写真:KAIROS クラウドサービス
写真:KAIROS クラウドサービス

琉球朝日放送様

実証実験 映像コンテンツ制作ソリューション「KAIROS クラウドサービス」
KAIROS クラウドサービス実証実験による、オンラインLIVE配信と地上波放送。新たな価値創造に貢献。

課題

オンラインLIVE配信+地上波放送という、「テレビとネットの融合」による新たな価値創造が求められていた。しかし、従来の制作システムとワークフローでは、オンラインLIVE配信と地上波放送を両立するハードルが高く、またスポーツの試合の撮影から即日地上波放送するため映像制作の効率化も必要だった。

解決策

オンラインLIVE配信制作と地上波放送の収録を、KAIROSを軸としたリモートプロダクションを用いて同時に行った。また、KAIROS クラウドサービスを活用することで地上波放送用の撮影素材が即座に編集室に伝送され、制作効率が向上した。さらに、両方の制作にクラウドのスローモーション・リプレイを利用したことで、見ごたえのある配信を実現した。

業界的に古いやり方では実現できなかったことが、KAIROSクラウドサービスという新しいシステム利用で解決できました。LIVE配信、地上波放送ともに、より効率的に取り組めたことは非常に大きな実績です。

琉球朝日放送 小禄 邦一郎様
KAIROSクラウド事例_沖縄バスケ

背景

オンラインLIVE配信と地上波放送の両立で新たな価値創造を目指す

沖縄県のテレビ放送局である琉球朝日放送様は、地上波における番組制作・放送がメイン事業。しかし、オンラインLIVE配信に対する需要の高まりから、テレビとネットを融合させる取り組みの必要性も感じていました。地上波放送は枠が限られている一方、インターネットを使った配信には制限がないため、そこに新たなビジネスチャンスを模索されていたのです。そこで課題になってきたのが、従来のアナログなシステムではLIVE配信と地上波放送の両立が難しいこと。コスト面や制作にかかる時間の多さ、映像表現に制限があるなど、乗り越えなければならない壁が数多くありました。これらの課題を解決する手段として、KAIROS クラウドサービスをご活用いただきました。


実証実験の概要

KAIROS クラウドサービスと連携して、オンラインLIVE配信+地上波放送にチャレンジ

オンラインLIVE配信+地上波放送という新たな取り組みの場として選ばれたのが、第64回全沖縄高校バスケットボール選手権大会決勝。直接会場に足を運んで応援することに制限がかかる時勢もあり、特に選手の家族などはLIVE配信でリアルタイムに試合を見たいニーズが高まっていました。

1 【オンラインLIVE配信】リモートプロダクションやリモートカメラ、スイッチングを駆使

試合会場となった宜野座村総合体育館にカメラを6台置き、試合を琉球朝日放送自社サイト上でオンラインLIVE配信。会場から車で1時間ほどの距離にある、那覇の琉球朝日放送スタジオにも3台のリモートカメラを置いて、こちらは宜野座からリモートで操作しました。スイッチングは全て会場に仮設のコントロールルームで実施。スローモーション出しやハイライトのVTR挿入もリアルタイムに操作しながら、臨場感のある試合中継を進めていきました。

2 【地上波放送】クラウド伝送とリモートプロダクションで効率的に映像制作

LIVE配信されている映像をクラウドで即時伝送し、那覇の琉球朝日放送にある編集室で素早く編集することで、地上波放送用のダイジェスト映像を制作。編集マンが試合中継を見ながら同時に編集するという効率的な進め方で、スピード感のある映像制作を実現しました。


実証実験後の効果

オンラインLIVE配信、地上波放送ともに効率化に成功

オンラインLIVE配信は省人化をしつつ、よりクオリティの高い映像に。地上波放送も、効率的な編集が可能になったことで大幅に制作時間の短縮を実現しました。


1 【オンラインLIVE配信】リモート操作で省人化、スイッチングもスムーズ。臨場感ある試合中継に

那覇のスタジオにあるカメラはリモート操作にしたことで、撮影スタッフの省人化が実現しました。「宜野座村総合体育館から那覇にあるカメラを操作したので、より少ない人数で撮影できました。体育館と那覇のスタジオは車で1時間の距離なのですが、これだけ離れていてもスムーズにリモート操作できたのも良かったですね(琉球朝日放送 玉井 良典様)」。

