お知らせ
KAIROS小型コントロールパネルAT-KC10C2Gを発売
併せてRossTalkオプションおよびKAIROSバージョン1.3.2の提供を開始
2022年10月6日
パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口 泰行)は、業務用ライブ映像制作・配信システム「IT/IPプラットフォームKAIROS」の新ラインナップとして 「コントロールパネル(Kairos Control) AT-KC10C2G」、「RossTalkオプション(ソフトウェアキー)AT-SFE01G」を2022年10月より発売いたします。併せてAT-KC10C2G/AT-SFE01Gに対応するほか新機能を加えた「システムソフトウェアKAIROS Ver 1.3.2」の提供(無償)を開始いたします。
「コントロールパネル AT-KC10C2G」は、スタンダードタイプの約1/2、幅600mmサイズで12XPTスタイルのコンパクトなコントロールパネルです。2MEレイアウトと2フェーダーを装備し、マルチシーンの操作に対応します。 各ボタンの機能を自由にアサインでき、インジケーターに設定した機能が表⽰されるKairos Controlならではの機能はスタンダードタイプAT-KC10C1Gと同様に備えています。イベント会場や中継車など限られたスペースでのKAIROSの運用に適しています。 KAIROS Ver 1.3.2はAT-KC10C2Gに対応するほか、リダンダンシー(冗長化)機能、システムログ機能による信頼性の向上、RossTalkプロトコルのサポート(別売/RossTalkオプション AT-SFE01G)によるRossリアルタイムモーショングラフィックスXPressionの制御を実現しています。 当社はIT/IPプラットフォームKAIROSを通じて、映像制作現場の課題を解決し、よりクォリティを高め、効率的な運用を実現することで、業界に新たな価値を提供してまいります。
■主な特長
- 12クロスポイントスタイルのコンパクトなコントロールパネル
- 2MEレイアウトと2フェーダーによりマルチシーン操作に対応
- 各ボタンの機能を自由にアサインできインジケーターに設定した機能を表示
- リダンダント電源対応
■主な定格
電源: DC 12V、4.0A、リダンダント電源対応
外形寸法: 幅 600mm × 高さ 90mm × 奥行 420mm(突起部分を除く)
動作周囲温度: 0℃~40℃
動作周囲湿度: 10%~90%、結露なきこと
質量: 約8.5kg
制御系端子: LAN(RJ-45×1、1GbE)、USB(USB2.0 type A×1)
KAIROS Ver1.3.2アップグレード
- コンパクトタイプ・コントロールパネル AT-KC10C2Gに対応
- メインフレームをバックアップするKairos Coreリダンダンシー、ネットワークを二重化するST-2022-7リダンダンシー(Kairos Core 1000 のみ)を加え、二重電源と合わせて3つの冗長機能を装備
- RossTalkプロトコルをサポートし(別売/RossTalkオプション AT-SFE01G)、RossリアルタイムモーショングラフィックスXPressionを制御可能
- システムログ機能。操作や機器状態の履歴(ログ)を記録し確認が可能
- そのほか多岐にわたる操作性の向上と機能の追加
※Ross、XPressionはROSS Video(ロスビデオ)社の登録商標です。
IT/IPプラットフォーム「KAIROS」について
KAIROS(ケイロス)は、ライブ映像制作・配信における「撮る・創る・映す」を革新するシステムです。IT(ソフトウェア)ベースにより、従来のハードウェアでは避けられなかった映像フォーマットやME数の制約から解放され、GPUの許容する限りシーンやレイヤーを際限なく合成でき、表現力豊かな演出を低遅延で実現します。またインターフェイスをIPベースとすることで、柔軟な入出力数、ネットワーク伝送、クラウドを用いたリモートワークが可能。現場リソースや時間・場所の制約を越え、中継車なし、少数スタッフ、遠隔地スタッフによるライブ放送・配信を実現します。