学校法人 松山大学様
松山大学様は、大正時代に地元の熱い要望を受け、松山高等商業学校として発足。地元を大切に思う精神はいまに受け継がれ、2016年新築の樋又キャンパスは「地域社会に開かれたキャンパス」をめざした開放的な構造に。明るい教室にはパナソニックのDLP?方式レーザープロジェクターが採用されています。
ご導入の経緯
デモ機での検証を繰り返し、採用機を選定
2016年4月にオープンした樋又キャンパスでは、大小さまざまな教室が中庭を囲むように並んでいます。ガラスで仕切られた空間は、教室とは思えない開放的なつくりで、廊下から室内を見通すことができます。「当キャンパスは地域社会との連携をコンセプトに、多くの方々の来訪によって、学生の修学意欲の向上や、地域との研究交流の隆盛につなげたいと考えています」。村上宏之学長が話されるとおり、講義を熱心に受ける学生さんたちの姿に自然と向学心が芽生えます。しかし、自然光が差し込む環境では高輝度のプロジェクターが必要になります。
そのため、機器の選定には一定の基準を設けられました。「設備担当の職員が、複数種のデモ機を借り、好天時に検証を繰り返しました」。明るさのほかに、『コントラストのよさ』『16:10の画像比率』『WXGAリアル対応以上の高解像度』、そして『教育現場での実績』を条件に検証され、導入されたのが、パナソニックのDLP?方式レーザープロジェクターでした。
システムの紹介
アクティブラーニングを意識し3ヵ所に設置
樋又キャンパスの31の教室の机はすべて可動式。「アクティブラーニングに対応しての設備です。学生には自主的な学習活動や社会人との共同活動によって、豊かな知識と経験を身につけてほしいですからね」。とくに中教室ではスクリーンを3方向に設置し、グループワークに対応。どの席に座っても見やすい環境づくりが実現できています。
経時変化のない安定した明るさで利用時の不満を解消
「教員はプロジェクターの映像の品質にとてもシビアです。少しでも暗いと指摘が入ります。樋又キャンパスでは現在、不満の声があがっていないことを考えると、機種の選択は的確だったといえるでしょう」とは村上学長の安堵の言葉です。レーザー方式はランプ方式のプロジェクターと比べて、経時変化による明るさの低下が極めて少なく、こうした特長も導入時に重視された点です。
レーザー方式ならメンテナンスの手間を軽減
松山大学様では、ランプ方式のプロジェクターについては、突然のランプ切れや明るさの劣化を防ぐため、定期的に使用時間を確認し、1000時間を目安にしてランプ交換をおこなっておられます。「レーザー方式ならこうしたメンテナンスを軽減でき、他の作業時間に当てることができます」。
学外の講師や教室の貸出しを考え操作性も重視
樋又キャンパスでは、社会人を招いての講義や、地域や他校への教室の貸出しを予定されています。そこで、プロジェクターに不慣れな人でも、職員のサポートがなくてもスムーズに活用できるよう、シンプルな操作をめざしておられます。レーザー式なら、ランプ式のようにウォームアップに時間を要することなく、瞬時の起動が可能。「学生にもプロジェクターを使ってもらいたい」と村上宏之学長がおっしゃるなか、こうした特徴も喜ばれています。
主な納入機器 ソリューション
- 1チップDLP?レーザープロジェクター PT-RW630JW×7台
- 1チップDLP?LED/レーザーハイブリッドプロジェクター PT-RW330×32台