津幡町教育委員会様 津幡町立津幡小学校
津幡町教育委員会様は「津幡からノーベル賞受賞者を」という目標を掲げ、「科学のまち・つばた」の町づくりに取り組んでおられます。こうした目標の達成には、子供たちが情報機器を自在に扱い、主体的に情報を収集して発信することが求められます。そこで津幡町教育委員会様では電子黒板をはじめとするICT機器を整備され、積極的に活用されています。
導入の経緯
電子黒板でデジタル教材を効果的に活用
津幡町教育委員会様は、かねてよりICT機器の整備を熱心に推進され、2010年にはパナソニック製プラズマ型電子黒板を、2013年度にはタブレットPCを採用され、電子黒板との連携により活用の幅を広げてこられました。 そして、2016年には重点施策「ICT 機器の整備の充実とデジタル教材の効果的な活用支援」のもと、追加導入をご検討されることに。 その結果、
- 電源をONするだけですぐに使える
- 高輝度の大画面で教室の後ろの席までよく見える
- 利用頻度の高い機能をまとめたメニューバーで直感的な操作が可能
- タブレットPCとの親和性が高いワイヤレス機能
- より多くの人に見えやすいカラーユニバーサルデザイン
といった特長を評価いただき、電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ)TH-65BF1Jを8台、TH-50BF1Jを3台、計11台を全小・中学校に1台ずつ、導入いただきました。
システムの紹介
授業の流れを途切れさせない優れた操作性
津幡小学校様では、あらゆる教科で電子黒板を効果的に活用されています。「新しく導入された電子黒板は、頻繁に使うメニューが一カ所にまとめられ、直感的に操作できるなど機能が向上しています。そのため、授業の進行がスムーズになり、児童の集中力が維持できると感じています」とは北川健太教諭。また、菅谷真佐子校長は「教諭たちは、板書にかかる時間が短縮できるようになり、それだけ子供たちの個別指導に時間を割けるようになっています」とのこと。利便性を重視したメニューバーは、授業の質の向上に役立っているようです。
親和性の高いワイヤレス機能でグループ学習がスムーズ
電子黒板とタブレットPCの連携による授業の活性化も、津幡小学校様の特長といえます。教諭の方々は、児童がグループで利用するタブレットPCの撮影映像などを随時、電子黒板に一斉表示して、各グループの進捗状況を確認するほか、参考になる映像を選定して説明を加えておられました。「以前使用していた電子黒板は児童のタブレットを有線でつないでいたためつなぎかえるなど準備に時間がかかりましたが、現在のものはワイヤレス接続なので、見たい映像が見たいときに素早く映し出せるようになりました」とは、北川教諭の感想です。一方、菅谷校長は「子供たちは、タブレットPCを使ってグループ討議の結果をまとめ、それを電子黒板に映し出しながら発表することもあります。こうした活用法はプレゼンテーション能力を育てるために適していると思います」とのことでした。
全校集会や他校との双方向通信にも電子黒板の活用を
電子黒板の活用を推進されている津幡小学校様。菅谷校長に今後の利用方法をうかがったところ、「プロジェクターとつないで、電子黒板の内容をスクリーンに映し出すことができると聞いています。今後は全校集会などで使いたいですね」とのこと。これは「セカンダリーディスプレイ」という機能で、電子黒板と同じ画面をプロジェクターに映し出し、電子黒板上の書き込みや拡大・縮小もリアルタイムで反映できます。また、津幡町教育委員会様では、インターネットによる学校間の双方向授業への活用を検討しはじめておられるとのことでした。
導入を終えて
授業参観を開くと、保護者の方々は児童が想像以上に電子黒板やタブレットを使いこなし、活発に発表している姿に驚かれます。また、「もっと使わせてほしい」「ITスキルを高めてほしい」といった要望も多く、保護者の方にとっても魅力的な授業になっているのだと感じています。
教師には操作性が向上したことで使い方を工夫しやすくなり、体育の授業のように楽しくITを活用する場面が増えてくるのではないでしょうか。
関連動画
主な納入機器 ソリューション
- 電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ) TH-65BF1J ×8台
- 電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ) TH-50BF1J ×3台