盛岡大学短期大学部様

教室ICTソリューション
多彩なICT機器で、学生との対話を重視し、興味・関心を高める講義をサポート。

盛岡大学短期大学部様は、キリスト教を建学の精神とし、地域に密着した実践的な保育・幼児教育を行なう大学です。幼児期の人格形成にふさわしい教育者を育てることに実績があり、教育方針である「愛」の精神を根底に、豊かな感受性の醸成を大切にした教育を行なわれています。特に、学生が先生や職員と何でも話すことが出来る、「対話のある学校」を目指しています。さまざまなICT機器が学生との対話を活発にし、講義の活性化に一役買っています。


導入の背景

盛岡大学短期大学部様では、2014年度文部科学省の改革総合支援事業の認定を受け、液晶プロジェクター(以下プロジェクター)、ディスプレイ型電子黒板(以下電子黒板)、タブレット型PC、文教用デジタルビデオカメラ「ぼうけんくん」(以下ぼうけんくん)などのICT機器を導入されました。一方的な授業から、学生の意見を積極的に出せるように授業を変えていきたいという思いから今回の導入に至りました。

写真:盛岡大学様正門
写真:盛岡大学短期大学部様外観
写真:盛岡大学短期大学部様、講義の様子。

システムの概要と特長

普通教室にプロジェクターと電子黒板、特別教室にプロジェクターを常設

今までは、プロジェクターを各教室に持ち運び、その度に接続して使用していましたが、常設することにより事前の準備に時間をかけること無く、日常的にICT機器を使った授業を行なうことが出来ます。教材をICT機器に取り込むことにより、板書をする時間が削減され、授業中に学生と向かい合う、「対話」を重視した授業を組み立てることが可能となりました。特に電子黒板を使った授業では、資料の拡大縮小や重要なポイントに手書きで書き込むことにより、学生の集中力を高めながら進めることが出来ています。また、木工工芸室と小児保健実習室にはプロジェクターを常設。木工工芸室では実物投影機と合わせて使うことで、どこに座っても作品を確認できるようになりました。

写真:重要な個所は電子黒板に書き込み。
重要な箇所は電子黒板に書き込み。
写真:木工工芸室に120インチ相当の大画面
木工工芸室に120インチ相当の大画面。
写真:液晶プロジェクター
液晶プロジェクター

ぼうけんくんでワクワクするような授業を実践

ぼうけんくんは、先生の手元の教材の画像を無線LANで電子黒板に送信、大映しすることで授業を進めることが出来ます。持ち運びやすく、片手で操作可能なので、簡単に手元の教材を撮影することが出来ます。ぼうけんくんの画面や電子黒板へ映し出した画像に書き込みも出来るので、重要なポイントに焦点を当て理解を高めることも可能。また、動画を撮影し、瞬時に電子黒板に映しだし再生することで、絵本の読み聞かせの練習やダンスの練習などに効果的に活用することが出来ます。

写真:ぼうけんくんで手元の教材を撮影
ぼうけんくんで手元の教材を撮影。
写真:子黒板に画像を転送
子黒板に画像を転送。
写真:絵本の読み聞かせ練習を動画撮影
絵本の読み聞かせ練習を動画撮影。

タブレット型PCと電子黒板で双方向のアクティブな授業を

タブレット型PCと電子黒板を無線LANで接続し、学習支援ソフト「eトーキー GL50 for school」(以下eトーキー)を使うことで、双方向の通信をすることが出来ます。グループ学習で話し合った内容をタブレット型PCから電子黒板に転送し、画面分割でグループ全ての画面を共有。他のグループの内容と比較して理解を深める効果に繋がります。「eトーキー」は学生側のタブレット型PCの画面共有をするだけでなく、先生が電子黒板に映した画面を学生に配信し問題を解かせたり、意見を集約したりすることも出来、双方向のやり取りをすることで授業の活性化にも繋がります。

写真:タブレット型PCの教材をグループで確認
タブレット型PCの教材をグループで確認。
写真:グループ毎の画面を電子黒板に画面分割
グループ毎の画面を電子黒板に画面分割。
写真:タブレット型PCに直接書込み
タブレット型PCに直接書込み。

ご担当者の声

ICT機器を常設することにより、先生方は授業をスムーズに進めることが出来るようになりました。

ICT機器は学生の興味関心を高めるツールの一つ。ノートに書き込むよりも楽しんで授業を受けている姿が見られます。先生方も日常的にICT機器を使えるように、今後は楽しみながら、新しいことにも挑戦しながら授業の活性化を進めていきたいと思います。後期は卒業発表で演劇やダンスの発表があるので、ぼうけんくんやタブレット型PCの活用度が高まると思います。学生たちには自由に積極的に機器を使っていける環境も整えていきたいと思います。

今後は、実習の期間休んでしまう学生に対する取組みも検討していきたいと考えています。ICT機器を使いこなして、コンテンツを充実し、幼児教育がどんなことをやっているのかということを広く知らしめていきたいと思います。

写真:盛岡大学短期大学部 教授 大塚健樹様(右) 助教 岸 千夏様(左)
盛岡大学短期大学部
教授 大塚健樹様(右)
助教 岸 千夏様(左)

主な納入機器 ソリューション

  • ディスプレイ型電子黒板 ×4台
  • 液晶プロジェクター ×6台
  • 文教用デジタルビデオカメラ「ぼうけんくん」 ×21台
  • タブレット型PC ×20台
  • 音響設備 ×6式