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RQ45Kシリーズ
2026年度発売予定のお知らせ

世界最小・最軽量※3ボディで40,000 lm/4K解像度を実現した
3チップDLP®プロジェクター「PT-RQ45Kシリーズ」のご紹介
※本製品は2026年度第2四半期発売予定です。

パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役 CEO:古川 厚、以下PPND)は、40,000 lm※1/4K※2 ※3解像度の世界最小・最軽量※43チップDLP®プロジェクター「PT-RQ45Kシリーズ」を2026年度第2四半期(7~9月)に発売予定です。また、本製品のプロトタイプ機を2025年6月11日~6月13日の3日間、InfoComm 2025(開催地:米国・オーランド)のパナソニックブース内に展示いたします。


開発背景

屋外マッピングや大規模イベントの普及に伴い、映像演出の多様化が進む中、顧客体験価値をさらに向上させるためには、映像演出の要であるプロジェクターの高輝度化が求められています。また、複雑化する現場の効率化と負担軽減を実現する新たなソリューションの必要性も高まっています。

PPNDはこれらのニーズに応えるべく、世界最小・最軽量ボディで40,000 lm/4K解像度の臨場感あふれる映像投写を実現し、現場でのワークフローを効率化する新機能を搭載した3チップDLP®プロジェクター「PT-RQ45Kシリーズ」を開発しました。PT-RQ45Kシリーズは、観客の心に残る映像を投写することに加え、優れたメンテナンス性やシステム構築性によって作業負担を軽減し、屋外マッピングや大規模イベントなど多様な分野で、顧客体験価値の向上に貢献します。

主な特長

1. 世界最小・最軽量ボディと先進技術でワークフロー改善に貢献
2. 過酷な環境での長期安定運用を実現する高い信頼性
3. さまざまな映像コンテンツを美しく彩る高画質化技術


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1. 世界最小・最軽量ボディと先進技術でワークフロー改善に貢献

30,500 lmのPT-RQ35K2/RQ35Kシリーズと同等のサイズで、40,000 lmの超高輝度投写を実現しました。既存のフレームやフライトケース、投写レンズ※5をそのまま流用いただけるなど、互換性の高さも特長です。本体側面には5型LCDカラーモニターを搭載しており、本体メニューはもちろん、映像ミュート時の投写映像、本体ステータス、エラーメッセージなどをその場ですぐに確認できます。また、映像の高解像度化に対応する12G-SDI端子※2や、複雑なシステムに柔軟に対応できるIntel® SDM(Smart Display Module)規格の拡張スロット※6を装備しました。一方で、演出シーンの多様化により、プロジェクターは屋外などの過酷な環境で使用されることが増えており、頻繁なメンテナンスが手間・コストの増大につながっています。これに対応するため、PT-RQ45Kシリーズでは本体内部の基板レイアウトを一新し、信号・制御系、電源系、光源ドライバー系の各基板をユニット化した「モジュール構造」を採用しました。例えば電源基板の交換の場合、従来なら約80分かかる作業を10分以下で完了いただけます※7。このように、運搬、設置、保守などのワークフローをこれまで以上に短縮できる設計となっており、厳しいタイムスケジュール下での設営や、多数の機材を一斉管理しなければならない現場においても、手間・コストを抑えつつ効率的なショー運営を支えます。


2. 過酷な環境での長期安定運用を実現する高い信頼性

排ガスや塩害によるプリント基板の腐食を軽減するため、主要な基板にUVコーティング※8を施し、耐久性を向上させました。環境温度の影響を受けやすい赤色レーザーに対しては、当社独自の「ダイナミックデジタルコントロール」で発光を緻密に制御しつつ、専用の冷却システムとの融合で安定駆動を実現。赤色レーザーを青色レーザーとほぼ同等の性能で運用できるため、鮮やかで躍動感あふれる映像の長期維持を可能にしています。万が一入力信号が乱れた場合は、「バックアップ入力※9」機能により最速約0.3秒※10でバックアップ信号にスイッチ。外部からのレーザー光を遮断してDMDチップを保護する「メカニカルシャッター」機能や、光源トラブル発生時の出力低下を抑える「マルチレーザードライブエンジン」も搭載しています。これらの先進技術を駆使することで、失敗が許されない一度きりのイベント等でも安定したパフォーマンスを発揮します。


