オフト京王閣様
導入の経緯
お客様へのサービスをより一層向上させるため、大画面ディスプレイを導入。
2014年3月、京王閣競輪場の一部施設を改修してオープンしたオフト京王閣様は、東京シティ競馬(大井競馬場)の場外勝馬投票券(馬券)発売所で、大井競馬場を中心とした南関東4競馬場の全レース、その他の地方競馬の一部レースの馬券を発売しています。
お客様に「ゆったりとくつろいで、静かに雰囲気よくレースを観戦いただく」ことをコンセプトに据えており、全国でも珍しい会員制で運営。2015年2月、オープン1周年を迎えるにあたり、さらなる会員向けサービス向上の一環として、大型映像表示装置の導入を決定され、当社製98v型4K液晶ディスプレイを採用いただきました。
競走馬の細かな様子までを映し出す高精細画質。
これまでオフト京王閣様では、40~50v型液晶テレビを約40台設置して、馬券のオッズやレースの実況中継を放映されていました。
1周年を迎えるにあたり「会員の方々に、さらにリッチな気分で楽しんでいただきたい」という思いから、大型映像表示装置導入を決定。当初はマルチスクリーンシステムの導入なども検討されましたが、オッズ(購入した馬券が的中した場合に支払われる払戻金の倍率)など文字情報の可読性もお客様にとって必要不可欠ということもあり、画面が分割されない「大きなディスプレイ 美しくて見やすい映像」をテーマとして機器を選定。 その結果、
- 98V型の大画面で、迫力のレース中継を実現できる。
- 高精細4K画質により、パドック(レース前に競走馬を見るための場所)での馬の顔つき、筋肉の具合などを忠実に再現できる。
といったポイントから、当社TH-98LQ70Jの導入を決定いただきました。
(右写真:競輪場の観覧席をリニューアルしているため、バンク(自転車のレーストラック)に向けて大きな窓がある(写真奥)。そのため、ディスプレイの後方にパーティションを設置して逆光を遮り、映像が見やすい環境づくりをされている。)
システムの紹介
ネットワークを経由して配信されるHD映像を大画面で放映。
レース中継やパドックの映像、オッズなどのコンテンツは、大井競馬場内の「映像送出センター」に集約され、HD-SDI信号、MPEG-2 TS信号に変換されたのち、ネットワークを経由して送信されます。
オフト京王閣様では、受信したHD-SDI信号、MPEG-2 TS信号をOFDM変調器でRF信号に変換して館内に配信。4K液晶ディスプレイには外付けのSTBが接続され、受信したRF信号をHDMI映像に復調して表示します。 4K液晶ディスプレイは、入力された映像を高精細に大画面表示。レース中継では、スピード感を欠くことなく、クリアな大迫力映像でお客様に提供。また、パドックの映像では、目の前に馬がいるような、ディテール豊かな映像を大画面で映し出します。
(下写真:4Kディスプレイ前方「シアター席」の左右に天吊りで設置されたテレビ(写真上部左右端)にもオッズなどが表示されており、座ったままで、さまざまなレース情報を見ることができる。また、ディスプレイの誤操作を防ぐため、本体ボタン部にはプラスチック製のカバーを装着。)
オフト京王閣様 館内映像配信システム概略図(抜粋)
導入を終えて
大迫力の鮮明映像で、お客様満足度の向上を実現。
導入いただきました4K液晶ディスプレイの前方に設けられた「シアター席」は、98v型の大画面映像で臨場感たっぷりにレースを観戦できるため、お客様が席を取り合うほどの、非常に人気があるシートとなりました。
長谷川オフト事業部統括部長様からも「大画面ディスプレイを導入したことで、当初の目標通り、館内にリッチな雰囲気をプラスすることができて、お客様の満足度を高めることができました。」と、4K液晶ディスプレイ導入効果にご納得いただきました。 お客様に楽しんでいただけるサービスの一環として、今回のシステム導入により、さらなる会員増の一助になっています。
オフト京王閣 様
日本初、競輪場の中に設けられた会員制場外馬券発売所。
オフト京王閣様は、東京オーヴァル京王閣(京王閣競輪場)の特別観覧席を改修し、新たに生まれかわった場外馬券発売所。
ゆったりとしたスペースで、くつろいでレースを楽しんでいただくため、会員制で運営されており、約1,600m²の館内には、ベンチ席/ソファー席合わせて400席のほか、レストランや無料飲料自動販売機も設けられており、ピクニック感覚で来場されるお客様も多くいらっしゃいます。
- URL オフト京王閣
- 所在地 東京都調布市多摩川4丁目31番1号
納入機器
- 4K TH-98LQ70J ×1