KAIROS クラウドサービスの直感的なUIによって、リモート操作でもスムーズにスイッチングできたことも評価をいただきました。「私たちが普段使ってるスイッチャーとは違って、スタイリッシュでした。ボタンも押しやすいですし、見た目で分かりやすいと率直に思いました(琉球朝日放送 新垣 康之様)」。

また、選手情報や試合中の得点の更新といった、LIVE配信に最低限必要な要素は押さえつつ、クォーター間にはハイライトのVTRを即時挿入、ハーフタイム中にはMCがいるスタジオ映像にスイッチするなど、より視聴者に楽しんでもらえる中継が実現したことにも、高い満足をいただきました。

写真:新垣 康之様
琉球朝日放送 新垣 康之様。

写真:選手の家族など会場に足を運べなかった人もリアルタイムで観戦できた
選手の家族など会場に足を運べなかった人もリアルタイムで観戦できた。
写真:ハーフタイム中にスタジオの映像を流すなど、より多様なコンテンツをLIVE配信
ハーフタイム中にスタジオの映像を流すなど、より多様なコンテンツをLIVE配信。
写真:ポイントとなったゴールシーンなど、ハイライトVTRの挿入も
ポイントとなったゴールシーンなど、ハイライトVTRの挿入も。
写真:直感的なUIでスムーズにスイッチング
直感的なUIでスムーズにスイッチング。

2 【地上波放送】効率的なワークフローによって、即日のダイジェスト映像制作を実現

地上波放送は、試合当日の深夜0時から放送を予定していました。しかも、試合全てをそのまま流すのではなく、ダイジェスト映像として編集する必要があったため、何よりも効率性が求められました。そんな中でも、KAIROS クラウドサービスを使うことで試合映像データの即時クラウド伝送が可能になるので、作業効率が大幅に改善されたと評価をいただきました。「従来であれば、中継が終わって、そのディスクをバイク便などで持って行き、本社で巻き取って編集開始、という流れです。しかし今回は、試合が終わってしばらくしたら、もう本社のほうには撮影素材が上がっている。これは今までにないシステムなので、画期的だなと率直に感じています(琉球朝日放送 仲程 ー様)」。

実際、女子の試合が終わったのはお昼の12時頃でしたが、16時頃にはもう編集が完了し、その直前に終わった男子の試合の編集に取り掛かっていました。従来のようにデータをアナログで送っていたら、女子・男子の試合共に編集開始が18時頃になっており、恐らく当日のダイジェスト放送は難しかったことを考えると、ワークフローの効率化に大きく貢献したと言えるでしょう。


 写真:宜野座から撮影スタジオに設置したリモートカメラを遠隔操作
宜野座から撮影スタジオに設置したリモートカメラを遠隔操作。
写真:実際に地上波放送されたダイジェスト映像(試合中)
実際に地上波放送されたダイジェスト映像(試合中)。
写真:実際に地上波放送されたダイジェスト映像(実況・解説席)
実際に地上波放送されたダイジェスト映像(実況・解説席)。

お客様の声

実証実験を終えて

新しいシステムを使ってLIVE配信や地上波放送をできたことは、大きな実績だったと思います。来年度以降も、ぜひパナソニックさんの力をお借りして続けていきたいですね。バスケット以外にも、今後いろんなスポーツ案件に取り組んでいきたいと思っています。今年は(全沖縄高校バスケットボール選手権大会の)決勝戦だけでしたが、来年もKAIROSを駆使して、全試合、できれば中継で配信したいと思っているので、ぜひともご協力をお願いします。ほかのスポーツも、こういうシステムを使ってより多くの方々に知れ渡ったらいいと思っています。

パナソニックの大西さんにも一緒に頑張っていただいて、KAIROS クラウドサービスを使うことでもっと新しいものが生まれる可能性を感じることができました。可能性を探っていくという意味で、今回は良いチャレンジだったと思います。例えば、突発的なニュースがあったときに、普通だったらカメラで撮って、メディアを持って帰って、取り込んで、編集していると結構タイムラグが発生し、生放送に間に合わないことが多い。でも、(KAIROS クラウドサービスのように)インターネット環境が整っていれば、撮った素材をそのままクラウドに上げて編集することで、すぐに放送できます。より情報を早く出せるという意味で、このシステムは大きく活躍してくれると思います。

写真:小禄様
琉球朝日放送
小禄 邦一郎様
※所属は取材時のものです。
写真:玉井様
琉球朝日放送
玉井 良典様
※所属は取材時のものです。

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