3. さまざまな映像コンテンツを美しく彩る高画質化技術

PT-RQ45Kシリーズでは、3チップDLP®方式を採用しています。この方式により、デジタル制御による正確な階調表現が可能となり、映像コンテンツのクオリティを最大限に引き出します。さらに、2軸画素シフト技術「クワッドピクセルドライブ」で4K(3,840×2,400)解像度※3を実現し、奥行き感と臨場感のある映像を投写します。レーザー光源には、波長の異なる2種類の青色レーザーモジュールと1種類の赤色レーザーモジュールを搭載し、優れた色再現性で多種多様な映像コンテンツに対応します。また、1080/240pのハイフレームレート信号にも標準対応※2しており、滑らかで表現力豊かな映像投写を可能にします。このほか、コンテンツの階調段差を緩和する「グラデーションスムーザー」や、曲面スクリーンでのブレンディング調整に適した「黒レベル補正機能」も搭載。コンテンツの良さを最大限に引き出し、多様化する映像ニーズに柔軟に対応します。


品名 3チップDLP®プロジェクター
品番 PT-RQ45KJ PT-RZ44KJ
光出力※1 ※11 40,000 lm
解像度 4K(3,840 x 2,400)※3 WUXGA(1,920 x 1,200)
外形寸法 横幅 598 x 高さ 353 x 奥行 780 mm(暫定)
(脚最小時。レンズおよび突起物を除く)
質量 70 kg以下(暫定)
本体希望小売価格 オープン価格
発売月 2026年度 第2四半期(7~9月)

※ 仕様は2025年6月現在の暫定値です。仕様は予告なく変更する場合があります。


※1 工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021 データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書Bに基づいています。
※2 PT-RQ45KJのみ。
※3 クワッドピクセルドライブ:オン時。
※4 36,000 lm以上の投写型プロジェクターにおいて(2025年5月現在、当社調べ)。公称の質量および外形寸法値に基づいています。
※5 PPND製3チップDLP®プロジェクター向け投写レンズ(別売、PT-RQ50KJ専用の投写レンズ(別売)を除く)に対応しています。なお、一部の投写レンズで光出力の制限がかかる場合があります。
※6 Intel® SDM 仕様のファンクションボードは別売です。Intel® SDM 仕様に対応した他社製品すべての動作を保証するものではありません。
※7 当社調べ。作業時間は作業内容によって異なります。
※8 すべての基板がコーティングされているわけではありません。
※9 プライマリー/セカンダリー入力の組み合わせは固定です。プライマリー信号(またはセカンダリー信号)が中断された際に、自動的にセカンダリー信号(またはプライマリー信号)に切り換わります。プライマリーおよびセカンダリー入力信号が同じである場合にのみ、バックアップ入力設定が有効になります。
※10 バックアップ入力モードの設定と、ご使用の外部接続機器に依存します。
※11 ET-D3LES250 装着し、[映像モード]を[ダイナミック]、[運用モード]を[ノーマル]に設定時。明るさは装着レンズによって異なります。


詳しくはPT-RQ45Kシリーズの新製品情報をご覧ください。

PT-RQ45Kシリーズ


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【パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社について】

映像ソリューション分野の専門性強化とグローバル競争力向上を目的にパナソニック コネクト株式会社の業務用プロジェクターおよびディスプレイ事業を母体として2025年4月1日に発足した新会社です。

パナソニックの長年の映像技術を基盤に、プロジェクターやディスプレイの開発・製造・販売を展開するほか、高画質、耐久性、先進技術を備えた製品は、教育、企業、エンターテインメント施設など幅広い分野で採用されています。特に業務用ハイエンドプロジェクターは国内外で高いシェアを誇り、万国博覧会や国際的スポーツイベントなどを中心に、多くの国際プロジェクトで採用されるなど確固たる実績を築いています。

▼パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社ウェブサイト
https://group.connect.panasonic.com/ppnd/jp-ja/


【お問い合わせ先】

<一般のお客様>

▼パナソニック 業務用プロジェクター サポートセンター お問い合わせフォーム
https://lp.jpn.biz.panasonic.com/visual-technical-inquiry-form.html

<報道関係者様>

▼パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社 PR担当
ppnd_inquery@ml.jp.panasonic.com