新潟県警察本部 交通管制センター様
新潟県警察本部 交通管制センター様は県内の交通情報を集約し、安全でスムーズな交通の流れをコントロールしています。こちらの情報表示装置が、このほどパナソニックプロジェクターによる16面マルチビジョンにリニューアル。明るく鮮明な映像がより的確な交通管制に役立てられています。
システムの紹介
交通管制センターの壁面を埋める高さ約3.5m、幅約6.2mの大画面、新潟県の主要地域の交通情報を映し出します
新潟県警察本部 交通管制センター様では約30年ほどの間、モザイクパネル仕様の表示装置をご使用でした。それが老朽化し、正確な交通情報把握に支障が出かねない状況になりました。そこで表示システムをリニューアルすることに。
ついては明るく見やすいことをベースにしながら、さらに「複合的な情報表示」、「次回のリニューアルまで見据えたロングライフ化」をコンセプトに置き、検討を重ねてこられました。様々なシステムを精査した結果、ご採用いただいたのが、パナソニックのプロジェクターマルチビジョンを中心にした表示システムでした。
PT-RZ475をリアからスクリーンに直接投写、視認性に優れ、さらに将来のリプレースも安価に
リア投写を検討する場合、奥行きをできるだけ少なくするため、ミラー反射を利用することは普通です。しかし新潟県警察本部 交通管制センター様が採用された方式は、プロジェクターのリア直接投写。「例えば投写エンジンによるミラー反射だと、将来のリニューアル時にプロジェクターもミラーも、場合によっては他も一切を変更しなければならない心配がある(市川様)」。その点パナソニックが提案したPT-RZ475によるリア直接投写なら、プロジェクター本体のみを交換すれば済み、他の設備が生きることに。「将来にわたってTCOを抑えることを念頭に置きました」とも言われます。
また、近距離から画面を見るので、視野角も懸念されましたが、「斜めから見ても端までくっきり。上の窓からも鮮明に見え、見学の方にも好評です(市川様)」と喜ばれます。
PT-RZ475をエコ2モードで使用するも、明るく鮮明。光源電力設定で消費電力をさらに抑制
今回のシステムで交通管制センター様はPT-RZ475の光出力を最も抑えた「エコ2モード」でご使用です。しかし部屋の環境もあり、「スタッフからも明るく見やすいと言われる(市川様)」と好評をいただいています。さらに、光源電力設定により、消費電力も抑制しました。ここでは1日に13時間稼働していますので、独自の「LED/レーザーハイブリッド光源」は計算上は約10年以上ランプ交換が不要。「将来を見込んだコスト削減」に貢献しています。
表示装置を収納した奥行きのないキャビネット。メンテナンス不要のPT-RZ475だから成しえました
16台のPT-RZ475やフラットパネルを収納したキャビネットは、奥行きが約1.6m。中のプロジェクター部分は縦4層構造。狭い内部ですが、約87000時間光源の交換が不要で、かつエアフィルターレスのPT-RZ475にはメンテナンスがほぼ不要。狭いバックヤードにメンテナンスで入る回数は劇的に削減できます。
今回のリニューアルでは交通表示のデザインもパナソニックが新潟県警察本部様に協力。道路網のデザインや色彩も刷新しました。これらの交通情報は毎日の「ラジオによる道路交通情報」や道路上の「電光表示板」などでドライバーに伝えます。新しい表示システムはラジオのアナウンサーの皆さんにも見やすいと好評です。
お客様の声
新潟県警察本部 交通部 交通規制課
交通管制センター長
市川 彰 様
リニューアルにあたり、厳しい仕様を提出しましたが、それによく応えていただき、満足できる結果になりました。十分に明るく、視野角も広くたいへん見やすいとスタッフ一同で喜んでいます。表示できるエリアも拡大し、より的確な交通管制がさらに充実でき、災害時においても大いに役立つものと考えています。
主な納入機器 ソリューション
- 1チップDLP®方式プロジェクター PT-RZ475×16台
- フラットディスプレイ TH-65LFE7J×8台