ソフトウェア

シーリングアレイマイクロホンシステムとパナソニック製の1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクシステムの各種設定や状態取得をおこうためのソフトウェアです。シーリングマイクとパソコンをLANケーブルで接続することにより、使用可能です。
MicCCでは、ルームの作成や設定、部屋のレイアウトにあわせた収音エリアの設定やオーディオ設定だけでなく、ワイヤレスアンテナユニットを接続している場合は、ワイヤレスマイクの設定、リモートカメラを接続している場合は、リモートカメラ連携の設定が行えます。

※スタティックエリアを設定時は1つのスタティックエリアに1つの収⾳機能が占有となります。​スタティックエリアの設定した数だけ、ダイナミックエリアで同時に収⾳できる⼈数が減ります。

オーディオ設定画面ではシーリングマイクで収音した音声を調整したり、シーリングマイクに入力する音声を確認することができます。
音声系統は12種類のオーディオ信号のうち8種類の信号をDante出力チャンネル（8チャンネル）に割り当てることができます。

1.PEQ（パラメトリックイコライザー）
収音した⾳声に対して周波数特性を4バンド（LOW/LOW MID/HIGH MID/HIGH）で調整することができ、参加者はより明瞭な音声で聞くことができます。

2.HPF（ハイパスフィルター）
収音した⾳声に対して低域をカットする周波数を調整できます。

3.Ducker（ダッカ－）
ワイヤレスマイクの音声をスピーカーで拡声する際に、シーリングマイクの収音を抑制するダッカー機能の設定ができます。特に、ワイヤレスアンテナユニット接続時に使用できるワイヤレスマイクとの併用を行う場合に、効果的に動作します。また、詳細設定画面ではダッカー調整を行うことも可能です。

4.AEC（アコースティックエコーキャンセラー）
シーリングマイクおよび、ワイヤレスアンテナユニットと接続したワイヤレスマイクからの音声がオンライン先に戻ることで発生するエコーをキャンセルすることができます。

5.AGC（オートゲインコントロール）
収音した⾳声のミキシング時にレベルを⾃動的に合わせ、音量のバラつきを軽減します。話者によってマイクとの距離に差がある場合でも全員の音量を一定に保つことでオンライン先に送る音声をより聞き取りやすくします。

6.DNR（デジタルノイズリダクション）
プロジェクターや空調システムなどの環境要因によって⽣じたバックグラウンドノイズを低減することができます。

7.ミュート、ミュートグループ
チャンネルごとのミュート設定が可能です。ミュートグループでは、グルーピングされた複数のチャンネルをまとめてミュートできます。

デバイス詳細設定では、シーリングマイクマイクの詳細設定や、ユーティリティ項目の設定が可能です。
デバイス詳細設定内のビームフォーミング設定では、ビーム幅やビーム切替速度、自動ミュート機を調整できます。
・ビーム幅： ビーム生成における収音する幅を「Narrow/Medium/Wide」から設定可能。
・ビーム切り替え速度： 話者に向けるビームの切替速度を「Slow/Medium/Fast」から変更可能。
・自動ミュート： 発話のないビームチャンネルの音声レベルを減衰可能。ONにすることで、発話時間以外のノイズを低減。