOT"
バルス株式会社様 NANASHI FES 2025 "JACKPOT"

バルス株式会社様
NANASHI FES 2025 "JACKPOT"

プロジェクター
プロジェクターが解決する“現場の課題”。設営効率と映像クオリティを両立したVTuberライブを実現。

課題

ライブ制作費を削減しながら、高輝度かつ高精細な大画面映像を表示させたい。

解決策

本体1台で50,000 lmの大画面投写が可能な3チップDLP®4KプロジェクターPT-RQ50KJを採用。

デモで見た投写映像が想像以上に明るく綺麗で、「これなら思い描いたステージを実現できる」と、その場にいた関係者の意見もすぐに一致しました。

バルス株式会社 テクニカルディレクター 山口 純弥様
※所属は納入時のものです。
バルス株式会社様 NANASHI FES 2025 "JACKPOT"

背景

VTuberのライブイベントにプロジェクターを採用

2025年8月、VTuber事務所「ななしいんく」によるライブイベント「NANASHIFES 2025 "JACKPOT"」が、豊洲PITで開催されました。VTuberのライブではLEDディスプレイが使用されるケースが多い中、本イベントでは50,000 lmの超高輝度投写が可能な3チップDLP®レーザープロジェクターPT-RQ50KJを採用。”カジノ”をイメージしたゴージャスなステージ、そして総勢22名の所属タレントによるパフォーマンス映像を約530型の大画面で投写し、圧巻のライブ空間をつくり上げました。


導入した理由

設置性と高輝度・高精細な映像品質を評価

ステージ映像に今回PT-RQ50KJを採用した理由について、本イベントの映像制作を担当したバルス株式会社の山口純弥様はこのように語ります。「これまで、ななしいんくのイベントではLEDディスプレイを使用していたのですが、本イベントで必要な400~500型相当のサイズを実現するには費用面の課題がありました。また、今回のイベントではライブ配信も行っており、LEDディスプレイをカメラで撮影するとモアレが発生しやすいという課題もありました。それらの解決策を模索する中で、1台で高輝度・高精細な大画面映像を投写 できるプロジェクターPT-RQ50KJの使用案が浮上しました。検討時のデモで、投写映像の輝度や描写能力、動きの滑らかさを確認したのですが想像以上に映像が明るく綺麗で、現場での使用をすぐにイメージできました。これならば求めているクオリティを実現できると関係者の意見も一致し、採用を決めました」


導入後の効果

設置・調整時間を短縮し現場ワークフローを改善

今回のイベントでは18時の開演を目指し、当日の10時から会場準備を開始。PT-RQ50KJの設置・調整はほぼ午前中に完了しました。PT-RQ50KJの運用性について、本イベントの制作を担当した株式会社キョードー東京の寺本昂平様はこのように話します。「従来使用していたLEDディスプレイは組み上げに時間がかかるため、前日や当日早朝から準備を行う必要があり、ディスプレイ本体の費用に加え、会場費や人件費が予算を圧迫していました。しかし、今回PT-RQ50KJを採用したことにより、造作などの他セクションと同時にセッティングを行え、設置・調整も ディスプレイに比べ簡便なため、設営に必要な人員、時間を半分以下に削減することができました。PT-RQ50KJのお陰でイベントを実現できたと言えるくらい、まさに救世主的な機材でした」


本番中の様子。約530型の大画面映像で満員の観客にパフォーマンスを届けた。

本番中の様子。約530型の大画面映像で満員の観客にパフォーマンスを届けた。

プロジェクターの設置・調整は、舞台造作や照明の設営と同時並行で実施することができた。

プロジェクターの設置・調整は、舞台造作や照明の設営と同時並行で実施することができた。

設置されたPT-RQ50KJ(当日はバックアップとしてPT-RQ35KJも配備)。

設置されたPT-RQ50KJ(当日はバックアップとしてPT-RQ35KJも配備)


