写真:音声案内ディスプレイ
写真:音声案内ディスプレイ

道の駅 「ライスランドふかがわ」様

AIマスク非着用検知・お知らせシステム、館内デジタルサイネージシステム
AIカメラでマスクの非着用を検知してデジタルサイネージでお知らせ。販売促進用デジタルサイネージを館内での注意喚起へも活用。

課題

感染拡大対策を実施しながら、できる限り多くのお客様を館内に誘導したい。

解決策

AIマスク非着用検知アプリケーションがインストールされたAIネットワークカメラとあわせて、普段は販売促進用として活用しているデジタルサイネージを館内の注意喚起用途としても活用し、安心・安全な施設運営を実現。

きちんとマスク着用のお願いをしている施設の姿勢に、来館者は安心するのではないでしょうか。今後ともAIカメラを活用して安全性向上はもちろん、様々な業務の効率化をしていきたいです。

株式会社 深川振興公社 道の駅「ライスランドふかがわ」 ふかがわ観光コンシェルジュ 副支配人 押野 慎司様

背景

感染拡大対策とデジタルサイネージによる館内への誘導

オートバイや自転車での来館も多い「ライスランドふかがわ」様は、平均して月に7万人以上が立ち寄る人気の道の駅です。一方でお手洗いのみの利用者も多かったため、2020年、そのお客様を館内へ誘導するための方法を模索。デジタルサイネージ導入の検討を始めました。それと同じ頃に感染拡大対策が必須になったことで、AIカメラでマスク非着用を検知してお知らせするシステムと、販売促進はもちろんボタン一つで館内への一斉注意喚起が行えるデジタルサイネージを導入しました。


導入理由

来館者と従業員の安心・安全に配慮しながら、効果的な販売促進を実施

感染拡大対策として「新北海道スタイル」を徹底していました。特にソーシャルディスタンスとマスク着用のお願いをしていましたが、マスクの非着用を理由には来館のお断りができないため、POPの制作と従業員による声掛けが行われました。その負荷軽減のためにAIマスク非着用検知・お知らせシステムと、販売物などを宣伝するデジタルサイネージをボタン一つで「ソーシャルディスタンスのお願い表示」に切り替えられるシステムを導入。これにより、来館者と従業員の安心・安全に配慮しながら、販売促進を行うことが可能になりました。


導入後の効果

AIカメラを活用してマスク非着用を検知、デジタルサイネージで表示・音声案内

AIマスク非着用検知アプリケーションがインストールされたAIネットワークカメラが入口で来館客を撮影し、マスクの非着用を検知するシステムが採用されました。マスクを着けていない来館者を検知すると、入口から少し入った場所にあるデジタルサイネージで「マスクをつけようね!」と表示するとともに音声で案内。マスクの着用を促します。道の駅「ライスランドふかがわ」副支配人の押野様は、「マスクをしていない来館者が一定数存在する中で、都度確認して従業員がマスク着用のお願いをすることは、労力的にも精神的にも負担がありました。それを映像や音声で注意喚起ができるようになり、業務が大幅に軽減されたと思います。来館者がマスクを着けていないという事実を検知して、その事実を深川産米キャラクター『こめッち』が愛らしく伝えるので、心象も良く、とても有効だと感じています」と評価します。


写真:音声案内ディスプレイ
マスク非着用を検知するとマスク着用のお願いが表示・音声案内されるディスプレイ。
写真:AIドームタイプネットワークカメラ
AIマスク非着用検知アプリケーションがインストールされたAIドームタイプネットワークカメラ。

全方位カメラで、防犯はもちろん館内の状況確認・対応を実施

館内を2台の全方位ネットワークカメラで撮影。万引きや来館者同士のトラブルなどが発生した際は、ネットワークディスクレコーダーに記録された映像を確認し、対応します。また、リアルタイムの館内状況の確認・把握にも使用しています。副支配人の押野様は、「館内の映像を確認して、ソーシャルディスタンスが必要と感じたときは事務所で監視映像を確認するためのディスプレイの横にあるボタンを押します。すると販売促進用のデジタルサイネージ3台とマスク非着用をお知らせするディスプレイの合計4台の画面が『ソーシャルディスタンスを保ってください』という表示に一斉に切り替わります。館内への注意喚起が簡単にできるので非常に便利ですね」と語ります。


写真:全方位タイプネットワークカメラ
2台の全方位タイプネットワークカメラで死角の少ない館内撮影を実現。
写真:ネットワークディスクレコーダー
ネットワークディスクレコーダーで監視映像を記録。右側は注意喚起用ボタン。

