東京急行電鉄株式会社様 二子玉川駅・渋谷駅
概要・特長
東京と神奈川を結ぶ東急電鉄様では二子玉川及び渋谷の再開発事業にあわせて、交通広告設備を刷新されました。従来は紙や印刷媒体を中心に交通広告を展開されていましたが、
- 広告がデジタル媒体に移行している。
- 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、コンテンツの多言語化が急務になっている。
という理由から、ディスプレイを使用した新しい交通広告媒体を検討され、「二子玉川駅全面サイネージ」と「渋谷駅ビッグサイネージ」を設置する事になりました。
多種多様なディスプレイを活用した「二子玉川駅全体サイネージ」の特徴
ファミリー層や女性からの人気が高いエリアである二子玉川駅では「日本一働きたい街」をテーマに再開発事業を行なっています。そのため、乗降客の一層の増加が見込まれる事から、改札口からホーム車両までの人の動線に沿って、駅全体を鉄道広告媒体として発信されていきます。それに伴い82台のディスプレイによるサイネージシステムの導入を決定。明るい照明下でも映像を鮮明に表示する高輝度ディスプレイが採用されました。
液晶ディスプレイ82台それぞれにサイネージコントローラ(STB)をHDMI接続し、各モニター筐体の中に設置しています。コンテンツデータや制御信号は、東急電鉄様のネットワーク経由で配信され、各ディスプレイを個別に操作ができ、表示するコンテンツをそれぞれに割り当てられるなど、柔軟な運用を可能としています。
98V型4Kディスプレイを活用した「渋谷ビッグサイネージ」の特徴
渋谷駅に設置されるサイネージシステムは、1日110万人以上(2013年度)の乗降人員があり、非常に人通りの多い駅であることから、
- 4K98V型の大画面液晶ディスプレイ。
- 高精細4K映像:鮮明な映像を再現し、近距離視聴でもきめ細かい映像を提供。
- 高い堅牢性:本体前面に保護ガラスを採用し、万一人が当たっても壊れにくいディスプレイのため、人通りが多い場所での運営に最適。さらに本体保護用のケースなどを使用せずに設置でき、コストと工期を低減。
98V型4K液晶ディスプレイにサイネージコントローラ(STB)をHDMI接続し、表示するコンテンツデータや制御信号は、東急電鉄様のネットワークを介して配信されます。
お客様の声
「二子玉川駅全体サイネージ」は、人の動線に沿って、お客様が車両の乗り降りから駅コンコースを出る所までを訴求できるということから、鉄道広告媒体としては画期的な取組みであり、今後の弊社の広告の行く末を担っていくと考えています。駅利用者移動に沿って、複数のディスプレイを配置することで、必ず目を向けていただける、注目度の高い広告媒体となっています。
また「渋谷ビッグサイネージ」は、渋谷の待ち合わせ場所として最も利用される「ハチ公前」から駅へと向かう動線上に正対して設置されており、高精細4K映像を98V型の大画面で表示する「目を引くサイネージシステム」の実現となりました。サイネージの映像と付近の大型ポスター・柱巻きポスターを同一コンテンツで演出する「空間ジャック」の展開も考えており、効果の高いエリアで魅力的な広告展開を実現したいと思っています。
システム構成図
主な納入機器 ソリューション
- 98V型4K液晶ディスプレイ TH98LQ70×1台
- 55V型液晶ディスプレイ TH-55LF60J×40台
- 84V型4K液晶ディスプレイ TH-84LQ70J×30台
- 80V型液晶ディスプレイ TH-80LF50J×12台