高輝度・高精細な大画面投写で圧倒的な「ライブ体験」を提供

今回はPT-RQ50KJを使用してステージ奥の壁に約530型の大画面映像を投写。イベントでの投写映像について山口様、寺本様はこのようにコメントします。
「PT-RQ50KJの映像は、LEDに匹敵する明るさがあり、そのうえ色の再現性が素晴らしく、制作環境でイメージしていた色を投写映像でそのまま再現できたことに驚きました。また、映像が精細なので配信用のカメラで撮影してもモアレがほとんど起こらず、寄りで表情まで捉えることができました」(山口様)
「オープニングの全員歌唱など最大で22名がステージに上る場面もあることから、大画面を活用できたことは、観客に迫力あるライブ体験を提供する上で非常に効果的でした。また、映像の上部に配置したサービス映像のエリアも、530型の投写面をめいっぱい使えたからこそ実現できた演出です」(寺本様)


大画面を活かし22名全員の同時パフォーマンスを実現(配信用収録映像から抜粋)

大画面を活かし22名全員の同時パフォーマンスを実現(配信用収録映像から抜粋)

投写映像が十分明るいため、多彩な照明演出も実施できた。

投写映像が十分明るいため、多彩な照明演出も実施できた。

カラフルなメインビジュアルや、イベントのテーマカラーでもある赤色の幕を繊細に描写。
カラフルなメインビジュアルや、イベントのテーマカラーでもある赤色の幕を繊細に描写。

バルス株式会社 様 NANASHI FES 2025"JACKPOT"

採用機器

  • 3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ ×1台
  • ズームレンズ ET-D3QT600 ×1本

お客様の声


新たなライブ体験をお客様に届けたい

今回、ハイクオリティな「ライブ体験」をお客様にお届けできたのは、照明に負けない明るさ、滑らかな動き、高い色再現性といった映像品質と、大画面投写を両立するPT-RQ50KJのお陰です。プロジェクターの活用はお客様に「新たな体験」を提供する1つの方法だと思いますので、これからのライブ制作にもぜひ活かしていきたいです。今後は、透過スクリーンなど新たな技法にも挑戦し、生バンドとVTuberのコラボレーションなど、一層体験価値を高める演出に取り組んでいきます。(山口様)

イベントの可能性を広げるプロジェクター

時間勝負であるイベントの現場で使用する機材において、設置・調整がしやすいことは非常に大きな強みになります。設営時間の短縮は、現場の労働環境改善にも直結するため、その点もありがたいです。PT-RQ50KJのような高輝度プロジェクターを選択肢に入れることで、今後、LEDディスプレイでは実現が難しかった会場でのイベント実施も検討できるようになるのではと期待しています。(寺本様)


バルス株式会社
プロデューサー 平木 洋輔様(写真右) 
テクニカルディレクター 山口 純弥様(写真左)

株式会社キョードー東京
ライブ・エンターテインメント事業本部
事業一部 寺本 昂平様(写真中央)
※所属は納入時のものです。

バルス株式会社 プロデューサー 平木 洋輔様( 写真右) テクニカルディレクター 山口 純弥様(写真左) 株式会社キョードー東京 ライブ・エンターテインメント事業本部 事業一部 寺本 昂平様(写真中央)※所属は納入時のものです。

お客様紹介


“JACKPOT”な体験を届けるライブイベント

所属タレントが一堂に会する全体ライブ「NANASHI FES(ななしふぇす)」としては2年半ぶり3回目の開催となった今回、満員の豊洲PITを舞台に、“ショー”と“カジノ”をモチーフにした華やかなステージが繰り広げられました。また、当日の模様はリアルタイム配信、アーカイブ公開も行われ、多くのファンにパフォーマンスが届けられました。

■ 開催場所:豊洲PIT
■ 開催日:2025年8月22日 (金)
■ イベント公式サイト:https://774fes2025-jackpot.com/

当日、会場内にはメインビジュアルのバナーも設置された
当日、会場内にはメインビジュアルのバナーも設置された。

関連機器・サービス

3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ

3チップDLP®レーザープロジェクター PT-RQ50KJ

50,000 lm※1の世界最高輝度※2と繊細な色再現が可能にする新たな空間演出を実現。

※1 工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2015 データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書Bに基づいています。
 ※2 2025年5月現在、当社調べ。150 kg以下(レンズ含まず)のプロジェクターにおいて。