デジタルサイネージを館内誘導につなげる販売促進に活用

施設の正面出入口を入ってすぐの場所と館内中央の休憩コーナー、特産品販売コーナーの3か所にそれぞれ55型液晶ディスプレイを設置。館内で販売している商品の訴求を行っています。北海道深川市の西村様は、「正面玄関のお手洗いと館内入口の分岐点に設置したデジタルサイネージは、お手洗いだけを利用するお客様を館内に誘導するために活用しています。設置前と比べ、大きな効果が出ていると思います。今後は時間帯に応じて、お昼時であればおにぎり、おやつ時であればソフトクリームなど、ターゲットを絞った販売促進ができるようにしていきたいと考えています」と話します。


写真:デジタルサイネージ(55型)
24時間運用に対応する正面出入口のデジタルサイネージ(55型)
写真:デジタルサイネージ(55型)
休憩コーナーで効果的な販売促進を行うデジタルサイネージ(55型)
写真:デジタルサイネージ(55型)
動画も交えながらイベント情報などを紹介するデジタルサイネージ(55型)

納入機器

  • AI ドームネットワークカメラ WV-X2232LJ ×1台
  • ネットワークディスクレコーダー WJ-NX200V1 ×1台
  • AIマスク非着用検知アプリケーション WV-XAE203W ×1式
  • 5MP全方位タイプネットワークカメラ WV-S4150 ×2台
  • 4K UHD液晶ディスプレイ TH-55EQ1J ×2台
  • フルハイビジョン液晶ディスプレイ TH-55LF80J ×1台
  • デジタルサイネージプレーヤー ×4台

お客様の声

今後ともAIカメラを活用した業務の効率化に力を入れていきたいです

AIネットワークカメラを活用したシステムを導入したことで、マスクの着用を気にされる来館者が多くなりました。マスクを着けることを施設からきちんとお願いをしていることで安心感もあると思います。今後もAIを使って働きやすい環境の構築や来館者へのサービスの提供をさらに効率的・効果的に行っていきたいですね。(押野 慎司様、岩渕 絢加様)

将来的にはAIを活用して、デジタルサイネージを使った販売促進を行っていきたいです。来館されるお客様の年齢や性別、また、季節や時間帯、近隣でのイベント予定などの状況にあわせて、タイミングごとに最適化された広告を出すことができれば、一層の活性化につながると考えています。(西村 卓様)

写真:押野様、岩渕様、西村様
株式会社 深川振興公社 道の駅「ライスランドふかがわ」 ふかがわ観光コンシェルジュ 副支配人 押野 慎司様(中央)
株式会社 深川振興公社 道の駅「ライスランドふかがわ」 ふかがわ観光コンシェルジュ 岩渕 絢加様(右)
北海道深川市 経済・地域振興部商工労政課 商工労政係 主任 西村 卓様(左)
※所属は納入時のものです。

お客様紹介

「お米のまち深川」をイメージしたお米のテーマパーク

道の駅「ライスランドふかがわ」様は、深川産のお米の購入はもちろん、レストランやおにぎり販売では、その場で実食することもできるお米のテーマパークです。2003年のオープン、2014年の全面リニューアルを経て、今も進化を続けながら数多く訪れる来館者に深川市の情報を発信しています。


写真:ライスランドふかがわ様外観
「お米のまち深川」の情報発信基地、道の駅「ライスランドふかがわ」様
写真:ライスランドふかがわ地図

感染リスク低減支援システム マスク非着用者検知

関連機器・サービス

製品写真:WV-X2232LJ

AI ドームネットワークカメラ WV-X2232LJ

AI機能を実現する、AIプロセッサー搭載。カメラが捉える映像の分析・解析をカメラ内で実現。


製品写真:WJ-NX200V1

ネットワークディスクレコーダー WJ-NX200V1

H.265カメラに対応、カメラ入力台数最大24台。高速コピーで作業時間の短縮を実現
※カメラ拡張キットにより標準4台から最大24台へ拡張可能。


製品写真:WV-XAE203W

AIマスク非着用検知アプリケーション WV-XAE203W

カメラ内でマスクを着けていない人の検知処理を実現。


製品写真:WV-S4150

5MP全方位タイプネットワークカメラ WV-S4150

H.265コーデック、スマートコーディング技術を搭載した、5メガピクセル 360°全方位ネットワークカメラ。


製品写真:TH-55EQ1J

4K UHD液晶ディスプレイ TH-55EQ1J

細部まで緻密な4K画質を幅広いサイズ展開で実現。


製品写真:TH_55LF80

フルハイビジョン液晶ディスプレイ TH-55LF80J

24時間稼働&高輝度のスタイリッシュモデル。